カウンセラーの心の内側に
モヤモヤやネガティブな気持ち、
あるいは過剰に
ポジティブな気持ちがあると、
言葉の端々にカウンセラーの感情が
見え隠れして、
傾聴の妨げになります。
カウンセラー養成講座では、
「カウンセラーの心の内側にあるモヤモヤは
一旦脇において、心を中庸に保って
カウンセリングをしましょう」
と、お伝えしています。
心を中庸に保つためには、
・自律訓練法
・ブレインダンプ(心の中を紙に書き出す方法)
・日記
などをおすすめしています。
でも、今すぐに心を整えたいことも
あるでしょう。
そんな時におすすめの方法が
あります。
感情とは、起きている現象を
それぞれの価値観で見ることで、
わいてくるもの。
ネガティブやポジティブとを
色付けをしているのは
自分自身です。
今、持っている感情に気づき、
取り出して向き合っていくことで、
中庸になっていきます。
この方法は「Tidy Up」。
私が名付けました。
1. まずは自分に問いかける
電車やバスに乗っている時や、
歩いている時、
お風呂に入っている時や
カウンセリング前の時など、
ちょっとした隙間時間に
自分に問いかけます。
「今、何を感じている?」
2. 浮かんできた答えを受容する
人は、質問をすると、
答えを探そうとします。
今、何を感じている?
そう問いかけると、何か答えが
浮かんでくることでしょう。
・イライラしている
・あせっている
・モヤモヤしている
あるいは、
・ワクワクしている
・ドキドキしている
なのかもしれません。
今、〇〇な気持ちなんだね。
ポジティブだからいいとか、
ネガティブだから悪いとかではなく、
ただ認めます。
3. 自分の感情を収納する
感情を整理整頓するイメージです。
バケツやカゴや段ボール、箱や袋など。
収納するものをイメージして、
感情を入れて、整理整頓します。
4. 収納した入れ物に向き合う