2022124日に、8年前にミンダナオで締結された、イスラム教とカトリックの和平合意を記念した民間主導の国際平和会議が行われ、51カ国から22,000人以上の社会的代表者らが参加し、各分野での平和を促進する計画を宣言するメッセージなどが発表されました。

 

国際平和団体「天の文化世界平和光復(以下HWPL)」では、全世界の平和を願い、各国の国家元首、宗教指導者、女性団体、青年団体、教育機関と協力し「平和の使者」の教育と育成を行ってきました。

 

その一環として124日には、8年前にミンダナオで締結された、イスラム教とカトリックの和平合意を記念した民間主導の国際平和会議が行われ、51カ国から22,000人以上の社会的代表者らが参加しました。

 

平和の日を祝う国際平和会議
2022124日、HWPLはミンダナオで8年前に締結されたイスラム教とカトリックのコミュニティ間での平和合意を記念して、平和の日を祝う国際平和会議を開催しました。

 

2014年、国際NGOであるHWPLは、地元の代表者による平和協定を提案することにより、ミンダナオでの紛争終結を仲介し、当時マギンダナオ州知事だったエスマエル・G・マングダダトゥと、地元の指導者を代表するダバオ大司教の名誉大司教フェルナンド・カパラが、HWPLのイ・マンヒ会長が見守る中、平和協定への署名が行われました。

それ以来、マギンダナオ州とモロイスラム解放戦線(MILF)は、124日を「HWPL平和の日」と宣言し、ミンダナオの平和構築のための国際協力と地域パートナーシップを再確認するための毎年恒例のイベントとして記念しています。

 

この平和会議は、「天と地の平和の法則」をテーマとし、宗教間、異教徒間の調和を促進し、平和のための国際法を確立するための国民の支持を高める事を目的として行われ、今回は51ヵ国から22,000人を超える社会的代表者が集まりました。

主要な人物として、ビセンテ・ソット上院議長、パンフィロラクソン上院議員、シンシアビリヤール上院議員、ロナルド・デラロサ上院議員、アレクサンダーゲスムンド上院議員、フィリピンのTVニュースキャスターマリス・ウマリ氏が祝辞をし、さまざまな分野の講演者として、法律、教育、若者、女性、民間企業、メディアなど、それぞれの分野で平和を促進する計画を宣言するメッセージも発表されました。

 

また、イスクコン・テンプル・カーンプルの代表は、HWPLが主催する宗教連合事務室(WARP)に参加し、「宗教指導者が話し、共有し、話し合い、学ぶためのグローバルプラットフォームとして参加することを決定した」と語られ、フィリピンの教育部門を代表して高等教育委員会(CHED)のロナルド・アダマット委員は「民間企業を含む政府のあらゆる機関や組織が平和活動、イベント、および式典を通じて、平和を同時に祝い、遵守するよう促す賛同文を発表しました。これは、教育部門でも祝福され、遵守されなければなりません。」と表明しました。

 

「私たちの目的は、世界中のすべての人々が力を合わせて平和な世界をつくり、それを後世に残すことです。戦争のない平和な世界にするために、私たちは平和のメッセンジャーになりましょう。そして、世界中の人々が平和を希求する気持ちを、この平和の日で思い出してもらいましょう」とイ会長は閉会の辞を述べました。

 

このことを機に、日本でも平和への意識を高め、世界に後れを取ることなく、積極的な参画を目指していかれることを願います。

 

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高野
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