いつもありがとうございます。
神戸です。
昨日は「傾聴の学校2nd」の
リアル講座を開催しました。
人生は一生、学びの連続。
とくに今週は濃い時間でした。
先日お届けした右脳についても、
とても大切なテーマです。
フロイトやユングが説いた
潜在意識のように、
私たちはまだ
使われていない脳の力を
秘めています。
スピリチュアルの世界では
「アカシックレコード」と
表現されることもありますね。
その未開拓な力を
目覚めさせることで、
私たちはより自由に
感情や現実と向き合えるように
なっていくのです。
今日は、「武士道」の著者
新渡戸稲造さんの思想から、
孔子が説いた「仁」を通して
見えてくる傾聴の世界を
お届けします。
好きな飲み物を片手に、
リラックスしながら
読んでくださいね。
1. 忙しい毎日に“本当に大切な人の心”へ寄り添いたいと思う瞬間、ありませんか?
「傾聴が大切」とは聞くけれど、
・余裕がない
・相手とすれ違ってしまう
・わかってほしいのに伝わらない
そんな体験、
きっと誰にでもあると思います。
そんなときこそ
学びたいのが「仁」という考え方。
「仁」は古い道徳ではなく、
“他者へのやさしさ”として
現代にも活きるものです。
孔子が説いたこの概念は
どこか懐かしく、
でもとても新しい。
「相手の苦しみを
自分ごとのように感じ取る」
この姿勢が、
深い傾聴の鍵になります。
今回は、
そんな「仁」のこころが生む
やさしい傾聴の力について、
一緒に紐解いてみましょう。
2. 【ありがちなすれ違い】大切な人を思うほど“耳”が閉じてしまう?
1)口をはさむつもりはないのに
つい話の途中で割り込んでしまう。
2)アドバイスのつもりが
なぜか“説教”になってしまう。
3)正しいことを言っているのに
反発されてしまう。
家事や仕事に追われる中で、
家族や同僚との会話が
ギクシャクすることは
誰にでもあるもの。
とくに50代以降は、
経験が豊かであるがゆえに
“伝えたい気持ち”が
強くなりすぎることもあります。
いざ相手の話を聴こうとしても──
・相手のイライラに引っ張られる
・つい先回りしてアドバイスしたくなる
・過去の失敗がよみがえり
自分も緊張してしまう
そうなると、
深く“聴く”余裕が
失われてしまいます。
実はそこにあるのが、
「相手よりも自分を優先する」
無意識の姿勢です。
「仁」とはまさに、
この“優先順位”を反転させる
こころの態度なんですね。
3. 【やさしさの傾聴術】「仁」を現代に活かすには?
孔子の言葉を借りれば、
「仁」とは他者の幸福を
“自分ごと”のように考えること。
実際にやってみると、
とてもシンプルです。
1)あなたのつらさを
私も一緒に感じようとする
2)私たちそれぞれの幸せを
一緒に大事にしたいと願う
この姿勢ひとつで、
表情・態度・言葉のすべてが
変わってきます。
心理学でも「共感」は
人との絆を深める重要な要素。
スタンフォード大学の研究では、
共感的に聴くことで
相手の脳が安心感を得て
本音を語りやすくなることが
示されています。
つまり、孔子の「仁」は
現代の科学的知見にも
しっかり裏打ちされているのです。
【やさしさを形にするステップ】
ステップ1:
“自分の心”を
やさしく受け止める
ステップ2:
相手の言葉を
ジャッジしないと決める
ステップ3:
声や表情に
少しだけあたたかさをのせる
ステップ4:
相手の“不安”や“願い”に
意識を向ける
4. 【Q&Aコーナー】
Q1:相手が攻撃的なときは?
A1:まずは距離を置くのも必要。
穏やかな場が整ったときに
再び向き合ってみましょう。
Q2:自分の気持ちを
抑え込むだけではだめ?
A2:抑えるより「両方を尊重する」こと。
自分の思いも大切にしながら
相手に寄り添うのが“仁”です。
Q3:50代からでも変われますか?
A3:もちろんです。
むしろ経験があるからこそ
深いやさしさを
育むチャンスがありますよ。
5. 最後に──
「仁」から生まれる傾聴は、
相手の心をやさしく包みこみ、
同時に自分自身をも
癒してくれます。
ほんの少し静かに、
ほんの少し丁寧に。
次に誰かと話すとき、
「仁」のこころを
そっと意識してみてください。
あなたの聴く力が
大切な人との関係を
よりあたたかく
深いものにしてくれることを
心から願っています。
これからも一緒に、
やさしさの輪を
広げていきましょう。
神戸より愛を込めて。
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