いつもありがとうございます、

神戸です。

 

いよいよ今週末から

傾聴の学校1st2期が

スタートします。

 

目に見えない心のことを

伝えていくのが

幸せな時間なのですが、

 

受講生とリアルに

お会いできることこそが

人生のいちばんのご褒美と

感じています。

 

今からワクワクが

止まりません!

 

さて、ワクワクが止まらない状態で

サーフィンも行ってきたのですが、

 

台風の影響で

とっても波が高い状態でした。

 

いやでも、半年間

努力してきたわたしに

 

乗り越えられないものはない!と

高波チャレンジ。

 

見事に海底に叩きつけられて、

海底にキッス。

 

海底の味は

砂の味に似ていました。

 

そして、鼻の下が

伸びるどころか擦りむけ、

 

形のいいお鼻にも

アザがのこっていくのでした。

 

いやーーーー

サーフィン楽しいっすね!!笑

 

全く想像通りに

うまくいかないのが

本当に面白い!

 

もっと上手くなりたい、

上達したいと

意欲が増すばかりです。

 

さてさて、話は変わって

7月はZOOMで

ちょこっと勉強会という企画で

3度ほど行ってみましたが、

 

とくに注目を浴びたテーマが

「パートナーシップ」と

「子どもとの関係」です。

 

いずれも、生活に密接する

いちばん近い人間関係。

 

もし、その人間関係が

崩れてしまっているとしたら、

 

日常に大きな弊害を

もたらせてしまいますよね。

 

そして、同時に

子どもの心が閉ざされてしまっていて、

 

家族らしい会話が

できていないとしたら、

 

将来のことなども

不安になっていきますよね。

 

今日はそんな

「子どもの心」をテーマに

書いてみたいと思います。

 

どうか、好きな飲み物を

そばに置いて、

肩の力を抜いて

読んでみてくださいね。

 

「子どもの本当の気持ちが

わからない」

 

「最近、何を考えているのか

見当もつかない」

 

「話しかけても、返事は

“普通”か“別に…”だけ」。

 

家庭や子育ての中で、

こんなもどかしさを

感じている方は

多いのではないでしょうか。

 

私は傾聴の学校という

心理カウンセラー養成の現場で、

 

多くの親御さんや支援者、

そして子どもたち自身と

向き合ってきました。

 

そのなかで実感するのは、

「子どもの心を本当に開く関わり方」は、

 

単なる“話を聞く”や

“共感する”という

テクニックの枠で

測れないということ。

 

心理学の見地から見れば、

「傾聴」は子どもの“外側”だけでなく、

“内側の世界”への

アプローチが必要になります。

 

今の時代、情報も技術も

溢れているからこそ、

 

“表面的な聞き方”や

“テクニック的な反応”だけでは

 

子どもの心の扉は

びくともしません。

 

この記事では、

 

「なぜ子どもの心が閉じてしまうのか」

 

「どうすれば本質的な傾聴によって

扉を開くことができるのか」

 

を掘り下げていきます。

 

きっと、

 

「子どもともっと深くつながりたい」

 

「家庭をもっと安心できる場所にしたい」

 

と願うあなたの

ヒントになるはずです。

 

 

  1. なぜ“話を聞いているのに”心が開かれないのか

 

「ちゃんと聞いている

つもりなのに、子どもは

心を開いてくれない」

 

こう悩む親や支援者は

とても多いです。

 

心理学的に見ると、人は

「言葉のやりとり」だけでなく、

“空気”や“非言語”を通し、

相手の本音を読み取ろうとします。

 

たとえば、こんな場面を

想像してみてください。

 

子どもが何か話し始めたとき、

ついスマホやテレビに

目がいってしまう。

 

子どもの言葉に

「こうすればいいのに」

「もっとこうしたら?」と

すぐアドバイスをしてしまう。

 

本人が話す前から

「大丈夫?」と不安そうな顔や

声で問いかけてしまう。

 

こうした“ちょっとしたクセ”や

“雰囲気”の積み重ねが、

「どうせ本音は

分かってもらえない」と

子どもの心に蓄積していきます。

 

最新の脳科学でも、子どもの脳は

親や身近な大人の

“表情・声のトーン・しぐさ”から

「安全な存在か/危険な存在か」を

瞬時に見抜きます。

 

そして安心できないときは

“自己防衛”として心を閉じる回路が

働くことが示されています。

 

つまり、

「傾聴がうまくいかない」のは

親の愛情や努力不足ではなく、

無意識レベルの

コミュニケーションギャップが

起きているから。

 

表面的なテクニックや

「話を聞く=正解」といった

思い込みをいったん脇に置いて、

本当の意味での

“心の安全基地”をどう築くか。

 

ここが、これからの

傾聴術の最大のテーマです。

 

 

  2. “ありのままを受け入れる”という、最も深い傾聴

 

心理学の臨床現場でわかってきたのは、

「子どもの心を本当に開く」のは

“安心感”と“無条件の受容”です。

 

これは「甘やかす」

「好きにさせる」とは全く違います。

 

子どものどんな言葉や沈黙、

感情の爆発にも、

「否定も、修正も、評価もしない」

時間をつくるということ。

 

心理学者カール・ロジャースが

提唱した“無条件の肯定的関心”

という概念があります。

 

ロジャースは、

「人間は本質的に

成長と癒しの力を内側に持っており、

十分な“受容”のなかで

自ら心を開き、変化していく」と

繰り返し強調しています。

 

つまり、“傾聴の真髄”とは

 

・「なんでそうしたの?」ではなく、

 「そう思ったんだね」と

 一度まるごと受け止めること

 

・「正しさ」や「大人の常識」よりも、

 “あなたの存在そのものが

 価値だよ”とメッセージを

 伝え続けること

 

この“ありのままの受容”こそが、

子どもの脳と心の緊張をゆるめ、

安心して扉を開く

きっかけになるのです。

 

さらに、近年のアタッチメント理論や

発達心理学でも、

“安全基地”の役割を果たす

大人とのやりとりが、

 

子どもの自己肯定感や社会性の

土台を作るとわかっています。

 

 

  3. 子どもの心をひらく「はなしの聴き方」5ステップ

 

ここからは、家庭でもすぐに

実践できる聴き方の

5ステップをお伝えします。

 

ステップ1:まず「大人自身の心」をリセットする

 

子どもの話を聴く前に、

まず自分の“気持ち”を

整えましょう。

 

親が「イライラ」「焦り」

「正解を探す気持ち」で

いっぱいのままでは、

 

どんなに“聞いているフリ”を

しても、子どもには本当の

安心感が伝わりません。

 

コツは、深呼吸して

「今、私の状態はどうかな」

と自分を観察すること。

 

もし余裕がなければ、

「ちょっと休憩しよう」と

自分をケアしてからでも

大丈夫です。

 

ステップ2:「今この瞬間」に意識を向ける

 

子どもの話に耳を傾けるときは、

スマホもテレビも手放し、

全身で“今ここ”に集中して

みましょう。

 

視線や相づち、体の向きなどの

小さなサインが

 

「あなたのための時間だよ」

と伝えてくれます。

 

非言語的コミュニケーションが

信頼関係づくりを

応援していきます。

 

ステップ3:言葉の奥の“感情”にフォーカスする

 

子どもが話す内容が

どんなに稚拙でも

否定したくなる時でも、

 

「そう思ったんだね」

「そう感じたんだね」と、

 

“言葉の奥の気持ち”を

ゆっくり確かめましょう。

 

たとえば、「学校なんか

つまらない」と言われたら、

 

「そうか、つまらなく

感じてるんだね」と

受け止め味わっていく。

 

アドバイスや説得ではなく、

この聴くというプロセスが

 

子どもとの絆を深めていく

ということを

忘れてはいけません。

 

ステップ4:「沈黙」も大事なメッセージと捉える

 

子どもがなかなか話してくれない

とき、親は焦って

 

「何か話して」と詰め寄って

しまいがちですが、

 

“沈黙”も立派な

コミュニケーションです。

 

心理療法の現場では

「沈黙耐性」がセラピストに

必須のスキルとされています。

 

子どもが黙っている間も、

ただそばにいる、

あいづちだけ打つ。

 

この無条件性が心の扉を

ノックし、子どものタイミングで

ドアを開けることができます。

 

ステップ5:「話してくれてありがとう」と受け止める

 

どんな小さな一言でも、

子どもが話してくれたことを

「ありがとう」と感謝し、

 

その一歩を認めましょう。

 

(心からの感謝を示さないと

逆効果になるので注意)

 

この“受容”の繰り返しが、

 

「ここなら本当のことを

言っても大丈夫」と、

 

子どもの心に“安全基地”を

育てます。

 

これが皆に伝えたい

愛のプールなんですよね。

 

 

  4. 傾聴は、愛と勇気で「心の扉」を開く魔法

 

いかがでしたか?

 

子どもの心を本当に開く

傾聴術は、「話を聞く」や

「共感する」といった

表面的な技法ではありません。

 

親や大人自身が“今ここ”を

大切にし、自分の心と

子どもの心を同時に

やさしく受け止める

 

この“無条件の受容”と

“安心の空気”があってこそ、

子どもは初めて心を

開いていきます。

 

ときには失敗したり、

うまくいかない日が

あっても構いません。

 

完璧を求めすぎず、

「今日できる小さな一歩」

に目を向けてみてください。

 

あなたの“優しいまなざし”と

“寄り添う心”は、

子どもの無意識に

しっかり届いています。

 

やがてそのぬくもりが、

「本当の自分を話してみよう」

と思える勇気となり、

親子の絆を深く

育てていくことでしょう。

 

どうか、あなた自身を

いたわりながら、

今日も“心の扉”を

ノックしてみてください。

 

小さな傾聴の積み重ねが、

きっとお子さんの心に

“生涯の安心感”という

宝物を残してくれます。

 

子どもは存在するだけで、

親に「愛のエネルギー」という

プレゼントをしてくれます。

 

その愛に応えられるように

「あり方」を整えて

いきましょうね。

 

愛する子どもと一緒に、

深い関係を築いていきましょう。

 

あなたの親子関係に、

たくさんの温かな奇跡が

訪れますように。

 

神戸より愛を込めて。

 

 

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本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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