人の話を聞いている時、
心の中に感情がわいてきたり、
アドバイスしたくなることはありませんか?

 

  1. 人の話をきいて湧き上がる感情とは

 

 

たとえば、カウンセリングのお客様から

「会社の上司から、部下の目の前で

 罵倒されるのです。
 何をやっても認めてくれなくて。
 この前なんて、私が徹夜して作った企画書を
 ほとんど読まずに、こんなのはダメだと
 投げ返してきたのです。
 ひどい上司です。」

 

このようなお悩みを聞いた時に、

どう思いますか?

・ひどい上司に対する怒り
・なぜ頑張りをわかってくれないのかという憤り
・自分がパワハラをされたような悲しみ
・転職すればいいのでは?というイライラ
・大変な思いをされているのだなと
 心が押しつぶされそうな思い

 

もしかしたらこのような感情がフツフツと
わいてくるかもしれません。

 

このわき上がってきた感情は、
相談者のものではありません。
カウンセラーの価値観から

出てきたもの。

 

相談者の心の中は、本人にしかわかりません。

自分が生きている世界とは違う

環境の話をきいて、とまどったり、

味わったことがないような
感情を持つこともあるかもしれません。

 

私は、このようなシチュエーションでは、
こんな風に感じるんだ。
そう認めて、そっと脇に置いて、

傾聴を続けます。

 

普段の会話の中でも、相手の話をきいて、
感情がわいてくることがあるでしょう。
その感情は、自分のもの。


自分の本音に気づくチャンスなのです。

 

  2. カウンセラーにとって相談者は心の鏡

 

 

カウンセリングでは、カウンセラーは
伝え返しをしながら、
鏡のように相談者の心を映し出します。

 

カウンセラーは、相談者の心の鏡。


そして、カウンセラーにとって、
相談者は心の鏡なのです。

 

カウンセラーは相談者の心を映し、
相談者はカウンセラーの心を映します。

 

カウンセリング中に、相談者の話をきいて、
自分の心が揺れ動いたら、
カウンセリングが終わった後に、
自分の心に質問をしてみます。

 

「なぜ、私の心は相談者の上司の
 パワハラの話に過剰に
 反応したのだろうか?
 そこに何があるのだろうか?」と。

 

カウンセリング中に、

カウンセラーの心が
揺れ動くのは悪いことではありません。

 

ただ、心が揺れ動いたとしても、
その感情を相談者にぶつけなければ、
いいのです。

 

そして、自分の感情を

押し殺すのではなく、
認めて、そっと脇に置くだけ。


カウンセリングがおわったら取り出して、
眺めてみる感じです。

カウンセリングは、
カウンセラーにとっても自己啓発の場、
気づきの場なのです。


自分の価値観や、本音が映し出されます。

日常生活のコミュニケーションも同じ。
第三者のような視点で、
自分の心を感じとることで、
自分の価値観や本音が、

見えてくることでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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