潜在意識と顕在意識の話をする時に、
よくたとえに出されるのが、氷山の図。
無意識の領域がたくさんあるというのが
わかりやすい図ですね。
カウンセリングでは、
この無意識の領域から
少しずつ情報を取り出していきます。
それをわかりやすくたとえたのが
私の「冷蔵庫理論」です。
1.冷蔵庫の中には何が入っていますか?
おうちの冷蔵庫の中には何が入っていますか?
冷蔵庫・野菜室・冷凍庫の中身すべてを
把握している人はなかなかいないでしょう。
レタスやトマト、牛乳やお肉お魚、
冷凍食品も入っているかな。
アイスもあったかも。
そのような認識かと思います。
潜在意識は冷蔵庫と似ています。
いろいろ入っているのはわかっているけれど、
中身のすべてが把握できているわけでは
ありません。
2.潜在意識に入っているだけでは何もできない
冷蔵庫の中にある食材は、
冷蔵庫に入ったままでは、
認識することも調理することも
食べることもできません。
冷蔵庫の中を見て、料理の内容を考えて、
食材を取り出します。
ジャガイモと玉ねぎとにんじん、
牛肉とカレーのルーがあったから、
今日はカレーにしようという感じで。
そして、食材を洗ってまな板に並べて
始めて調理ができます。
潜在意識も同じ。
扉をひらいて、中を見て、
何があるのかなと観察します。
そして、必要なものを取り出して
まな板に並べます。
何をするのか、何をどのくらい取り出すのかなど、
自由にコントロールできます。
この取り出す作業がカウンセリング。
何を言っても大丈夫という安心安全な環境の中で、
見守られながら話すことで、
潜在意識の扉が開いていくのです。
3.放置すると腐ってしまう
冷蔵庫の食材は永久に食べられるわけではありません。
ある程度たつと腐ってしまいます。
潜在意識の中の感情も同じ。
外に出したくないからと、
無理やりフタをして放置したままでは
解決はしません。
冷蔵庫の食材が腐るように、
感情も腐ってしまうのです。
ますます見るのも嫌に
なることでしょう。
悪くなった食材を取り出して
捨てていくように、
潜在意識にしまいこまれた感情も
取り出して整理していきます。
それがカウンセリング。
取り出したネガティブな部分を
・そのまま捨てる人もいます。
・取り出して、不要な部分は捨てて、
残りは元の場所に戻す人もいます。
それは、本人次第。
カウンセラーにできることは、
ただ見守るだけです。
冷蔵庫にある食材を、
一緒に選んでまな板にのせていくのが
カウンセラー。
そんなイメージをすると、
カウンセラーに必要なのは
アドバイスではなく、
見守ることなのだと
腑に落ちていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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