日常生活の中で、私たちは時として
コントロールが効かないほどの怒りを感じ、
他人にその怒りをぶつけてしまうことがあります。
この怒りの感情、
突然湧き上がってくるわけではありません。
実は、不満や不安、悲しみ、
恐れといった第一次感情が
積もり積もって、何かがきっかけとなり、
怒りという二次感情が発生します。
1.同じ状況でも異なる怒りの反応
同じ事柄に対しても、
時には怒りが湧くことがありますし、
全く気にならないこともあります。
例えば、子どもが近くで騒いでいる時、
それに対して怒りを感じ、
声を荒げることがあれば、
別の時にはそれが気にならないことも
あります。
その違いは、その時の感情の状態です。
不安や悲しみ、疲れやイライラなど、
他の感情で心の中がいっぱいになっている時に、
子どもが近くで騒いでいたら、
怒りとなって、声を荒げることでしょう。
心がリラックスしていたら、
子どもが近くで騒いでいても、
元気な子どものことを微笑ましく
思うかもしれません。
怒りを感じた時は、
目の前の事象だけではなく、
心の奥にあるいろいろな感情や本音に
目を向けてみましょう。
2.怒りは伝わっていないサイン
怒りは、周りの人が自分の思いとは
異なる反応や行動を取った時に、
発生します。
自分が伝えたいことが
周りに理解されていないと感じる時、
その怒りはコミュニケーションの欠如を
示しています。
「何を伝えたいのか、どう理解されたいのか」を
自分に問いかけて、明確にしてみましょう。
心を落ち着けてから伝え直すと、
周囲の反応も変わってきます。
3.他人からの怒りを受けた時
相手から怒りをぶつけられる時もあります。
私自身、
カウンセリングで初めて会ったクライエントから
怒りをぶつけられた経験があります。
10年ほど前の話ですが、
「カウンセラーがこんなに若いなんて」
という言葉を、怒りの感情とともに
投げかけられました。
相手からの怒りの感情を
そのまま受け取ると、
自分も怒りに飲み込まれてしまいます。
しかし、その言葉の背後には
何があるのかを考え、
静かに話を聞くことで、
怒りに支配されずに対応できます。
怒りは、ただ抑えるのではなく、
その背後にある感情に気づき、
それを癒していくことが大切です。
怒りの感情と上手に付き合いながら、
自分自身の感情を理解し、
適切に表現する方法を見つけましょう。
それにより、私たちは自分自身や
周囲との関係をより良いものにしていくことが
できます。
怒りの感情は、私たちが人として成長し、
より良い人間関係を築いていくための
重要なサインなのです。
まずは、怒りの感情を手放したい。
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