人には必ず悩みがあると言われています。
昨日「幸せだ」と感じたとしても、
今日は深い悩みに直面している。
そんなこともあります。
1.なぜ悩みが発生するの?
深い悩みを抱えている時は、
・悩みなんてなくなればいいのに
・いつも幸せだったらいいのに
そう思うかもしれません。
幸せを感じている時はどうでしょうか?
例えば、初めて行ったクルーズ旅行。
旅行に行く前の準備段階から
ワクワクしていたことでしょう。
クルーズ船に一歩足を踏み入れたら
そこは別世界。
ふかふかのカーペットに豪華なシャンデリア。
本当にこれが船の中?と思うような
豪華なものばかり。
出港する時の汽笛の音。
毎日繰り広げられるパーティ。
見るもの、聞くものすべてが新鮮で、
驚きに満ちていて、
幸せを感じたことでしょう。
2回目のクルーズ旅行の時。
もちろん、何を見ても豪華で、
非日常的で素晴らしいです。
でも、初めてのクルーズ旅行ほどの
感動はないはず。
人は一度経験したものは、
経験済みとして処理されて、
新鮮な気持ちがうすれていきます。
幸福度も初めての時より
薄れていきます。
人は幸せに満足するようには
設計されていないのです。
満足した状態は、
自然に抑制されていきます。
それは人間の本能だから。
安全ではなかった原始時代、
周囲を警戒しないというのは
死に直結していました。
その本能が残っているのです。
幸せだなと思っている時は、
あまり周囲を警戒していません。
幸福感を味わった状態のままだと、
潜在的な脅威に対する警戒心が
低くなってしまいます。
それは危険だと本能的に察知し、
幸せの状態のままでいることを阻むのです。
2.悩みとは
私たちが悩む理由はいろいろありますが、
その中の一つに、「過去を引きずること」
があります。
過去の失敗体験の中で、
いまだに後悔していることは
ありませんか?
・あの時にあの人告白していたら
・あの時に違う学校を受験していたら
・あの時にあの会社に入っていたら
など、後悔していることが
浮かんでくるかもしれません。
過去を、まあそんなこともあったよね。
それはそれでいいよね。
そう思うことができれば悩みになりません。
でも、
「過去のあの時、こうしていれば、
今は違う人生だったはず。
なぜそうしなかったのだろう。
あの頃に戻りたい。
なんて愚かだったのだろうか・・・。」
このように責めているとしたら、
悩みになって心の奥底にたまっていきます。
3.自分を振り替えることで、未来は変わる
未来は今の積み重ねです。
そして、今は過去の積み重ねです。
過去のことを悩むのは、
同じ過ちを繰り返さないため。
なぜこんなことをしたのだろうかと
自分を責めると、
未来のイメージもネガティブになっていきます。
人は悩むもの。
悩むことが本能の中に組み込まれています。
少し心をゆるませて、
「今、悩んでいるね。悩むのもいいよね。」
そう認められると、
悩みだけにフォーカスしていた思考が
離れていきます。
思い描く未来のイメージが変わり、
やってくる未来も
かわっていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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