カウンセリングを円滑に進めるためにも、
日常のコミュニケーションでも、
信頼関係を築くことが大切というのは、
誰もが思っていることでしょう。
信頼関係を築くにはどうしたらいいのでしょうか?
1.信頼関係を築くのは言葉?それとも態度?
アメリカの心理学者
アルバート・メラビアンが行った実験に、
「感情や態度について、
矛盾したメッセージが発せられた時の
人の受け止め方について」があります。
見た目などの視覚情報が55%
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%
話の内容などの言語情報が5%
とのこと。
つまり、
「あなたのことを信用しています」
という気持ちが伝わるのは、
言葉よりも非言語だということ。
相手の表情や態度、姿勢、
目線、声のトーンなど、
多くの非言語からの情報を得て
コミュニケーションをしているのです。
2.視覚から信頼関係を築くスキル「ミラーリング」
視覚から信頼関係を導くスキルに
「ミラーリング」があります。
ミラーリングとは、相手のしぐさを
鏡にうつしたように真似ること。
人は、自分と似ている人を好きになる
傾向があるので、このミラーリングが
信頼関係を築くテクニックの一つと
されています。
ただ、このミラーリングは
意識して真似されるとわかるのです。
あっ、真似されているなと。
カウンセリングで、
意識的にミラーリングされると、
相談者は話をきいてもらえていないと
察します。
カウンセラーもミラーリングすることに
気を取られて、相談者の話を傾聴できていない
と気がつきます。
3.傾聴しているときにふと自分のしぐさをみてみると・・・
カウンセリングで傾聴しているときに、
ふと自分のしぐさに気を配ってみると
・相談者と同じタイミングでお茶を飲む
・相談者と同じようにうなずく
・相談者と同じように首を横にふる
など、自然にミラーリングになっていることに
気づきます。
あまりにもミラーリングになってしまうので、
気をつけてミラーリングを
くずすことすらあります。
信頼関係を作るのは、スキルではなくあり方。
相談者の話を傾聴し、同じ情景を一緒に見て、
同じ感情を味わっていたら、
自然にミラーリングになっています。
あり方が先で、スキルは後から
自然についてくることでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
神戸正博公式LINE、始動
神戸を応援してくださっている方
に向けて運用している
ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。
神戸の新プロジェクトや、
それにまつわる進捗の共有
神戸の研究の最前線情報なんかも
発信していきます。