なにかをしてもらって、うれしかったときに、
お礼を言いたいという気持ちはあるのです。
でも、「ありがとう」の「あ」が言えないのです。

照れくさいのか、
どういったらいいのかわからないのですが、
急に声が出なくなるのです。

 

このようなお悩みの相談がありました。

 

  1. 感謝してはいけないという禁止事項

 

 

「ありがとう」の「あ」の言葉がでないなら、
普段から「ありがとう」という言葉を
練習してみましょう、

という話ではありません。

 

なぜか感謝が言えないのは、
発音ではなくもっと深いところに
理由がある場合が多いです。

 

今回の相談は、
「ありがとう」の言葉がでないでしたが、
ほかにも

 

・人に対して「ありがとう」と

 感謝の気持ちを感じない
・人から何かをしてもらっていることに

 気づけない
・人から助けてもらっても、

 足りない部分ばかりが気になり
 「これをしてもらっていない」

 「あれがたりない」と
 満たされていないことばかりを

 うったえる

 

このような人もいます。

 

  2. なぜ感謝を感じないあるいは、感謝の気持ちを伝えられないのでしょうか?

 

 

感謝を感じないあるいは、
感謝を感じてもなぜか

「ありがとうございます」と
いえない場合。

 

幼少期の環境に原因がある場合が

あります。

 

それは
・親から「ありがとう」と

 あまり言われなかった
・家族のコミュニケーションの中で

 「ありがとう」が禁止されていた
・親がニュースに向かって

 文句ばかり言っていた

 

このような環境に、あったのかもしれません。

家族以外の人と
コミュニケーションを取る意味が
見いだせない人もいます。

 

親に認められたい、愛されたい、
その思いから子どもは、
親と同じような価値観を
無意識に持つことが多いのです。

 

そして大人になり、
満たされていない何かに気づき、
悩みを持つのです。

 

表面の悩み「ありがとうがいえない」
に対処するのではなく、
その奥にある悩みのもととなった
なにかを相談者と一緒に

掘り出していきます。

 

本人も忘れている「過去の出来事」を
一緒に思い出していくことで、
あるとき、


「あっ、もしかしてこの出来事が
 心にひっかかっているのかも」と
思い当たるかもしれません。

 

思い出せても、思い出せなくても、
相談者のお話を傾聴しながら、
愛を持って見守っていく。

 

それがカウンセラーにできる

唯一のことなのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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