過去は変えられると言う人もいます。


過去は変えられない、

変えられるのは今と未来だけ。
そう言う人もいます。


あなたはどちらだと思いますか?

 

  1. 今のあなたを作っているもの

 

 

カウンセラー養成講座では、
「相談者のありのままを受容する」
とお伝えしています。


そしてカウンセラー自身も、
「ありのままの自分を受容する」
とお伝えしています。

 

ところで「ありのままの自分って何ですか?」
と言われることもあります。

 

生まれてから今まで、

たくさんの人に会い、
いろいろなことを学んできました。


言葉遣いも、

自分が常識だと思っていることも、
すべては誰かに教えてもらったこと。

 

そう考えると、自分と他人との境界が
わかりにくくなっているのかもしれません。

 

今の私たちを作っているのは、
過去の記憶や経験。


特に価値観を作っているのは、
10歳頃までの記憶や

経験であることが多いです。

 

こんな方がいました。

 

幼い頃に親に話しかけたときに
「うるさいわね。あっちへ行って」
と何度も言われたのです。

 

私は愛されていないのかもしれない。


静かにしていないと、

愛してもらえない。
いい子にしていよう。

 

そう思うようになり、
感情が表に出せなくなっていた

と気づいた方。

 

カウンセリングで、
「自分の感情を表に出してはいけない」
そんな禁止令を持っていたと

気づいたのです。

 

過去の経験から価値観が作られていきます。

 

  2. 過去は変えられる?

 

 

親に話しかけられたら
「うるさいわね。あっちへ行って」

と言われた。

 

このことに対して
・気にせずに、友だちのところに遊びに行った
・忙しそうにしている親を手伝った
・自分は愛されていないと悲しくなって泣いた

 

など、解釈も行動も人それぞれです。

 

過去の事実は1つで、変わりません。


でも、解釈は変えられます。

 

子どもの頃は、親に愛されていないと
思って悲しんだかもしれません。


けれど、今は、いろいろな経験をして、
知識もついた大人の自分がいます。

 

大人の自分が、過去を振り返って
考えてみると、見え方が変わります。

 

愛されていなかったわけではない。
ただ親が忙しかっただけなのだろう。


たまたま、親の心がイライラして
いただけなのかもしれない。

 

そんな風に解釈がかわり、
出来事に対する感情も変わります。

 

過去の事実は変わらないけれど、
解釈と感情は変わります。

 

そう考えた時、
過去は変えられないとも言えるし、
変えられるとも言えます。

 

変えたい過去があったら、
別の角度から見ることで、
見え方が変わり、解釈も変わります。

 

そして、感情が変わることで、
嫌な思い出だったとしても、
なんでもないことや、良い思い出に
変わっていくかもしれませんね。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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