私は、「カタリスト養成講座」という
カウンセラー養成講座を行っています。
今までに育てたカウンセラーは
600人以上。
今は、リアルセッションを行う
カウンセラーだけではなく、
おうちで、オンラインで行う
ホームカウンセラー養成講座も
行っています。
以前カウンセリングをした方に
こんな方がいました。
「大事な時に限ってお腹が痛くなるのです。
病院に行っても、どこも悪くないと言われます。
会社を休みたいけれど、忙しい時だし、
周りの目もありますし。困っているのです」
とのこと。
1. あなたがカウンセラーなら、どうしますか?
大事な時に限って、お腹が痛くなったり、
熱がでたり。
どこか悪いところがあるのかもと思って
病院に行くけれど、検査結果は異常なし。
病院の先生からも、
「特に悪いところはありません」と
言われてしまう。
でも、体調が悪いのです。
こんなお悩みを持っている相談者。
あなたがカウンセラーなら、どうしますか?
もしかしたら、
健康に良い食べ物を紹介したり、
健康法を教えたくなるかもしれません。
でも、相談者が聞きたいのは、
健康法ではありません。
健康法をききたいなら、
カウンセラーのところに
行くのではなく、
健康に関するセミナーや、
本を買って学ぶでしょう。
相談者が心の奥底で望んでいることは
・話をきいてほしい
・愛がほしい
ということなのです。
2. もしかしたら、こんな経験があるかもしれません
相談者と一緒に、
『大事なときに体調が悪くなるのは
なぜだろうか?』
という悩みのタネについて
考えていきます。
無意識の中に眠っている
悩みのタネは、
幼い頃の経験の中にあることが多いです。
幼い頃、両親とどのようなことがあったのかを
思い出していただきます。
・普段は暴力的な親が、病気のときだけ
優しくしてくれた
・怪我をしたときだけ、
親身によりそってくれた
・普段仕事で忙しい親が、
病気のときだけ面倒をみてくれた
もしかしたらこのような、
病気の時だけいい思いをした経験が
あるかもしれません。
私たちの潜在意識は、
病気でなくても熱を出したり、
腹痛をおこすことができるのです。
3. 幼少期の記憶を相談者ご自身に思い出してもらう
カウンセラーは、
幼少期の経験に原因があるのかもと
思いながらも、それを指摘することは
ありません。
相談者と、
『相談者の幼少期の生い立ち絵巻』を
一緒に見ていきます。
『生い立ち絵巻』の隙間を
埋めていくように
質問していきます。
そして、相談者が
「あっ、病気のときだけ親から優しい声を
かけてもらえたんだ」
と気づき、子どもの頃の
寂しい心に気づいてきます。
病気になると関心を
もってもらえる。
愛がもらえると
思っているんだな。
という心の矛盾に気づくと、
悩みそのものがなくなっていく
こともあります。
その様子を、見守っていくのが
カウンセラー。
カウンセラーにできるのは、
愛の態度でお話を傾聴することだけ
なのです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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