こんにちは、神戸です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は『強み』をテーマにお話ししていきますね。
もしよかったら、好きな飲み物でも用意して、
リラックスしながら読み進めてみてください。
私が主宰している「傾聴の学校」では、
“外側のテクニック”ではなく、“
自分の本質”を見つめることを
とても大切にしています。
そこで最初の鍵となるのが、
自分が本来持っている「強み」——
それを見直し、再発見することなんですね。
1. 「強み」が無いという思い込み
女性でも男性でも、特に30代を超えると、
日々の忙しさや周囲の期待に追われ、
自分が本当に得意なこと・好きなことを
見失いやすくなります。
家事に仕事、育児に人間関係——
気づけば「自分は何が得意だったんだっけ?」
と頭を抱えてしまうこと、ありませんか?
実際、心理学の現場でも
「自分には何の強みもない」
「才能を感じない」と話される方は
とても多いんです。
でも、それは“才能がない”のではなく、
“埋もれている”だけ。
何らかのカタチで周囲に合わせていたり、
「こうあるべき」という世間の価値観に
振り回された結果、
自分の持つ良さやポテンシャルが
眠ったままになっている場合が
少なくありません。
2. 内側から湧き出るエネルギー
ここでポイントになるのが「自分の強みの棚卸し」
ポジティブ心理学の世界的権威である
マーティン・セリグマン氏(ペンシルベニア大学)も、
強みを認知し、活用することが
人の幸福感や行動力の向上に役立つと
述べています。
どうして「強み」を知ることがそんなに
大切なのでしょう?
それは、私たちが本来好きで
得意なことにこそ、
“自分らしいエネルギー”が湧いてくるからなんです。
これこそが「傾聴の学校」でお伝えしたい、
“外から教わるスキル以前に、
自分の内面から湧きあがる力”というわけなんですね。
さて、それではどのようにしたら
「強み」を見つけることができるのでしょうか?
つぎの自宅でできる簡単なワークを通し
自己発見を深めてくださいね。
3. 「強み」を見つけるための4ステップ
ステップ1:自分が「好きだった」ことを思い出す
まずは子どもの頃や20代の頃までさかのぼって、
「本当は好きだった」「ハマっていた」ものを
思い出してみてください。
どんな些細なことでもOKです。
マンガを描くことが好きだった、
植物を育てるのが好きだった、
人の話を聞いてあげるのが好きだった…
何でも大丈夫。
書き出しているうちに
「そういえば、その時はスラスラ動けていたな」
と気づく瞬間があるはずです。
ステップ2:まわりから褒められたポイントをメモする
次に、大人になってから周囲から褒められたり、
「いいね」と言われた経験を思い出しましょう。
仕事でちょっと褒められた場面、
友人に「いつもありがとう」と言われた場面、
家族から「助かるよ」と感謝された場面……
それらを箇条書きでメモしてみてください。
「自分にとって当たり前すぎて気づかなかった強み」が
ここで浮かび上がることが多いんですね。
ステップ3:共通点を探す
ステップ1と2のリストを並べたら、
「共通点」を見つけてみましょう。
たとえば“じっくり何かを観察するのが好き”
“人の悩みに耳を傾けるのが苦にならない”
“細かい作業にワクワクする”など。
そういう共通点こそが、あなたの「強み」の原型です。
ステップ4:小さく実験してみる
紙の上で棚卸しできたら、
ぜひ“小さく”試してみてください。
たとえば、久しぶりに植物を育ててみる、
友達のちょっとした相談にのってあげる、
SNSでイラストを発信してみる——など、
“強み”を使って何か楽しい行動に
移してみるんです。
小さい一歩でも、やってみると
「なぜか楽しい」
「なぜか人が集まってくる」
という手応えを感じられるかもしれませんよ。
ポイント説明
強みの棚卸しをする上で、
いちばん大切なのは「自分の当たり前を疑う」ことです。
“こうして当たり前”“これが普通”と
感じている行動や感覚ほど、
実は周りから見れば「すごい才能」だったり、
「ちょっとうらやましい」と思われていることが
多いんですね。
だから、どんなに些細なことでも大丈夫。
“自分には大したことない”と切り捨てずに、
丁寧に書き留めてあげることが大切です。
自分を否定するより、
「へぇ、意外と私、こんなスキルあるんだなぁ」
とふんわり認めてあげるだけで、
やさしい余白が生まれますよ。
質問への回答
「いつもいただく受講生からの質問、
相談者からの質問に答えておきますね」
Q1:強みを見つけたいけど、
そもそも“強みがない”人はどうすればいい?
A1:実は、“強みがない”人はいません。
自分が気づいていないか、
当たり前に感じすぎているだけなんです。
まずは思いつかなくてもOK。
「もしかしたら、こんなところが私の強みかも?」
と仮で書いてみるだけでも一歩前進ですよ。
Q2:忙しくて棚卸しする時間がありません…
A2:1分、あるいは30秒でもいいから、
朝のちょっとした時間にメモをとってみましょう。
たとえば
「昨日褒められたこと、ちょっと嬉しかったこと」
をスマホのメモ帳や付箋に書いてもOK。
実はそれだけでも大きな変化が生まれます。
Q3:強みがわかっても、自信につながりません…
A3:強みをただ“知る”だけでなく、
“活かしてみる”と自信が育ちます。
ほんの小さな行動でいいんです。
誰かが喜んでくれたとき、
「あ、自分の強みが活きたかも…」
と体感できた瞬間が、次の大きな自信の源に
なるはずですよ。
まとめ
いかがでしたか?
もしあなたが「自分には特別な才能なんてない」
と思い込んでいるなら、
ぜひまずは“強みの棚卸し”から
始めてみてくださいね。
たとえほんの小さな要素でも、
ちゃんと目を向け、認めてあげると、
不思議なくらいエネルギーが湧いてきます。
いったんエンジンがかかると、
そこから人生はぐっと楽しくなるし、
コミュニケーションも軽やかになるんです。
なぜなら強みを知ることは、
“自分を信じる大きな一歩”だから。
あなたの「強み」という小さなきっかけが、
これからの未来を大きく変えるかもしれませんよ。
ぜひ、今日から紙とペン(もしくはスマホのメモ)
を用意して、
あなたの“当たり前”を掘り起こす作業を
はじめてみてください。
あなたはきっと、思っているより
ずっと素敵で、有能で、
愛すべき存在なのですから。
いつもお読みいただき
本当にありがとうございます。
神戸より愛を込めて。
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