ふり返ってみてわかることですが、40代半ばから、更年期をむかえて体が下方に大きく変化していく中、心にもその影響が大きく出ていました。
10数年務めた職場でも、どんな努力もすべてが裏目に出る。休んでも疲れは取れず、いつも、とにかく休みたいと思っていました。
好きな仕事のはずなのに、やりたいことは何もない。役職も上がっていて、自分から動かないとなにも始まらない。だけど何も作れない。考えられない。辞めたところで他にやりたい仕事もない。きっと雇ってくれるところだってない。それ以上に、もう働きたくない。
どうしよう。毎日頭の中がぐるぐるしていました。
(当時旅行したブリュージュ。頭のなかもいつも霧がかかっていました)
そんな状態がどんどんひどくなり、直属の上司と大きく衝突するようになりました。見かねた別の女性上司にレディスクリニックを紹介され、受診したのが昨年1月。受診したその場で「抑うつ状態、更年期症候群、要静養」という診断書を出してもらい、翌日提出、その翌日から休職することになりました。
まさか自分が!
そのままずるずる10カ月も休み続け、結局、退職、転職。
そしていま、新しい仕事にやりがいを感じつつ、新しく出会ったコーチングの分野での夢もいだいて、こうしてブログを書いています。
この間、同じような体験をした方、転機を乗り越えた方たちの体験談に、とても助けられました。体験を書くこと、伝えることで心の整理がついたという声も聞きました。
それではわたしも、体験を少しずつ書いてみよう。誰かのささやかな役に立てるかもしれないなんて、うれしいではないですか。
書くことを後押ししてくださった方々に、心から感謝!