こんにちは、神戸です。

 

今日は好きな飲み物を用意して、

リラックスしながら読んでみてくださいね。

 

さて、「頭がいい」と聞くと、

どんなイメージを持ちますか?

 

成績がよかった人、

難しい本をサラッと読める人、

仕事で成果を上げている人……。

 

いろいろ思い浮かぶかもしれません。

 

でも実は、心理学的には

「頭の良さ」とは単なる知識量や

IQだけではなく、

“自分を肯定する力”=「自己肯定力」

が大きく関わっているんです。

 

自己肯定力が高い人は、

「失敗してもチャレンジを続ける」

「周りからの反応をうまく消化する」

といった姿勢を自然に身につけています。

 

すると、新しい知識も吸収しやすくなり、

結果として“頭がいい人”という

印象を与えやすいというわけですね。

 

今回は、「頭がいい」と呼ばれる人の正体が、

じつは「自己肯定力」にあるのでは?

という視点から、問題提起と

実践的なアプローチをご紹介しますね。

 

わたし自身、カウンセラーとして

さまざまな方のお話を伺うなかで、

「学習意欲や吸収スピードのカギは、

自分を信じられるかどうかだな」

と痛感してきました。

 

もしあなたも、

「もっと気楽に、でも頭を柔らかくして成長したい」

と思うなら、ぜひお付き合いください。

 

 

  1. どん底から立ち上がって上手くいくには

 

私たちは、「頭がいい」とか「優秀」

といった言葉に、どこか特別感を抱きがち。

 

でも、実際に頭の回転が速い人や、

自分のやりたいことを

上手に形にしている人には、

いくつか共通点があります。

 

1)失敗を恐れずトライできる

 

どんなに知識量が多くても、

失敗を過度に恐れてしまうと

新しい挑戦ができません。

 

すると、結果的に“もったいない”

状態になるんですよね。

 

2)周囲の目を気にしすぎず、

自分のベースを持っている

 

「こう思われたらどうしよう」

「恥ずかしい」という気持ちに縛られていると、

集中力が削がれたり、

行動が萎縮したりしてしまいます。

 

3)自分で「考える」ことを楽しいと思っている

 

「勉強しなきゃ」と苦しそうにやるより、

「うわ~面白い!」と好奇心を

刺激されながらやるほうが

圧倒的に覚えが早いし、

身につきやすいですよね。

 

これらを裏側で支えているのが

「自己肯定力」だと言われています。

 

自己肯定感が低いと、

失敗をダメなこととして自分を責めたり、

周囲の評価に過敏になったりして、

新たな知識の習得にブレーキが

かかってしまうんです。

 

結果として、「頭の回転が遅いかも……」

と自己評価を下げやすいという

悪循環が起こります。

 

では、どうすればいいのか?

 

「自己肯定力」を高めれば

本当に“頭が良くなっていく”

のでしょうか?

 

実は心理学の研究でも、

「自己肯定感の高い人ほど学習効率も高く、

新しい知識を習得しやすい傾向がある」

と示唆されています。

 

たとえば、ハーバード大学(2020年)

の研究によれば、

”自己肯定感が高い学生は、

失敗を成長のチャンスだと捉える傾向が強く、

その後の学習効果が飛躍的に高まる”

ことが分かりました。

 

頭が良いと周りから言われる学生は、

もともと自己肯定が安定しており、

「やればできる」と自然に思えるから、

難しい問題にも前向きに

取り組める、というわけです。

 

また、社会人になってからも同様で、

「新しい分野を学ぶ」場面での

吸収スピードは、その人の

“自分を信じる力”に大きく左右されると

いいます。

 

「どうせムリだし……」と思い込んでしまうと、

脳の集中力や記憶力が

下がりやすくなるそうですよ。

 

 

  2. 具体的に何をすればいい?

 

では、“頭の良さの土台”である

自己肯定力を高めるには、

どうしたらいいのでしょうか。

 

すぐに実践しやすいステップを

5つにまとめてみました。

 

(1)まずは「私はこういうところが好きかも?」と書き出す

 

いきなり完璧な自己肯定は難しいです。

 

そこで、「私の良いところ」

「なぜか苦にならないところ」

「わりと好きなところ」

を、小さなことでも書いてみるんです。

 

これを続けるだけで、

脳が「自分はOKなんだな」と認識しやすくなり、

ポジティブな自覚が育ちやすいと

言われています。

 

(2)“失敗の捉え方”を変えてみる

 

「うわ、失敗した……」となったとき、

「そっか、こうすればよかったのか」

「次はこうしよう」と考えられれば、

自分を攻めすぎなくて済みます。

 

スタンフォード大学(2018年)の研究でも、

「失敗時に前向きな言葉かけをするグループ」は、

「自己否定的な言葉かけ」をするグループよりも

約2倍学習効率が高まったと報告されています。

 

(3)参考にする人を“憧れ”から選ぶ

 

「自分もあんなふうになりたい」と

思える人の著書やインタビューに

触れるのは、自己肯定感を高めるうえで

効果的です。

 

ただし、“比べて落ち込む”のではなく、

“あの人も最初は苦労してたんだな。

じゃあ私にもできるかも”

とポジティブに受け止めるのがポイントですよ。

 

(4)コミュニケーションの場で「ありがとう」

「嬉しい」をちょっと増やす

 

「頭がいいね」とか「すごいね」と言われても、

素直に受け取れず否定してしまう

ときってありますよね。

 

そんなときほど、

「ありがとう、嬉しい」と返してみる。

 

これは慣れが必要ですが、

ポジティブな評価を受け止める

練習になるんです。

 

(5)小さな行動目標を設定してクリアしていく

 

いきなり大きな目標を掲げると、

自分を否定しがちです。

 

まずは「今日は本を10ページだけ読もう」

 

「5分だけ集中して資料をまとめよう」など、

小さな行動を決めてクリアする経験を積むと、

“やればできる”感覚がちょっとずつ

上がっていきますよ。

 

 

  【ポイント説明】

 

自己肯定力を高めるうえで大事なのは、

「自分がダメな部分があってもいいや」

というスタンスを忘れないこと。

 

完璧になる必要はまったくありません。

 

苦手なところがあっても、それは個性。

 

むしろ「苦手だけど、

少しチャレンジしてみようかな」と思えたら

合格です。

 

頭が良いと感じる人ほど、

「得意なことがある一方、

苦手なこともあっていい」という

“ゆるい認容”を持ちあわせていると

感じます。

 

100%完璧な人なんていないし、

「まぁ、ここは私の不得意ゾーンだから、

こういう形で学んでみるか」

とフォローを取り入れる柔軟性が

あるんですよね。

 

そこにも“自己肯定感”が

しっかり土台として根づいているわけです。

 

 

  【まとめ】

 

いかがでしたか?

 

「頭がいい人って、

特別な才能を持っているんでしょう?」

と思われがちですが、

実はその土台には「自己肯定力」が

しっかりあることが多いんです。

 

自分の苦手を責めすぎず、

挑戦を楽しめるマインドこそ、

吸収力や学習力を高める秘密。

 

もしあなたが「もっとスムーズに学びたい」

「仕事の効率を上げたい」と思うなら、

まずは“自分を認める”ところから

始めてみてください。

 

無理に高いレベルを目指さなくて大丈夫。

 

コツコツ小さな成功体験を重ねるうちに、

いつの間にか“頭の回転”もよくなり、

知的好奇心を満たせる自分へ変わっていけます。

 

あなたがあなたらしく、軽やかに伸びていく。

 

そんな毎日を応援しています。

 

いつも読んでくださってありがとう。

 

神戸より愛を込めて。

 

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本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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