こんばんは、神戸です。

 

先日、千葉の千倉というところへ

サーフトリップ目的で行きました。

 

夢中で波に巻かれて3時間。

 

いやーさすがに疲労感がいっぱいで

途中のサービスエリアで仮眠。

 

今日はこちら、

承認欲求から解放されるための

「自己肯定力」とはです。

 

お好きな飲み物を用意して、

まずはほっと一息ついて

読んでくださいね。

 

自分の仕事が誰かに褒められたり、

Facebookの投稿でたくさんの

「いいね!」をもらったりすることで、

「私って価値があるんだ」

と潜在的に感じる瞬間ってありません?

 

いっときは気持ちよくなれるかもしれないけど、

それに振り回されすぎて、

いつの間にか自分が疲れ切ってしまう……

 

そんな経験はありませんか?

 

実は、そんな「他人からの承認」に

依存し続けると、

心のどこかでずっと不安や空虚感が

つきまとうようになります。

 

今回は、そうした承認欲求から

解放されるために欠かせない

「自己肯定力」をテーマに

お話ししていきます。 

 

 

  1. 自分の価値は誰が決めるのか?

 

他者の評価に振り回されがちな背景には、

いろいろな要因があります。

 

子どもの頃から「いい子だね」と

褒められる体験で自分の存在を確かめていたり、

大人になってからも周りの期待に

応えなければ……と頑張り続けたり。

 

特に真面目で責任感の強い方ほど、

承認欲求とどう向き合えばいいか

悩みやすいものです。

 

SNSが当たり前になった今の現代は、

すぐに誰かと比べられ、

評価が数値化されやすい

環境でもあります。

 

一方で、“目に見える承認”を得られないと

「私って価値がないのかも」

と極端に落ち込んでしまうケースも

少なくありません。

 

人に認められること自体は決して

悪いことではないのに、

そこに囚われすぎると、

本来の自分の感覚やペースを見失ってしまう――

 

これが、承認欲求が強まるときの

大きな落とし穴です。 

 

 

  2. 承認欲求を飼い慣らすために必要なこと

 

承認欲求を手放し、

もっと自由に生きるには

「自己肯定力」を育むことが要です。

 

自己肯定力というのは、

どんな自分もまずはOKだよと

受け止める力のこと。

 

ここに専門的な研究が多くありますが、

スタンフォード大学(2016年)の調査では、

「自分を肯定的に受け止める習慣を持つ人ほど、

他者からの評価に左右されにくくなる」

という結果が報告されました。 

 

承認欲求に苦しむときは、

自分の存在価値を“他人”に

預けてしまっている状態です。

 

だからこそ、まずはその価値を

“自分で抱きしめる”ことが

大事なんですね。

 

そうすることで、他者からの評価が多少変化しても、

心が揺れにくくなり「私は私で大丈夫」

と安心感を保てるのです。 

 

 

  3. ブレない自分を生み出すステップ

 

まず、自分がどれだけ「他人の目」を

気にしているのかをふと

振り返ってみてほしいんです。

 

誰かの“いいね”や賞賛がないと

不安になる瞬間はありませんか?

 

それに気づいたら、

落ち込んだり責めたりするのではなく

「あ、今ちょっと他人に価値を任せてしまってるな」

と自覚することが第一歩です。 

 

そのうえで、ほんの少しでいいので

「自己肯定」の時間をつくってみると

いいんですよ。

 

たとえば鏡の前で

「今日もよくやってるね、私」

とささやくだけでも脳がホッと

安堵を感じるんです。

 

これはオックスフォード大学(2015年)

の研究でも

「自己肯定の言葉かけが

ストレス性の不安を和らげる」

ことが示唆されています。

 

さらに、おすすめなのは

“できなかった自分”にもOKを出すこと。

 

「今日は何も進まなかった私だけど、

それでもいいんだね」と、あえて肯定する。

 

ここがなかなか難しいのですが、

このやり方に慣れてくると、

失敗や停滞を怖がらず、

自分の歩幅で挑戦しやすくなるんです。

 

そうすると周りの評価がなくても

「まあ、私は私でOKだ」と思える瞬間が

増えていきますよ。 

 

 

  【ポイント】

 

 

大切なのは「他人に認められる自分しか

受け入れられない」という思い込みを

少しずつゆるめていくことです。

 

毎日完璧に自己肯定できるわけでもありません。

 

そんなときは「こんな私でも大丈夫」

と言葉に出してみると、

不思議と心がスッと軽くなる瞬間があります。

 

自分の価値は、そもそも誰かに

決めてもらうものではなく、

あなた自身が抱きしめるものなのだと、

ゆるやかに覚えていてくださいね。 

 

 

  【質問への回答】

 

 

いつもいただく受講生からの質問、

相談者からの質問に答えておきますね。

 

「他人から認められたい気持ちが強すぎて、

やりたいことがあっても怖くなります…

どうすれば?」

 

→真面目な人ほど「失敗したらどうしよう」

と考えすぎちゃいますよね。

 

そんなときは、一度“評価されたい”

気持ちに「分かるよ、そうやって思うよね」

と声をかけてあげると、

少しずつ落ち着きやすくなります。

 

評価が欲しい自分さえも認めてあげると、

承認への依存が緩み、

「やっぱり挑戦してみようかな」という

余白が生まれますよ。 

 

「承認欲求を無くすために“他人を遠ざける”

のはありですか?」 

→一時的に距離を取るのは悪くないです。

 

ただ、人間関係を一切避けると、

逆に自己評価が極端になりやすいんです。

 

つまり、内面だけで

自分を肯定し続けるのは難しい面もあります。

 

大事なのは「自分の心に寄り添う時間を増やしつつ、

信頼できる人とは安心して関われるようになる」こと。

 

承認欲求を手放すためには、

人間関係を断つよりも、

自分にも相手にもやさしくなれる

コミュニケーションの練習が遠回りなようで近道です。

 

「もう50代で、周りに相談できる人もいなくて寂しいです。

自己肯定ってどうやって始めれば…?」

 

→50代だからこそ、これまで生きてこられた

人生経験そのものに大きな価値があるはずですよ。

 

まずは一日5分だけでも

「今日1日あったよかったこと」を

書き出してみませんか?

 

小さくても「食器を洗った」「洗濯物を干せた」

「仕事で小さな達成感があった」など何でもOK。

 

積み重ねるうちに

「わたしはちゃんと前を向いて歩いてきたんだ」

という温かい気づきが育まれやすくなりますよ。 

 

 

  【まとめ】

 

「他人にどう思われるか」を気にしすぎていたら、

自分が本当にやりたいことを見失ってしまいます。

 

承認欲求そのものをなくす必要はないのです。

 

誰かに認められたら、そりゃ嬉しいですよね。

 

でも、そこに振り回されない強さや

やさしさを育てることが「自己肯定力」です。

 

まずは、今日のあなたをそのまま

”認めてあげてみてください。

 

何もできなくても、

ちょっとネガティブに傾いていても

「そんな私を私は許す」と

ハグするイメージで心をゆるめてみましょう。

 

そうやって自分と仲直りを重ねていくと、

不思議と周りへの執着が減り、

いつのまにか周囲からの評価も

気にならなくなっていくんです。

 

あなたの毎日が、外側の承認に縛られず、

よりのびのびとしたものになりますように。

 

心から応援しています。 

 

神戸より愛を込めて

 

 

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ありがとうございました。

 

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