先日、カウンセラー養成講座の受講生向けに
やっているお茶会(勉強会)で
このような相談がありました。

 

カウンセリングに来ていただいた
相談者さんにお話をうかがおうとしたら、
「悩み事はありません」と言われたのです。
このような場合はどうしたらいいですか?

 

という相談でした。

 

  1. カウンセリングに来たのに、悩みを話せない理由

 

 

悩みごとがあるからカウンセリングを予約したはず。


なのになぜ、「特にない」と

言ってしまうのでしょうか。

 

それは、悩み事が頭の中でグルグルしていて、
言葉になっていないから。

 

今、目の前で悩み事につながる何かが起こっていたら、
・子どもが言うことを聞いてくれないのです
・上司がパワハラなのです
・パートナーから無視されるのです

など相談できるかもしれません。

 

でも、気分は落ち込んでいるけれど、
目の前で悩み事がおこっているわけでは
ないこともあります。

 

無意識のうちに、カウンセリングを
申し込んでみたものの、
なぜ気分が落ち込んでいるのかわからない。


悩みといっても、何なのかわからない。


そんなこともあります。

 

  2. カウンセリングの前に悩み事を思い出してもらう方法

 

 

カウンセリングの時間は、

だいたい1時間です。


なぜ気分が落ち込んでいるのかわからない状態で、
カウンセリングを受けると、
よくわからないまま終わってしまうかも

しれません。

 

そのため、カウンセリングを
申し込んでいただいた方には、
アンケートをお願いしています。

 

・自信がないと感じることはありますか?
・人生が楽しくないと感じることはありますか?
・怒りや欲求不満を感じてしまうことはありますか?

などを、全くない〜大いにあるまで、
4段階で答えていただきます。

 

アンケートの最後に、悩みの内容について
記載していただきます。

 

アンケートに答えていただくことで、
私は、何かに悩んでいるんだ。
それって何かな?と自分の心を
振り返ることができるのです。

 

  3. 心の中のモヤモヤの正体を知る方法

 

 

心の中のモヤモヤは、

言葉になっていない悩みです。
なぜモヤモヤするのだろう?


何があるのかな?
そう思うと、答えをみつけようとします。

 

カウンセリングの最初の頃は、
うまく言葉にならないかもしれません。


なんとなくイライラする。気分が沈む。
言葉を発することで、
「私、イライラしているんだ」と気づきます。


何があるのかな。


言葉で話そうとして、心に向き合います。

カウンセラーに共感され、
すべてを受け入れてもらえると、
ホッとして心がゆるみます。

 

そして、自分が発した言葉と、
カウンセラーからの伝え返しで、
これが私の悩みなんだと気づきます。

 

相談者は、発した言葉の何倍もの気づきを
得ています。


心の痛みを認め、気づくことで、
心の中のモヤモヤや痛みが
徐々に改善されていくことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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