いつもありがとうございます、神戸です。
先日は、由比ヶ浜までおもむき、
サーフィンを楽しんできました。
今まで飾りでしかなかったショートボードにも
挑戦し乗れた瞬間は一生の中でも
輝く記憶として残り続けていくことでしょう。
そして、なんと今日は2本のボードを持っていき
1時間ずつ楽しむという、
なんとも豊かさの達人のようなことを
おこなってきました。
一言言わせてください。
めっちゃ幸せです。
さて、そんなサーフィン自慢は脇におき、
今日伝えていていきたいのは
「やめること」についてです。
わたしがサーフィンを楽しめるようになったのも、
やめることリストをつくってきたから。
もしも、日々の生活のなかで
「なんだか疲れてしまう」「気づくと時間がない」
「落ち込むことが多い」……
そんな状態にあったとしても大丈夫。
実は、毎日の暮らしに少しだけ
「やめること」を取り入れるだけで、
心が驚くほど軽くなり、
自分らしい幸福感を取り戻せます。
「やりたいことをやる」大切さはよく耳にしますが、
今回はあえて真逆のアプローチである
「やめること」にフォーカスしませんか?
なぜなら、溢れかえる情報やタスクに
押し流されてしまう現代では、
“何をやるか”よりも“どれをやめるか”が、
人生の幸福度を大きく左右しているからです。
この記事では、「なぜ『やめること』が
幸福感に直結するのか?」
を掘り下げながら、
今日からすぐに始められる
「やめることリスト」をご紹介します。
仕事や家事をがんばるあなたに、
そして毎日を支えているにもかかわらず
心がモヤモヤしがちなあなたに、
“やめる”勇気の素が届きますように。
ぜひ最後までおつき合いくださいね。
1. なぜ、こんなにも「余裕」がないのか?
そもそも、どうして私たちは
「やること」を増やすほど
ストレスを溜めてしまうのでしょうか?
答えはシンプルで、
社会の変化や価値観の多様化によって、
いろんな情報やタスクが雪だるま式に
増え続けているからです。
そして増えたタスクを「全部やろう」
と真面目に取り組むほど、
心と身体は休まる時間を失ってしまいます。
・「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」
と考えると、焦りばかりが募る
・スキマ時間があると、ついSNSをチェックして
疲れてしまう
・自分の好きなことを楽しむより、義務感だけで
日々が埋まってしまう
気づけば、
「ああ、なんでこんなに余裕がないの?」
と自分を責めてしまうことも少なくありません。
実はそうした状況を根本から変えてくれるのが、
「やめる」ことを先に考えるアプローチです。
心を疲弊させるムダを減らすだけで、
新しい息抜きや小さな幸せに気づけるように
なります。
人間関係や仕事の進め方で
無理に頑張りすぎていないか、
ぜひ一度、立ち止まってみませんか?
2. 「心のスペース」を広げる重要性
「やりたいことを増やす」のではなく、
「やめるべきこと」を先に見直す。
そのほうが、あなた本来のペースを取り戻し、
幸福感をあたたかく感じやすくなります。
心理学的にも、「認知的リフレーミング」
と呼ばれる方法では、
いきなりプラスを増やすよりも、
マイナス要素を削るほうが
脳内のストレス物質が減りやすいと
報告されています。
これはネガティブな思考パターンや
過剰な責任感を一度手放すだけで、
前向きな感覚が自然に芽生えやすくなる現象を
表しています。
言い換えれば、「足し算」ではなく「引き算」の視点を
取り入れるだけで、私たちの脳は
“ラク”な方向へシフトしやすいというわけです。
3. 「幸福感」を生み出すための「やめる」ための4ステップ
ここからは、実際に“やめること”を決めるための
ステップをお伝えします。
一度に全部をやろうとせず、
自分に合いそうなものから気軽に
始めてみてくださいね。
ステップ1:現状の「やること」を書き出す
まずは、あなたが日常で
「やること」だと感じている項目を
ざっとリストアップしてみましょう。
仕事・家事・育児・買い物・趣味など、
1日の流れを思い浮かべながら
書き出すだけでOKです。
ここではまだ、“必要・不要”の判断をしなくて大丈夫。
頭のなかにある「やるべきこと」の可視化が
狙いです。
ステップ2:本当に必要?「やらなくても死なない」ものを丸ごと見直す
書き出したリストを眺めて、
「これ、本当に私がやる必要ある?」
と問いかけてみましょう。
たとえば、“誰かほかの人に代わってもらえないか”
“やらなくても生活に大きな支障が出ないか”
“いつか時間のあるときに回せないか”
など、案外「なくても平気」なものが見つかります。
・毎朝張り切って作っていた豪華な朝食メニュー
・頼まれたら断れない職場の雑務
・なんとなくチェックしてしまう
SNSのグループチャット
これらに意外と自分の時間やエネルギーを
取られているかもしれません。
自分がやらなくても支障がないのなら、
「やめる」選択肢を考えてみると、
空いた時間をより有効に使えます。
ステップ3:手放す前に「相談」しておく
もし家事や仕事など、
他者との関わりがある行動をやめるときは、
いきなり独断でやめてしまうとトラブルが
起こりやすいです。
そこで、「実は、これ少し負担で……」
と一言相談をしておくのがベスト。
相手が納得してくれれば、
こちらも罪悪感なく“やめる”ことが
できます。
心理カウンセリングの観点でも、
人は「納得しないままの変化」に対して
強いストレスを抱えがちです。
相談をするだけで、
そのストレスが大きく軽減されます。
職場でも家庭でも、
「ちょっとこれをやめてみたいんだけどどうかな?」
という相談があれば、周りも
「それならOK」と思いやすいのです。
ステップ4:「削ぎ落とした時間」で幸せを味わう
「やること」をやめた分だけ、
あなたの時間や心のスペースは増えます。
その空いたスペースには、
“好きなこと”を詰め込んでもいいし、
“ぼんやりする時間”に使ってもOK。
「あれ? 意外と“やらなくてもいい”で回るんだ」
と気づければ、自然と肩の力が抜けて
幸福感がじわりと湧き上がるものです。
ここで大事にしたいのが
「小さな感謝」を育む姿勢です。
たとえば、なんとなく先延ばししていた趣味に
一歩踏み出す人もいれば、
何年も会っていなかった友人と
会う時間をつくる人もいます。
それだけで「こんなに私、自由だったんだ」
と実感して、自己肯定感まで
高まりやすくなるのです。
4. ポイント説明
ここで押さえておいてほしいのは、
決して「頑張るのを全部やめる」わけではない、
ということ。
むしろ、“本当にやりたいことのために
余白をつくる”のが狙いです。
・嫌な雑用を我慢して頑張る人より、
自分の大事な仕事に全集中できる人のほうが
成果も出しやすい
・毎日クタクタになるまで家事を頑張る人より、
少しラクをしながら家族との笑顔の時間を
増やす人のほうが幸福度が高い
「やめることリスト」は、あなたの人生における
“余分なエネルギー消耗”を減らし、
代わりに“本当に大事なこと”へ注げる
エネルギーを確保してくれるのです。
いつもいただく受講生からの質問、相談者からの質問に答えておきますね
Q1: 「やめることリストを作ってみたけど、
なんだか罪悪感があります……」
A1. わかります。
まじめで責任感のある人ほど
「やめちゃダメでしょ?」
という気持ちが湧くかもしれません。
でも、「やめる=無責任」ではありません。
自分がやらなくても回る方法を
見つけることは、
決して悪いことではないんです。
むしろ、「どうやって最小限の労力で、
より良い成果を出せるか」を考えるのは、
仕事や家事の効率化につながる
“賢い”発想ですよ。
Q2: 「子育て中で、家事をやめる選択は難しそう
……どうしたらいい?」
A2. もちろん、お子さんの年齢によっては、
“やめる”のが難しいこともあります。
そんな場合は“減らす”とか“分担する”という
発想が役立つかもしれません。
夫や親、地域のサポートなどを頼るのも
一つの手です。
相手に「少し手伝ってほしいな」
と素直に相談するだけでも、
意外と快く引き受けてくれる人は多いですよ。
Q3: 「職場で雑務をやめたいけど、
同僚の目が気になって踏み出せません……」
A3. その気持ち、よくわかります。
職場の同僚への配慮もありますしね。
そこで大切なのが“やめたい理由”
を真摯に相談してみること。
具体的に「自分が優先すべき仕事がある」
「その雑務は○○さんのほうが得意だから
うまく回る」など、相手や会社に
メリットになるような視点を伝えられれば、
協力を得られる可能性はぐんと上がります。
5. まとめ
「幸福感」を生み出す「やめることリスト」
というテーマでお届けしましたが、
いかがでしたでしょうか?
・私たちが幸福感を損なう要因には、
ムダに頑張りすぎる習慣や、
やるべきでないことに時間を割いてしまう
構造が隠れている
・一度「やめること」を決めてみると、
不思議なくらい心に余白が生まれ、
「ああ、こんなに私、自由だったんだ」
と体感できる
・大事なのは、身近な人に一言相談をしたり、
リスクを最小限にしたりする
“ちょっとした工夫”で、
罪悪感が減り、スムーズに行動ができる
最初は「これ、やめてもいいの?」
とドキドキするかもしれません。
でも、やめてみると拍子抜けするくらい
何も起こらず、むしろ周りは
「そんなに無理しなくていいよ」
と受け入れてくれることも多いのです。
そこから生まれる余裕の時間や、
家族との笑顔のひととき、
あるいは自分の趣味や休息……
それらが幸福感を高めてくれるはず。
何かを増やして努力するのも素晴らしいけれど、
あふれすぎた「やること」を見直してみるだけで、
あなたの世界はもう少しゆるやかな風が
吹くでしょう。
あなたが“やめる勇気”を手に入れて、
自分だけの幸福感をしっかり味わえるよう、
心から応援していますよ。
「やってみようかな」と思えたら、
それだけで一歩前進。
どうぞ焦らず、少しずつ自分を幸せにするという
経験を重ねてみてくださいね。
きっと、その選択が、“豊かさを育てる”
大きなきっかけになるはずです。
この記事が、あなたの心の荷物を
ほんの少し下ろすきっかけになれば
うれしいです。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
あなたが選択することで手に入れるラクと幸せ、
どうか思う存分に受け取ってくださいね。
心から応援しています。
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