カウンセリングをしていると、
お客様のお話をきっかけとして、
自分の心の癒されていない部分が
影響を受け、沈んだ気持ちになることも
あります。
また、カウンセリングに限らず、
日々生活をしていると、
入ってきた情報に反応して、
気分が沈んでしまうこともあります。
実は気分が沈んだままでいると、
弊害があるのです。
1. 気分が沈んでいるときは、視界も灰色?
将来の見通しがつかないことを、
黒で表現して「お先真っ暗」と言ったりします。
アメリカの心理学者が、
「悲しみによって色の認識に変化があるのか?」
という研究を行いました。
127名の男女を無作為に2グループにわけて
・Aグループには、悲しいシーンの映像
・Bグループには、お笑い番組の映像
を見せました。
その後、48種類の彩度を変えた色を見せて、
それが赤・黄・緑・青のいずれかであるのかを
答えてもらったのです。
その結果、悲しい映像を見たAグループの人は、
お笑いの番組を見た人に比べて、
青と黄色の色を特定する精度が低かったのです。
この研究から、気分や感情が色の見え方に
影響していることが判明しました。
悲しい時、色の見え方が違うのは
ドーパミンの減少が影響しているとのこと。
悲しい気分のままでいると、
ドーパミンが減少し、実際に視界が
灰色がかっているということなのです。
沈んだ気持ちのままでいると、
楽しいこと出来事があったとしても、
あまり楽しめません。
何か良いチャンスが目の前にあったとしても、
気がつかないかもしれません。
よりよい人生にするためには、
自分自身の感情管理がとても大切です。
2. 気分を1ミリでも上げる方法
日々、忙しいと自分のことは
後回しになってしまいがちです。
そして、自分の気分も
放置したままになってしまいます。
少しの隙間時間に
「今の気分はどうだろうか?」、
「今の自分は何を感じているのだろうか?」と
自分自身に聞いてみましょう。
自分自身の感情を気づかうようになると、
気分が沈んだ時は、
「私は今、気分が沈んでいるのだな」と
認識できるようになっていきます。
そして、気持ちが沈んでいると思った時は、
すぐに自分の機嫌がよくなることを
やっていきましょう。
たとえば、私の場合ですと
サーフィンが好きなので
「サーフィンをやっている自分」を想像します。
クレープが好きな人がいて、その人は、
「クレープを食べている自分」を
想像すると気分があがります。
事前に、
「気持ちが沈んでいるときにすぐやること」を
メモしておきます。
これをコーピング(自分助け)リスト
といいます。
たとえば
・サーフィンをする
・海が見えるカフェでのんびりする
・温泉に行く
など、できたらいいけれど、
すぐにはできないことだけではなく
・サーフィンをしている自分を想像する
・海をみながらゆっくりしている自分を想像する
・温泉宿をネットで調べる
など、すぐにできることも
メモしておきましょう。
気分が落ち込んだ時は、
このコーピングリストを
順にやっていき、
気分を素早く上げていきましょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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