カウンセラーでもあり、
クレーム処理のお仕事もされている方から
ご質問をいただきました。


「怒っている人にどうやってよりそいますか?」と。

 

  1. その怒りは自分に向けられたものではない

 

 

目の前の人が自分に向かって
「お前はなんてダメなやつなんだ」
そう言って怒っていたとしても、
実はその怒りは、
相手から自分に向けられたものではありません。

 

怒りは、相手が決めた反応の一つ。


相手が「怒り」という感情でしか
表現ができなかったというだけなのです。

 

怒りでしか表現できなかったその裏には、
「幼い頃に親から欲しい形の愛がもらえなかった」
という愛の欠乏感が、かくれていることが
多いです。

 

幼い頃に、「お前はなんてダメなやつなんだ」
と言われ続けていたのかもしれません。
あるいは、一生懸命やって「よくやったね」
と褒められたかったのに、

無視されたのかもしれません。

 

そのような幼い頃の記憶から、
「自分が思ったようにならない人を
 見たら怒りの感情を選ぶ」
ことにしているだけ。

 

怒っている相手を見たら
「どんな経験が、怒りを選ばせているのかな?」
そんな客観的な目でみれるといいですね。

 

  2. 自分の感情も自分の選択の結果

 

 

怒りの感情をぶつけられた時、
あなたはどう感じますか?

 

怖い・イライラする・怒るなどでしょうか。

その感情を選択するのは、自分自身。


怒りの感情をぶつけられたからといって、
怒りを返さなくてもいいのです。

 

相手の怒りを怒りで返そうとしているとしたら、
「今、怒りの感情を選択している」
と第三者目線で気が付けるといいですね。

 

相手の感情と自分の感情を

切り離して考えることができます。

自分の感情を客観的に見れると、
落ち着いてくることでしょう。

 

  3. 相手が怒りの感情を出しつくすまで受け流す

 

 

怒りの感情を持ち続けるのは、
かなりなエネルギーが必要になります。

 

はげしい怒りの感情を持ったまま

何時間もいることは、
ほぼ不可能です。

 

相手は、どのような事象に
怒りの感情を持ったのだろうかと
冷静に受け止めて、可能であれば伝え返しをします。

 

「あなたは、〇〇について
 ダメなやつだと思ったのですね」など。
非がある場合は、あやまります。

相手は、怒りの感情を一通りはきだすことができたら、
落ち着いてくることでしょう。

 

相手が落ち着くまでは、
「怒ることで愛の欠落を訴えているのだな。
 どのような原因があって、
 怒りの感情を選択したのだろうか。」
そんな冷静で、中庸な心できけるといいですね。

 

そして落ち着いてから、相手と一緒に、
怒りの感情を選択した理由を探っていくのです。

 

そうは言っても、
私も怒っている人には近づきたくありません。

カウンセリングなど、
必ず自分が対応しなければいけない場面以外は、
怒りの感情が自分に向かないように
逃げてしまうことでしょう。

 

自分に優しく。


できれば、自分自身が

不機嫌になるような環境からは
離れておきたいですよね。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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