カウンセリングでは、
普段人に話さないような悩みをうかがいます。
初対面で緊張している相談者の方の心に、
寄り添っていきます。
心に寄り添うには、相談者の心の周波数に
カウンセラーの心をあわせることが大切です。
1.心の周波数をあわせるツマミはある?
心の周波数の話をする時、
私はよくラジオで例えます。
ラジオを聞くときは、ツマミを調節して
聞きたいラジオ局の周波数にあわせます。
周波数がズレると、音が聞こえません。
周波数が少しズレていると、
雑音が入ります。
カウンセリングもラジオを聞くときと同じです。
相談者の心の周波数と、
カウンセラーの心の周波数が
あっていないと、
会話がかみあわず、
相談者の心の声が聞き取れません。
では、心の周波数あわせるツマミは
どこにあるのでしょうか?
残念ながら、心の周波数を
あわせるツマミはありません。
カウンセラーは、
カウンセリング前に心を整えて、
相談者の心に共感することで、
周波数をあわせていきます。
2.相談者の心に共感するには
相談者の心に共感するには、
相手の心を推測するのではなく、
同じように感じられるように聞くことです。
例えば
「上司に認めてもらえなくて、
無視されている気がする」
このように悩んでいる相談者がいました。
・無視するなんてひどい上司ですね
・無視されて嫌だなと思っているんですね
・無視されて頑張りを評価してもらえなかったら
やる気がなくなりますよね
など、カウンセラーの中に浮かんでくる感情が
あるかもしれません。
カウンセラーの中に浮かんできた感情は、
カウンセラーの過去の経験などからきたもの。
相談者の感情ではありません。
こんな思いなのだろうなと推測しながら
共感してしまうと、感情がかみあわず、
表面的な一部の悩みを聞いただけで
終わってしまいます。
「上司に認めてもらえなくて、
無視されている気がする。
それはどのような感情なのですか?」
感情をききながら、その感情に
カウンセラーの心をあわせていきます。
相手に興味を持って
「もっとあなたのことを聞かせてほしい」
と伝えながら、感情をあわせていくのが、
周波数を合わせる方法です。
3.相談者の心に周波数を合わせる準備
相談者の心の周波数にあわせるには、
出来事の裏にある感情は人それぞれ違うと
認識することから始まります。
まずは、自分の感情を認識します。
私は、日記で自分の感情を認識していました。
日常生活の中では、忙しくて、出来事なのか
感情なのかの区別をつけないまま
過ごしていることが多いです。
日記を書こうとすると、
1日の出来事を振り返ります。
例えば
・今日の反省
・今日の感謝
・今日の自分ほめ
・今日の気づき
・明日チャレンジしたいこと
このような短い5行日記でいいのです。
5分時間をとって、その日を振り返り、
出来事や感情を振り返っていくと、
自分の感情に気がつけます。
カウンセリングの時に、
すばやく心に寄り添えるようになり、
悩みの深い部分まで聞けるように
なっていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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