私がお伝えしている、
マニュアルがあるカウンセリングには、
ところどころに「深呼吸」や「呼吸をする」という
場面を入れています。
カウンセラー養成講座の受講生の方から
「呼吸をあえて気にする理由は何ですか?」
とご質問を受けました。
1. 呼吸する意味とは
生きていれば、当たり前のようにする呼吸。
呼吸とは、生命維持に必要なエネルギーを
得るために、酸素を取り入れて養分を分解し、
その際に生じた二酸化炭素を排出する現象です。
普段なにげなくしている呼吸ですが、
あえて息を吸って、吐いてを意識することで、
生きている意味を思い出すと考えています。
呼吸に集中することで、
頭であれこれ考えた状態から、
心を感じる状態に切り替わります。
相談者の方に深呼吸していただくことで、
悩みばかりに向いていた意識が
悩み以外のことにも向いていきます。
2. 深呼吸をすることで心が落ち着く
怒りを感じたときの呼吸は
浅く早くなっていませんか?
あるいは、呼吸が浅くなりすぎて
止まりがちになることも。
緊張している時やストレスを感じている時も同じです。
呼吸が乱れてドキドキしています。
そんな時は、深く息を吸うことを意識し、
深呼吸することで、心も落ち着いていきます。
カウンセリングの流れの中に
あえて深呼吸をいれていくことで、
カウンセラーも相談者も心が落ち着いていきます。
3. 深呼吸することで、適度な間ができる
カウンセリングを進めていくと、
質問をして答えていただくという
一連の流れを、ラリーのような勢いで
進めてしまうことがあります。
カウンセリングは、質疑応答の場ではありません。
質問をするのは、気づきをうながすための手段の一つ。
質問をしなくても、気づきが生まれるのであれば、
なにも聞かなくてもいいくらいです。
カウンセリングでは、
質問をするよりも、言葉を味わうこと、
心に向き合う時間が大切。
深呼吸して、間をとることで、
相談者は、自分で発話した言葉を
味わいます。
そして、カウンセラーから
伝え返された言葉を味わうことで、
気づきが生まれやすくなっていく
ことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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