先日、「どこまでポジティブになればいいのですか?」
このようなご質問をいただきました。
1. ポジティブな感情とネガティブな感情の関係
ポジティブな気持ちになったら、
プラス方向の気持ちになって、
ネガティブな感情、マイナスの感情が
消えていく。
そのような発想があるかもしれません。
私は、感情はたし算も引き算も
ないと思っています。
ポジティブな感情もネガティブな感情も
同時に存在しています。
どちらを選ぶかだけです。
ネガティブが悪くて
ポジティブが良いではなく、
どちらかを選び取って、
「今回は、こちらを選んだんだな」と
認識するだけです。
2. 中庸が良い理由とは
ポジティブな感情も、
ネガティブな感情も同時に存在している。
ただ、選択するだけ。
その時、どちらを選択するのかを決めるのは
何でしょうか。
いろいろな要素がありますが、
大きなものは、その時の機嫌です。
何か反応するようなことが起こったとき、
機嫌が良ければ、
高確率でポジティブな感情を選びます。
機嫌が悪い時は、ネガティブな感情を
選びがちです。
直前の感情で、決断が変わる私たち。
ネガティブな感情を選んでも、
ポジティブな感情を選んでも、
どちらもOKなのですが、
直前の出来事に左右されない、
最善の感情を選びたいものです。
そのため、私は、できるだけ
ポジティブでもなくネガティブでもない
感情に保とうとしています。
そのために、深呼吸をしたり、
誘導瞑想を聞き流して、
波立つ感情と向き合っています。
3. 人からネガティブをもらうって本当?
カウンセリングで相談を傾聴していると、
ネガティブな話がほとんどです。
「ネガティブな話をきいて、
こちらまで落ち込んでしまった」
そのような話をきくこともあります。
私は、人からネガティブをもらうことは
ありません。
なぜなら、感情は自分で選ぶものだと
知っているから。
どのような話を聞いても、
ポジティブな感情になるのか、
ネガティブな感情になるのかは、
自分次第。
もしも、人の話を聞いて、
ネガティブな感情になったとしたら、
幼い頃の経験の中で、
同じような場面で、
ネガティブな感情を選択するような何かが
あったのかもしれません。
無意識のうちにネガティブな感情を
選択している時は、自分の価値観に
気づくチャンス。
なぜ、ネガティブに感じたのだろうか。
以前このような気持ちになったことが
あるだろうか。
そう思いながら、振り返っていくと、
価値観が作られた過程に気づき、
それまでネガティブにとらえていたことが、
まったく違う捉え方になってくることも
あります。
感情には波があります。
ネガティブでもポジティブでも大丈夫。
もしもネガティブな感情を選択したら、
「今、ネガティブな気持ちに
なっているんだな」そう認めて、
自分を慈しむことで、
ネガティブな感情に悩むことなく、
受け流せます。
気持ちが楽になっていく
ことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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