こんにちは。神戸です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は、アランの「幸福論」と傾聴について
書きますね。
「幸福論」と聞くと、
何か遠い世界の話に感じる方も
いるかもしれませんね。
だけど、実はフランスの哲学者アランが
説いた『幸福論』は、
日常をちょっと見つめ直すだけで、
思わず心が軽くなるようなヒントに
あふれています。
その一方で、
私たちは忙しい日々の中で、
つい自分や相手の気持ちに
ゆとりを失いがち。
気づけばイライラやモヤモヤを抱えたまま、
「もっと穏やかに幸せを感じたいのに……」
と感じること、ありませんか?
実はアランの『幸福論』と、
私たちが日ごろから学んでいる
「傾聴」の姿勢とには深いつながりが
あるんです。
そこで今回は、
「アランの幸福論と傾聴の関係性」を
テーマに、なぜ耳を傾けることが
私たちの日常を幸福へと導くのか、
具体的にお話ししますね。
どうかお茶でも飲みながら、
気楽に読み進めてみてください。
思いがけない“こころの安らぎ”や
“幸福感”を手にするヒントが、
きっと見つかりますよ。
1. 日常感じる心の問題とは
多くの方が「もっと幸福に生きたい」
「日常のストレスを解消したい」
と思う一方で、
実際にはこう感じることも
多いようです。
頭では「ポジティブに考えればいい」
と知っているのに、なかなか心が
ついてこない。
すぐにイライラや落ち込みが
起きてしまって、自分を責めがちになる。
人間関係の中で
「傾聴」が大事と言われても、
実際にやろうとすると難しく感じる。
アランは幸福論の中で
「幸福は日常の中に見出すことが
できる。
しかもそれは自分の意志によって
育てるものだ」と示唆しています。
しかし、頭で分かっていても、
ストレスや不安の多い現実の中では
「意識的に幸福を見る視点」を
育むのは難しいですよね。
さらに、職場や家庭で
コミュニケーションがスムーズにいかないと、
人は心の余裕をなくしてしまいがち。
結果として、
幸福のタネが本当はそこかしこにあるのに、
気づけなくなる――こんな悪循環に
はまりやすいのです。
では、どうすれば日常の中で
幸福を感じ取り、
しかも周囲との関係性をラクにすることが
できるのでしょうか?
ここでカギとなるのが「傾聴」です。
2. 解決に向かう道標
アランの幸福論では、
「人は意志の力で苦しみを軽くできる」
ことや、
「幸福は主観的な努力で
引き寄せられる」と強調されています。
その根底には
“自分の心を見つめ、コントロールする”
という姿勢があるのです。
ここでいう「心をコントロールする」とは、
無理に感情を押し殺すのではなく、
「いま、この瞬間、自分の中にある気持ち」
を素直に認識したうえで、
幸福につながる行動を自分で
選んでみること。
そして、その手助けになるのが
“傾聴”です。
なぜなら傾聴は、
相手の言葉を受け止めると同時に、
じつは自分自身の気持ちも
整理しやすくなる。
お互いの思いを尊重し合うことで、
ゆとりや安心感が育ち、
心の余裕が生まれる からです。
私たち人間が感じる幸福感には、
「人間関係」や「自分に対する肯定感」
が大きく関わります。
傾聴によってコミュニケーションが
和らぐと、自然に
「私って大丈夫かも」
「この人と話すとほっとする」
といった前向きな感覚が
芽生えやすくなるんですね。
言い換えれば、アランの言う
“自分の中にある幸福を育てる視点”は、
深い傾聴を通して鍛えられていく、
というわけです。
3. 幸福論を傾聴で深めるためのステップ
ここでは、アランが説く
「幸福は意志によっていくらでも強められる」
という考え方を、
傾聴という行動に落とし込むためのス
テップを紹介します。
ステップ1:自分の感情を「一度受け止める」時間をとる
アランは「幸福になるためには、
まず今の感情に気づくことが大切」
と説いていますが、
現代の心理学研究
(スタンフォード大学2013年の
メンタルケア研究など)でも、
負の感情にフタをするのではなく
「ここにあるね」と認識するだけで
ストレスレベルが低減することが
示されています。
忙しいときほど1分だけ目を閉じて
「今の自分の気持ち、こうなんだね」
と感じてみましょう。
ステップ2:相手の話を聞く前に、
まず深呼吸してゆとりをつくる
相手の声に耳を傾けるには、
まず自分に余裕が必要です。
ここで言う余裕とは
「私に、相手を受け止めるスペースがある」
という感覚。
フランスの哲学者たちも
「柔らかい呼吸のタイミングが、
意志をはたらかせる土台になる」
と述べています。
ステップ3:「言葉の裏側の気持ち」を
想像しながら聴いてみる
相手の言葉づかいが荒く感じても、
そこには不安や悲しみが
隠れているかもしれません。
その内面に意識を向けると、
自然に穏やかな聴き方ができます。
アランの幸福論では
「相手を思いやる行動は、
同時に自分自身にも幸福をもたらす」
と言われています。
【ポイント】
こうした傾聴の流れを日常に取り入れると、
ストレスフルな環境でも次のような
変化が起きやすくなります。
自分自身の感情に「余白」ができるので、
イライラや落ち込みが起きにくい。
相手を受け止めようとする姿勢が、
結果的に「この人と一緒にいると安心する」
という良い循環を生む。
幸福感は、意志でコントロール
できると実感しやすくなる。
アランは
「幸福は努力によって得られ、
かつそれは楽しむべき行為でもある」
と述べていますが、
まさに“他者との関係性の中で育む幸福”は、
傾聴を通じて楽しみながら得られるものだと
いえます。
なので、上手くいかないなと感じたら
「自分の意志で幸福を強めよう」
「まずは深呼吸して、相手をありのままに聴こう」
と思い出してみてください。
【まとめ】
アランの幸福論では
「幸福は日常に埋まっていて、
自分の意志で掘り出すものだ」
と語られます。
深い傾聴こそが、
その“幸福のタネ”を引き出す
行動のひとつ。
なぜなら、自分と相手の気持ちに
目を向けることで、
お互いの心に“温かいスペース”が
生まれ、そのスペースを
「よし、もっと幸せでいよう」という
意志で満たせるからです。
つい誰かの言葉に腹を立てたり、
自分を責めすぎたりしそうになるときこそ、
アランが大切にした
「幸福への意志」を思い出しながら
「深呼吸をする」
「相手の話に耳を傾ける」という動作を
取り入れてみましょう。
あなたの毎日が、
少しずつでもホッと心が和む時間で
満たされますように。
アランの『幸福論』が、
その後押しをしてくれます。
ぜひ、今日から“小さな傾聴”を
意識してみてくださいね。
「幸福論」は難しい哲学書なんかじゃなく、
ほんの小さな日常のアクションに
応援をくれる存在です。
一歩ずつ、無理なく、
あなたらしい幸せを咲かせていきましょう。
神戸より愛を込めて。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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