職場やプライベートで、

『どうしてもあの人には近づきたくない…』と

思われる人がいる一方で、

 

自然と周囲から愛されている人が

いるのは不思議ですよね。

 

実は、“嫌われる人”と“愛される人”には、

それぞれ特有のコミュニケーションの

特徴があります。

 

本記事では、その具体的なポイントを

やさしく掘り下げていきます。

 

あなたがもし

『嫌われる人のようになりたくない』

『愛される人のようになりたい』

と感じているなら、

ぜひ読み進めてみてください。

 

ここでお伝えするのは

単なるテクニックだけではなく、

深い傾聴を通じて

自分も相手も大切にする

コミュニケーションのあり方です。

 

きっと、あなたが本来持っている

“やさしさ”や“ありのままの魅力”を、

より活かせるヒントが見つかるはずですよ。

 

  1. 嫌われる人、愛される人

 

そもそも、“嫌われる人”と

“愛される人”のコミュニケーションには、

どんな違いがあるのでしょうか。

 

多くの場合、嫌われるコミュニケーションには、

相手を追い込んだり、見下したり、

あるいは自分勝手さが

にじみ出る言動が含まれています。

 

とくにストレスフルな場面になるほど、

そんな言動が強まってしまうのです。

 

すると周囲は距離を取りたくなり、

その人を敬遠しがちになります。

 

一方、愛される人はどんなときでも、

相手をひとりの人間として尊重し、

安心できる態度で接しています。

 

たとえ自己主張をする場面でも、

相手を否定せず、

安心感のある言葉のやり取りを

心がけています。

 

だからこそ“この人と一緒にいたい”

“もっと話したい”と感じさせる存在に

なるのです。

 

ですが、いくら知識として

『嫌われる人みたいな

コミュニケーションは避けよう』

 

『愛される人のように優しくなろう』

と頭でわかっていても、

実際に行動しようとする場面で

うまくいかないこともあります。

 

特に、ちょっとした感情のすれ違いや忙しさ、

職場の圧力などで心に余裕がなくなると、

嫌われる言動が出やすくなるんですね。

 

そこには、私たちの無意識や

普段の思考パターンが

深く関わっています。

 

 

  2. 問題解決の秘策

 

『嫌われるコミュニケーションをしないように…』

『愛される人みたいにいつも穏やかでいたい…』

と思っても、頭ごなしに自分を変えようとすると

苦しくなってしまいますよね。

 

大切なのは、まず自分の本心を癒しながら、

“自然に人を大切にしたい”

と思える状態を育てることです。

 

秘訣は、『自分の心をゆるめる』ことと

『相手をまるごと肯定する姿勢』

を同時に保とうとすること。

 

何か特別な才能が必要という

わけではありません。

 

ほんの少し、コミュニケーションの

“あり方”を見直してみるだけ。

 

すると、周囲の反応が驚くほど

変わるんですよ。

 

心理学でも、相手に共感しながら

話を受け止める“傾聴”の効果は

広く知られていますが、

 

ここではさらに、あなた自身が

辛い気持ちを抱えているときにも

使えるメンタルケアのヒントを織り交ぜつつ、

無理なくコミュニケーションの質を

変えていく方法をお伝えします。

 

 

  3. 次のステージにステップアップ

 

まず、一息ついて

『いまの自分がどんな気分なのか』

を感じる時間をつくってみましょう。

 

怒りや不安が強いときは、

深呼吸をしながら、

『今の私は疲れているかも』と

認めてあげてください。

 

そうすると、否定的な言葉を

相手にぶつけずに済む確率が

グッと上がります。

 

次に、あなたを安心させてくれる習慣を

少しずつ増やしてみるのです。

 

短時間でもいいので、

好きな音楽を聴く、

お気に入りのアロマを焚く、

あるいは小さなマインドフルネスのように

呼吸に意識を向ける……といった、

ほんの小さなケアでOKです。

 

そうやって自分の心を整えると、

どんなに忙しくても、

相手の話をいったん受け止められる

余裕がわいてくるんですね。

 

それから、

いざコミュニケーションの場面になったら

『相手がいまどんな気持ちなのか』

に目を向けてみてください。

 

言葉そのものより、表情や声のトーン、

仕草を感じ取ろうとするイメージでいいんです。

 

すると自然と“ああ、今は不安そうだな”

“ちょっと嬉しそうかも”と分かってきますし、

その気づきがあなたを愛される人の

コミュニケーションへと導いてくれます。

 

そして最終的には、

受け止めつつ自分の思いも短い言葉で

素直に伝えてみましょう。

 

長い説明を一気に話してしまうと

相手も疲れてしまうので、

まずは『本当はこう思っているの』と、

一言ずつ重ねていくのがコツですよ。

 

【ポイント】

 

このとき大切にしたいのは、

しんどいときほど“相手より前に、

自分の内面をケアする”姿勢です。

 

嫌われるコミュニケーションを

取る人の多くは、

実は自分の不安やストレスに気づかず、

『私がこんなに大変なんだから、

察してよ!』と無意識に

周囲にイライラをぶつけてしまうのです。

 

そうなると相手がどう出ようと、

否定的な態度が続いてしまいがちです。

 

一方、愛される人は、

まず自分自身に

『大変だよね。大丈夫だよ』とやさしく声をかけられる。

 

心が落ち着いた状態で相手を

見られるからこそ、

 

『この人も今、大変なのかもしれない』

『ここは共感したいな』という余白が

生まれるんです。

 

こうした“自己のケア”と“相手の尊重”が

共存していると、周囲から

自然と信頼される愛されオーラが

生まれます。

 

●質問への回答

 

いつもいただく受講生からの質問、

相談者からの質問に答えて

おきますね。

 

Q1:『気づいたら相手にきつい物言いをしてしまうんです……

どうしたらいいですか?』

 


まずは“きつい物言い”になった

自分を責めないでくださいね。

 

人はストレスフルな状況や

緊張が高まると、防衛的な言動が

出がちです。

 

大事なのは、そのサインに気づけた

あなたの感覚。

イライラしていると感じたら、

一度深呼吸をして『ちょっと疲れているんだな』

と自分を受け止めましょう。

 

そのうえで、いきなり大きく変えるの

ではなく、次回は少しだけ

優しい言葉を選べれば合格ですよ。

 

Q2:『愛されるコミュニケーションを

目指したいけど、仕事のスピードも

求められて余裕がありません……』


 

余裕がないからこそ、

5秒や10秒の呼吸でもいいので、

あなたの心を落ち着かせる習慣を

意識してみてください。

 

忙しいときほど深い“傾聴”をするのは

難しいですよね。

 

でも、短い時間の中でも

『ありがとう』や『助かるよ』といった

ポジティブなフレーズを

伝えるだけでも、

かなり印象は変わりますよ。

 

Q3:『相手に同調してばかりで、

自分の言いたいことが言えません。

どうすれば?』

 


傾聴と自己主張は、両立が可能です。

まずは相手をひと通り受け止めたあとに、

『実は私もこんなふうに感じていて…』と

切り出してみましょう。

 

短くてもいいから、自分の気持ちを

一言で添えるだけでOKです。

 

共感と自己表現が同時にできると、

自然と対等な関係性が生まれますよ。

 

嫌われる人と愛される人、

その大きな差は‘相手への姿勢’と

‘自分をいたわる気持ち’

にあるといえます。

 

イライラや否定をぶつける人は、

とても辛く疲れてしまっているのかも

しれません。

 

もしあなたが、その悪循環から

抜け出したいなら、

まず自分をハグするような気持ちで

『大丈夫、私も疲れていたんだね』と、

受けとめてあげてください。

 

心が落ち着いたら、

相手をまるごと受け入れる余裕が

少しずつ生まれます。

 

そこにこそ、

“愛される人のコミュニケーション”

のスタートラインがあるのです。

 

焦らず一歩ずつ、自分をケアしながら、

周りを大切にしていきましょう。

 

あなたの温かさや優しさは、

必ず相手にも伝わります。

 

深い傾聴が育つほど、

人間関係には安らぎと信頼が

広がっていきますよ。

 

心から応援しています。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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