カウンセラーは相談者の心の鏡。
気分が高揚しすぎていたり、
落ち込んでいたら、
鏡がくもっているのと同じ。
相談者の心を映し出すのが難しくなります。
1. 心を整える
実はもう何年も前の話ですが、
女性に振られたその日に
カウンセラーとしてカウンセリングを
したことがあります。
心が落ち込んでいて、胸がはりさけそうだった
あの日。
カウンセリングの予定が入っていたので、
必死で心を整えました。
その方法は
・考えていることを全てノートに
書き出すブレインダンプ
・呼吸法
・散歩
これらを駆使して、落ち込んでいた心を
整えたのです。
私たちは、生きていると
落ち込むこともあります。
逆に見るものすべてが、輝いてみえるほど
心がウキウキすることもあります。
そのままの心で、カウンセラーとして
カウンセリングしてしまうと、
相談者と心の周波数があいません。
ラジオを聞くときに、
番組の周波数をあわせないと聞こえないように、
カウンセリングでも、周波数があわないと
話がききとれないのです。
心が高揚しているときは、
「相談者はなぜこのようなことに
悩んでいるのだろうか」
と思ってしまうかもしれません。
心が落ち込んでいるときは、
自分のことで精一杯で、
人の悩みの話が頭に入ってこないかもしれません。
カウンセリングの時は、
いつも心を中庸・ニュートラルに
保つようにしています。
2. 考えていることを書き出すブレインダンプ
今考えていること、
かかえている悩みや願望など、
すべて紙に書き出すのがブレインダンプ。
頭の中をからっぽにするイメージです。
頭の中だけで考えていると、
思考がグルグルとまわっているだけで、
解決することもなく、
そのまま考え続けることに
なってしまうのです。
悩みなら悩んだまま、
モヤモヤしている状態が続きます。
頭の中をすべて紙の上に出して
からっぽにします。
10分間など時間を決めて、
頭に浮かんだことを書き出します。
・お腹すいたな
・ちょっと寒いかも
・何を書いたらいいのだろう
そんな心のつぶやきも
すべて紙に書いてしまいます。
ノートに書くだけで、
悩みが解決できた気分になることも
あるくらい、すっきりします。
書き出した文字を見ることで、
自分を客観的にみられます。
落ち込んでいたとしたら、
その心も鎮まっていくことでしょう。
3. 呼吸をととのえる
呼吸を整えます。
いくつかの呼吸法があるのですが、
私がよくやっているのは自律訓練法です。
時間が取れない時は、深呼吸を数回繰り返すだけでも、
心が落ち着いてきます。
4. 散歩する
私が手帳に「朝6時に起きてウォーキングをする」
と書き続けて、ついに習慣化できたウォーキング。
軽い運動は、健康によいだけではなく、
心にもよいです。
アップル社の共同設立者のスティーブ・ジョブズ氏が、
アイデアを生み出すためにやっていたのが「散歩」。
歩くことで、頭の中がからっぽになり、
アイデアがひらめくのです。
心の中がモヤモヤしているときなら、
散歩することで、
霧が晴れるように気持ちが落ち着いてきます。
カウンセラーが心を整えて、
相談者の心を映し出すことで、
相談者が自分の心に気づき、
認めていきます。
自分の力で癒せることを、
思い出していくのです。
そして、自分の力で心をいやしていきます。
相談者の様子を見守ることで、
カウンセラーも癒されていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
神戸正博公式LINE、始動
神戸を応援してくださっている方
に向けて運用している
ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。
神戸の新プロジェクトや、
それにまつわる進捗の共有
神戸の研究の最前線情報なんかも
発信していきます。