先日このようなご質問をいただきました。
カウンセリングで自分が知らないことを聞かれたら、
自信なさげになってしまいます。
何か良い方法はありますか?
1. 知らないことを聞かれたらどうしますか?
「カウンセリング業界で有名な〇〇先生、
ご存知ですよね?」
とか
「心理学用語の〇〇、ご存知ですよね?」
など、「当然知っていますよね」という感じで
話をされることもあります。
カウンセラー=先生だと思っていたら、
恥ずかしくて「知らない」とは言いにくい。
そう思うかもしれません。
私の場合は、知らないことは知らないと
答えます。
たとえば
「カウンセリング業界で有名な〇〇先生、
ご存知ですよね?」
ときかれたら
「〇〇先生という方がいらっしゃるのですね。
存じておりませんが」という感じで、
知りませんと伝えつつ、
話を先に進めてもらえるように、
もっていきます。
自信なさげではなく、淡々と、
はっきりと伝えます。
2. 知らないことは悪いこと?
カウンセラーを始めたばかりの頃は、
「それは知りません」と
言いにくかったことも
あります。
知らないことは、悪いことという思いが
どこかにあったのかもしれません。
今は、自分が知らないことはたくさんある。
知らないことがあってもいい。
そう認められるようになりました。
知らないことを知らないと言えるのは、
強さかなとも思っています。
3. 相談者に尊敬の念をもって話を聴く
カウンセリングで相談される内容は
カウンセラーの知らないことばかりです。
私が知らないことを話されている相談者は、
すごい人だなと尊敬の念を持って
話を聴いています。
そして、自分がすでに経験したことがある話を
されたとしても、自分の経験とは結びつけません。
相談者が体験していることは、
自分の経験とは別のもの。
先入観なしに、初めて聴くという気持ちで
聴いていきます。
相談者の話を、興味を持ってきくことで、
質問も自然に出てきます。
自然に、傾聴の態度で
話を聞いていることでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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