カウンセリングでは、

相談内容をきいて
・なぜそのように感じたのか
・なぜそのように行動したのか

 

など、なぜ?をたどっていくことで、
悩みの根本原因をみつけて認めて
自律をうながすもの。

 

相談された内容そのものに対処したり、
こうやったらいいよとアドバイスを
するわけではありません。

 

自分で答えを見つけて
行動できるようになる

サポートをするのが、
カウンセリングです。

 

  1.リファーという考え方

 

 

相談者のお話の中には、例えば


・だまされて2000万円、奪い取られました。
 どうしたらいいでしょうか?
・ひどい虐待をうけていて、

 体が傷だらけです
・夜まったく眠れなくて、ずーっと頭が
 ぼーっとしていて、

 いつもの生活ができません

 

といった、カウンセリングで
時間をかけて対処するのではなく、
まず今すぐに目の前の問題を
なんとかしなくてはいけない
ということもあります。

 

このような
・相談者やカウンセラーの健康に

 支障をきたす内容
・事件性や法律に抵触する

 可能性がある内容
・法律的知識を使って解決する

 必要がある内容

 

などは、各専門家の知識が

必要になります。

 

カウンセラーは、

カウンセリングの限界を知り、
必要であれば他の専門機関を

紹介することもあります。


それがリファーという考え方。

 

  2.相談内容によっては他のカウンセラーを紹介することもある

 

 

リファー先になるのは、

医療機関だけではなく、
保健福祉センターや弁護士や税理士、
警察といった場合もあるでしょう。

 

カウンセリングだけで

解決しようとせず、
他に頼るという選択肢も考えておくと、
いろいろな方法が

提案できます。

 

また、カウンセリングで

対処できる内容であっても、
他のカウンセラーを紹介することもあります。

 

私の場合ですと
「女性からDVを受けていて、
 離婚したいと考えている」

 

このような相談内容をきくと、
自分自身の体験を

思い出してしまうことが
あります。

 

傾聴よりも

アドバイスしそうになるのです。

 

傾聴の態度を崩さず、
相談者の自律を目指して
愛の態度で見守る。

 

このカウンセラーとしての態度が
崩れると思った時は、
他のカウンセラーを

紹介します。

 

カウンセリング中に、
カウンセラー自身の心を

中庸に保てないと思った時は、
カウンセリングを中断することもありですし、
仲間のカウンセラーを紹介して、
助けをかりることも大切だと考えています。

 

  3.カウンセリングですべて癒せるわけではない

 

 

例えば、脳の中の機能障害による
先天性の躁うつ病の方の場合、
妄想や幻覚があるなど、
現実感が乏しいといった症状があります。


病院にかかって、治療を受けている方が
多いです。

 

病気を治してあげたい。
カウンセラーとして何か役に立ちたい、と
思うかもしれません。

 

しかし、精神病の薬の中には、
シナプスの動きを遅くする作用がある薬も
あります。

 

精神病の薬を飲んでいる方に

現在の悩みと、

過去の出来事をつなぎあわせて
価値観に気づいていただくカウンセリングを
行ってしまうと、

治療を邪魔してしまう可能性があります。

 

また、感情の波が激しい状態で、
自浄作用の見込みが
少ない状態かもしれません。

 

私は、お医者様の治療計画を
邪魔してはいけないという思いもあり、
精神病院に通っている方及び
精神病の薬を飲んでいる方の
カウンセリングはお断りしています。

 

カウンセリングで、
すべての人が癒せるわけではありません。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

神戸正博公式LINE、始動

 

神戸を応援してくださっている方

に向けて運用している

ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。

 

神戸の新プロジェクトや、

それにまつわる進捗の共有

 

神戸の研究の最前線情報なんかも

発信していきます。

 

line_btn