「心で思っていることが引き寄せられる」
これが引き寄せの法則です。
でも、自分は、こんな悩みが多い世界を
思い描いているはずがない。
もしかしたら、そう思っているかも
しれませんね。
1. 悩みは左脳が作っている?
脳卒中で左脳の機能を失った脳科学者がいました。
その後、10年近くリハビリをして
復活をとげたジル・ボルト・テイラー博士。
著書『奇跡の脳』には、
左脳の機能を失ったときのようすが
書かれています。
左脳の機能を失った瞬間は、
「忘れ得ぬ平穏の感覚が、
わたしという存在の
すみずみまで浸透しています」
とのこと。
左脳がダウンし、数字が理解できず、
電話をしたいのに、理解できない。
意識では助けを求めたいと思うのに、
言葉を発することができない。
そんな大変な状態なのに、
悩みがすべてなくなり、
心はやすらぎを感じていたのです。
復活をとげた博士が得た結論は
「頭の中でほんの一歩踏み出せば、
そこには心の平安がある。
そこに近づくためには、
いつも人を支配している
左脳の声を黙らせるだけでいい」
とのこと。
2. 悩んでいる状態とは
悩んでいる状態とは、
悩みの部分だけを見ている状態。
自分の中の批評家が責めている状態です。
悩みの部分をフォーカスしているので、
集めてくる情報も悩みにつながるものばかりです。
例えば、
上司は私のやることなすこと気に入らなくて、
怒ってばかりいる。
そう悩んでいたら、
上司が自分を批判している場面しか見えません。
3. カウンセリングで得られること
カウンセリングでは、
悩みばかりに向いていた視線を
周辺情報に向けていきます。
悩みと距離をとって観察していくのです。
虫眼鏡で、悩みのシーンだけをみていた状態から、
望遠レンズで周りの景色を見る状態に
変えていきます。
そして、悩みの歴史をたどっていきます。
時間軸を過去に戻しながら見ていくことで、
悩みの根本原因が見えてきます。
上司が怒ってばかりいる。
上司が変わらなければ、
悩みは解決しないと
思っていた。
けれど、
悩みの歴史をたどっていたら、
親に認めてもらいたいという気持ちが、
上司に投影されていただけだったと
気がついたり。
自分自身の頑張りを
認められるようになったら、
怒ってばかりいると思っていた上司は、
怒っているわけではなかったと気がついたり。
悩みから距離を取ると、
見える景色がかわります。
自分を批判している左脳の声がおさまり、
悩みがおさまってくることでしょう。
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ありがとうございました。
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