コーチングとの出会いは5年前。
昨年まで10数年間勤めていた職場では、
入職してわりとすぐに小さなチームのまとめ役になり、グループのマネージャーになり、
複数グループの部長になり、その間に全体のスタッフ数も増え、
部長の管轄範囲はどんどん広がり、責任もどんどん重くなっていきました。
マネジメントは大嫌い。タイプでもない。やる気もなし。当然チームはまとまらない。
でも、あきらかに向いてないわたしを管理職にした上司の責任、と開き直っていました。
ある時期、成果目標を達成できず悩む日が続き、
発想を変えるには会う人を変えて、今までと違うことをするしかないと、
思い切ってコーチングを申し込むことに。
2年後――。
忘年会で、入社時からの同僚がしみじみと言いました。
「かおりさん、本当に変わったよねえ」
「前はみんなの敵みたいな感じで、チームの空気も冷たかったけど、
いまはメンバー思いのマネージャーになって、空気もよくなって」
あら、敵とまで思われてたか。無理もないが。
ではいつから変化を感じてたんだろう? 聞いてみると、ちょうど2年前。
コーチングを受け始めた時からでした。
チームの人たちとのコミュニケーションは、はなからあきらめていました。
コーチングでも、直接のテーマにしたことはほとんどありません。
それでも、コーチと話したことを淡々と取り組んでいるうちに、
わたしは誰の目からもわかるほど大きく変わり、関係も変わっていました。
2年間、どんなコーチングを受けたのか?
自分が変わったことでどんな成果が生まれたのか?
わたしはそのまま良き管理職になれたのか?
それはおいおい書くとして、
コーチングで人生変わったと言っても過言ではありません。
でもまさか、自分がコーチになるとは。