人と話していて、「なぜかこの人のことは苦手だ」
と思ったことはありませんか?
特に何か、嫌なことをされたわけでもない。
でもどうしても話したくない。
そんな感情を持った時、あなたはどうしますか?
1. なぜ苦手とか嫌いとか思うのでしょうか
なぜ嫌いなのですか?
なぜ苦手なのですか?
と言われても思いつかない。
でも、心が拒否する感じ。
そんな時、本当は話したくないけれど、
その心をおさえて、
なるべく表情を変えないように
話すかもしれませんね。
それは触りたくないものを、
布で包んで、むりやり触っている感じ。
ちょっとしたことで感情がおさえきれずに
大声を出してしまったり、
攻撃してしまうかもしれません。
実は、なぜ苦手とか、嫌いとか思うのかというと、
過去の何かを投影しているから。
目の前の人が嫌いなのではなく、
目の前の人を通して過去の出来事を
みているだけなのです。
2. 苦手や嫌いは心のブロックに気づくチャンス
どうしてもこの人のことが嫌い。
どうしてもこの話が嫌い。
そんな風に思うときは、
目の前の人や話しを通して、
過去の何かの出来事をみて、
嫌いだと判断しているだけ。
ちょっと距離をおいて、
客観的にながめてみましょう。
これは、私の若い頃のエピソードです。
会社の上司の私への接し方がとても嫌でした。
一生懸命やっているのに全然みてくれない。
声もかけてくれない。
一言ぐらい、ねぎらいの言葉を
かけてくれてもいいのに、そっけない。
だから私は、反抗心むきだしで
上司にくってかかったこともあります。
今思えば、その上司は
何も悪くなかったのです。
私がその上司を通して、
過去の父親を見ていただけ。
父親にかまってもらいたかった、
認めてもらいたかった。
その感情をただ上司にぶつけていた
だけでした。
当時はそのことに気づかずに、
上司には失礼なことをしてしまいました。
距離をおいて、客観的にながめてみると、
自分の心がみえてきます。
この思いは、いったい何を
投影しているのだろう
という見方をすると、
ある時、過去の出来事に
思い当たるかもしれません。
自分の心に気がつけると、
苦手・嫌いと思っていた人との関係も
よくなっていくことでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。