いつもありがとうございます
神戸です。
今日は1日、家での作業。
めっちゃ珍しい日ですね。
雨も降っているし、
書斎の前でコツコツと
仕事をするのも悪くないです。
お気に入りのコーヒーを
目の前におき、定期的に飲む。
カップが空になったら
「誰が飲んだ!」と
意味不明にボケながら
執筆しています。
「近い人ほど、
なぜかうまくいかない」
わたしはよく、
こんな相談をもらいます。
①「家族やパートナーとは、
本当はもっとわかり合いたい
のに、なぜかうまくいかない」
②「気は合うはずなのに、
些細なことで衝突してしまう」
③「大切な人ほど、
どう接すればいいのか
わからなくてモヤモヤする」
あなたももし、
そんな気持ちがあるなら、
好きな飲み物でも用意して、
リラックスしながら
読み進めてみてくださいね。
今回のテーマは
「一番近い人間関係を
良好に保つための『聴く技術』」
です。
職場の人間関係も大切ですが、
日常をともに過ごす家族や
パートナーとの関係が
心地よくなると、
安心感がぐっと増します。
けれど実際には
「いちばん近い存在だからこそ
衝突しやすい」という悩みを
抱えている方も多いのです。
その原因として多いのが
“聴く”という行動が
見過ごされていること。
どうすれば近しい人と
やさしく関係を築けるのか?
その鍵は「本当に相手を
大切にする聴き方」にあります。
以下、“聴く技術”について
お伝えしていきますね。
1. なぜ身近な人ほど衝突が起きるのか?
家族やパートナーなど、
親しい関係において
次のようなすれ違いが
起こりやすいです。
①「ささいな会話で
わかってくれてない!」
と感じてイライラする
②「急に相手が
無関心に見えてしまう」
③「大切だからこそ
つい強く言ってしまう」
心理的に近い関係ほど、
「言わなくても通じるはず」
という期待が生まれやすく、
それが衝突のもとになるのです。
また、忙しさから
じっくり“聴く時間”が
取れず、
「わかってほしい」
「気づいてほしい」が
蓄積して爆発することも。
けれど、それを
「あきらめ」てしまうのは
本当にもったいないのです。
「深く聴く」ことが
絆を再生する
「聴く技術」というと
専門的なイメージがあるかも
しれませんが、
家族やパートナーとの間でも
非常に効果を発揮します。
研究でも、
相手の話を遮らず
「まずはすべて受け止める」
だけで満足度が上がる
とされています。
とくに親密な関係ほど、
「ちゃんと聴く」ことの
影響は大きくなります。
2. 身近な人への「傾聴」5ステップ
①【話す“場”を作る】
思いつきで話すのではなく、
テレビやスマホをオフにし、
聴ける場所と時間を整える。
②【最後まで聴く】
途中で口を挟まず、
「うん、うん」と
合いづちを打ちつつ
最後まで話を聴く。
③【やさしい共感を添える】
「それは大変だったね」
「そりゃ腹も立つよね」
など、短い共感を入れる。
④【私の視点を短く伝える】
「わたしは○○が心配だった」
など、短く“感情”を伝える。
「Iメッセージ」を意識する。
⑤【会話の余白をつくる】
「これで全部かな?」
「他にもあれば聴かせて?」
と投げかける。
共感は“呼吸”を合わせること
大切なのは
「相手の呼吸を聴くように」
傾聴することです。
呼吸を合わせるように
自然に話すことで、
リラックスしやすくなります。
また、身近な人には
「言わなくてもわかる」
という期待が強くなりがち。
だからこそ、
“わかりたいから聴いている”
という姿勢を
明確に伝えることが大切です。
3. 受講生からの質問に回答します
Q1. 近しい人に
感情的になってしまいます
→合いの手を入れる前に
“ひと呼吸置く”習慣を。
感情が湧いたら
「ちょっと落ち着かせてね」
と一言添えるだけでも違います。
Q2. 子どもから「うるさい」
と言われます
→あえて“沈黙”を
受け止めるのも傾聴の一部。
「しゃべりたくなったら
ここにいるよ」と伝えましょう。
Q3. パートナーが話したがらない
→“無口な性格”を
否定せず受け止めてみて。
時々「最近どう?」と
やさしく声をかけるだけでOKです。
4. 「まずは聴く」だけで関係は変わる
「わかり合えるはず」
という思い込みを
いったん手放して
「ちゃんと聴く」ことで
見えてくるものがあります。
たった数分の時間でも
・場を整え
・相手の話に耳を傾け
・やさしい合いづちを添え
・自分の気持ちを伝え
・「もっと聴かせて?」と
対話を深める
こうした姿勢が
ふたりの関係を
もっとやさしく
あたたかくしてくれます。
今日からできる一歩を
まずは、
今日のどこかで
パートナーや家族の話に
耳を傾けてみましょう。
きっとそこに、
あなたが思っている以上に
深くてあたたかい
つながりが待っているはずです。
神戸より愛を込めて
傾聴の学校はこちらから
ご登録ください。