こんにちは、神戸です。

 

今日のテーマは

「不安を消し去る心理技術」。

 

もしよかったら、

好きなお茶やコーヒーを手に取りながら、

肩の力を抜いて読んでみてくださいね。

 

私たちは日常生活の中で、

ふと不安や心配にとらわれてしまう

瞬間がありますよね。

 

仕事や家事、育児、

そして人間関係——

 

どこを向いても解決すべきことが

山積みだと感じるとき、

胸の奥がキュッと締まるような不安を

抱えてしまうことがありませんか?

 

でも実は、不安という感情は

誰にでもある自然なサイン。

 

大切なのは、そのサインとどう向き合い、

どうやさしく消化していくか。

 

この記事では、不安をうまく解消し、

少しずつ「大丈夫だよ」と

安心できるようになる心理技術を、

なるべくわかりやすくお伝えしますね。

 

  1. 不安がやってくる理由とは?

 

不安って、ときには突然わき上がり、

頭から離れなくなることがありますよね。

 

たとえば

「昨日の言い方、あれでよかったのかな……」

「この先ちゃんとやっていけるのかな……」

など。

 

こうした不安がやっかいなのは、

下手すると“考えれば考えるほど

深みにハマる”こと。

 

実は、心理学の世界では不安は

“未来への警戒心”とよく言われます。

 

まだ起きていないことに対して、

「こうなったらどうしよう」

と警鐘を鳴らす役割を持っているんですね。

 

もちろん、適度な不安は危険を回避したり、

計画を見直したりするために必要です。

 

ただ、それが過度になってしまうと、

心も体も疲れ果て、

集中力やモチベーションまでも

奪われてしまいます。

 

心理学の研究でも、不安が長引くほど、

脳は“マイナス思考のループ”に

陥りやすいと示唆されています。

 

そんなときこそ、意識的に不安を

解消していくステップを踏むことが、

大切なんです。

 

  2. 不安を消し去るための基本アプローチ

 

不安な気持ちって、

無理に押し殺そうとすればするほど

息苦しくなるもの。

 

大切なのは「不安なんだな」と気づき、

「大丈夫」と安心できる気持ちを

少しずつ育てること。

 

大学の研究でも、不安を抱える人ほど

「安心を感じられるルーティンや肯定語」

がメンタルを安定させる大きなカギに

なると報告されています。

 

つまり、どんなテクニックを使うにしても、

「いま不安なんだね」という気づきと

「大丈夫だよ」と受けとめる行動をセットにするのが

ポイントなんです。

 

ここでは、不安解消に役立つ心理技術を、

おだやかに続けやすい形で

お伝えしていきますね。

 

  3. ステップバイステップで取り組む「不安クリア」の方法

 

ステップ1:自分の不安をまっすぐ眺める

 

まずは、紙でもスマホのメモでもOKなので、

ざっと「不安に感じていること」

を書き出してみましょう。

 

例えば「○○さんとの関係がうまくいかない」

「家計がこの先どうなるか不安」

といった具合に、箇条書きで構いません。

 

大切なのは、

“頭の中でモヤモヤしているもの”

をいったん外に出してあげること。

 

書き出すことで不安という感情を

客観視しやすくなり、

「何からどう手をつけたらいいか」

を整理しやすくなります。

 

ステップ2:深呼吸で体をリセットする

 

不安は“頭”だけでなく

“体”の問題でもあります。

 

つい肩や首がこわばっていませんか?

 

ここで、ふーっと息を長く

吐き出してみましょう。

 

可能であれば、目をつぶりながら

「吐く息に合わせて不安も流れていく」

イメージを描いてみます。

 

実際、長めの呼吸を意識しただけで、

副交感神経が働きやすくなり、

脳が「安心モード」に入りやすくなることが

わかっています。

 

ステップ3:「いま頑張れること」を選ぶ

 

不安な状況では、

どうしても「何からやればいいの……」

と混乱しがち。

 

でも意外と私たちが

“一度にできること”って限られていますよね。

 

そこで「今、私ができること」を

1〜2個だけリストにしてみるのです。

 

たとえば

「来週の支払いを早めに済ませる」

「○○さんに一言謝罪メールを

送ってみる」とか。

 

ハードルを低く設定するのがコツですよ。

 

ここで大切なのは、すぐ行動に移すこと。

 

1個でもいいから着手できたら、

「お、ちょっと進んだかも」と思えて、

不安が少しやわらぐはずです。

 

ステップ4:ポジティブなフレーズでセルフケア

 

行動したあとは、

自分をきちんとほめる時間をつくりましょう。

 

シンプルな言葉でOKです。

 

「えらかったね」「大丈夫だよ」。

 

鏡を見てつぶやけるなら、

さらに効果的。

 

ハワイ発祥の「ホ・オポノポノ」でも

知られるように、簡単な肯定語を

繰り返すことで、

潜在意識が安心を受け取りやすくなるんです。

 

ステップ5:未来の日常に“安心の習慣”を仕込む

 

最後は、同じ不安を繰り返さないための

“安心リズム”をつくること。

 

たとえば夜寝る前、

ふと不安が頭をよぎりそうになったら「

今日、できたこと」を3秒だけでいいから

思い出すとか、

 

朝起きて最初に手にするものを

“お気に入りのポジティブアファメーションが

貼ってあるノート”にしてみるとか。

 

毎日の隙間に

「安心」をインプットする習慣を

仕込むイメージですね。

 

  4. 不安解消で大事なポイント

 

不安を消し去りたいときこそ、

「今すぐ全解決しなくてもいいんだ」

と許可を与えることが大切です。

 

強引に不安を“ゼロ”にしようとすると、

逆にその不安が大きく見えてしまう

ことがあるからです。

 

ふだんの私たちは、自分で気づくより

ずっと強い力を持っています。

 

だからこそ「もうダメかも……」と思っていても、

ほんの少し違う行動を試すだけで、

新しい扉が開くかもしれません。

 

不安をなくしたいあなたが、

まずやさしく心をいたわり、

深呼吸して1歩だけ踏み出す——

 

そんな小さな一歩が、

思いのほか大きな安心に

つながっていくものです。

 

  質問への回答

 

 

いつもいただく受講生からの質問、

相談者からの質問に答えておきますね

 

Q1. 「一度不安になると夜も眠れず、

頭が止まりません……どうしたら?」

 

A1. 頭が止まらないほど不安が大きいときは、

まず“体”を先に落ち着かせるのが

おすすめです。

 

寝る前にホットミルクやお白湯を

ゆっくり飲んだり、

ストレッチをして呼吸を深めたり。

 

目を閉じて少しでも体の緊張をほぐすと、

自然と頭の中の不安も

やわらいでいきます。

 

わたしも毎晩ストレッチはかかせません。

 

Q2. 「不安を口にすると相手に

迷惑かける気がして、誰にも言えません」

 

A2. どうしても遠慮してしまうときは

ありますよね。

 

そんなときは、まずノートやスマホのメモに

“自分で聞いてあげる”だけでも

大きな救いになります。

 

書き出してみて少し落ち着いたら、

信頼できる友人やカウンセラーに

話してみるのもいいですよ。

 

相手の都合があるときは

「今、ちょっと不安で…時間大丈夫?」

と聞いてあげるだけで、

お互い気持ちが楽になることが多いです。

 

Q3. 「行動しようとしても、

すぐに不安にとらわれて手が止まります…」

 

A3. 行動が止まるときほど、

小さいステップに分割してみましょう。

 

例えば「レジュメを完成させる」という目標を、

「まずタイトルだけ考える」

「箇条書きにしてみる」

と小分けにします。

 

1つでもできたら、自分をほめてあげる。

 

その繰り返しが行動を続けるポイントです。

 

  まとめ

 

不安を消し去る心理技術といっても、

結局はシンプルな

「今の自分を受けとめる」

「ほんの一歩を踏み出す」

「自分をやさしく肯定する」

という流れに落ち着きます。

 

焦りすぎず、ゆっくり深呼吸しながら、

「いま、私は少しだけ行動できた」

「大丈夫」と自分に声をかけて

あげてください。

 

小さな一歩が積み重なるだけで、

いつのまにか心の中にふわっとした

安堵感が広がっていきます。

 

大丈夫。あなたは一人じゃありません。

少しずつでいいから、自分のペースで

「不安」をほどき、やさしい安心を

取り戻していきましょう。

 

忙しくても心を軽くする方法は

必ずあります。

 

あなたが笑顔で日々を過ごせるよう、

いつも応援していますね。

 

神戸より愛を込めて。

 

 

 

 

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本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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