私たちが、つらいと感じることには
理由があったりします。
実はつらいことがあったとき、
その事柄が私たちを落ち込んだ気持ちに
するわけではありません。
つらいことをどう解釈するかによって、
心が落ち込んでしまうのか、
そこからステップアップしようとする
原動力にかわるのかに
分かれていきます。
1. どんな時につらい気持ちになるの?
会社で、同僚との人間関係に悩み、
自分だけ会社の中で無視されていると
悩んでいる女性がいました。
「挨拶をしても無視されるのです」
「話しかけても答えがかえってきません」
そんな風に相談されたときに
「挨拶してもかえってこないなら、
無理に挨拶しなくてもいいのでは?」
「挨拶に気がつかなかったのだよ。たぶん。
無視されているなんて気のせいなのでは?」
こんな風に解決法やアドバイスを
されたとしたら・・・。
あなたならどう思いますか?
「私の悩みの内容をわかってくれる人が
誰もいない」
そう思うのではないでしょうか。
2. 人が孤独を感じるのは一人でいる時ではなく
人が孤独を感じるのは、一人でいる時ではなく、
周りに人はいたとしても、
自分を理解してくれる人が一人もいない
と思った時。
人が孤独を感じると、
・不健康な習慣につながる
・食生活の乱れや体を動かさない生活などから
心臓疾患の危険性が増す
・免疫システムが弱くなる
・うつになる危険性が増す
など、悪影響が出てしまいます。
人に理解されないと感じることで、
つらさや孤独感を持ち、
精神的にも身体的にも良くない状況に
なってしまうのです。
3. カウンセリングでつらさ、孤独感をやわらげる方法
まわりとのコミュニケーションがうまくいかない、
つらい、孤独であるという気持ちを抱えている方に、
「こうした方がいいよ」というアドバイスをするのは
優しさではありません。
解決法を教えるのは、
「あなたのことを理解できない」
「あなたはできていない」
とつきつけているようなものです。
カウンセラーができることは、
ただ話を聴くことだけ。
「無視されている気がするのですね」
「どのような場面なのでしょうか」と、
一緒にその現場を、イメージしていきます。
自分の話を聞いてくれる人がいる。
理解しようとしてくれる人がいる。
話をさえぎられない、否定されない、
自分のことを受け入れてくれる人がいる。
そのことで、相談者の心に安心感がめばえ、
自分自身の心に目を向けられるように
なっていきます。
心が少し整ってきたら、
気づきも生まれてくることでしょう。
その時に一緒に、悩みのタネを探していきます。
探している過程を、
親のように温かい心で
見守っていくのがカウンセラーです。
相談者の心が少しずつ
満たされていくことでしょう。
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