先日、カウンセラーを始めたばかりの受講生から、
相談がありました。
傾聴が大事だと思ってはいるのですが、
相談者の話をきくと
ついつい「それは大変ですね」とか、
「なんてひどい」などと反応してしまい、
心がざわめいてしまうのです。
1. 相手の言葉に反応するのは、なぜ?
カウンセラーは中庸な心で、
相談者の話を傾聴する。
わかってはいても、
心がざわめいてしまうことはあります。
自分が過去に経験し、
のり越えたことを聞いたら、
「その方法じゃなくて、
こうした方がいい」と
言いたくなります。
自分が経験したこともない
悲惨な話をきいたら
「大変ですね」「怖い」
と思ってしまうかもしれません。
その反応は、
相談者の言葉が意味していることでは
ありません。
カウンセラー自身の価値観で
反応を選んでいるだけ。
カウンセラーが、相談者の表面的な話をきいて
反応してしまうと、
そのカウンセリングは、表面的な話だけで
終わってしまうことになります。
2. カウンセラーの心を中庸にする方法
カウンセラーの心をネガティブでもなく、
ポジティブでもない、
ちょうど真ん中にする方法として
・自分の体を感じていく自律訓練法
・頭の中にあることを書き出していく
ブレインダンプ
・反省・感謝・自分ホメ・気づき・
明日へチャレンジを書く5行日記
・自分の目を見る鏡瞑想
をオススメしています。
これらの方法は、毎日やっていくもの。
今すぐに心の中のモヤモヤを
解決したい。
そんな時もありますよね。
特に、カウンセリグの直前なのに、
心がモヤモヤしている時は、
このままではカウンセリングが難しい
とあせってしまいます。
ちょっとした隙間時間で、
心の中のモヤモヤをクリアにしたい時、
私は、心を整理をする
イメージワークを行います。
3. 心の整理をするイメージワーク
心の中にある
・いらいらしている
・あせっている
・モヤモヤしている
といった感覚を、心から取り出して、
箱に入れて整理整頓していきます。
洋服ダンスの中で
ごちゃごちゃしている
あまり着ない服を、
箱に入れて棚にしまう感じ。
中庸な気持ちをさまたげる
ネガティブな気持ちや
ポジティブすぎる気持ちを
取り出して箱に入れる
イメージをします。
こんな気持ちがあったんだと
客観的に見ることで、
あるがままで素晴らしいと
思えるようになって
いきます。
心の中にあるいろいろな
価値観が整理され、
相談者の表面的な言葉に
反応しなくてすむように
なっていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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