私は、カウンセラー養成講座を始めた8年前、
最初はマニュアルがない、
相談者の話を傾聴するのみのカウンセリングを
教えていました。
「悩みの解決方法は相談者ご自身が持っています。
カウンセラーは傾聴するだけです」
と伝えていたのですが、
初めてのカウンセリングの場合、難しかったです。
傾聴するだけで、
相談者が自分の心を俯瞰できる方法はないかなと
模索しました。
その結果・・・
1. 相談者が自分の悩みに自然に気づく方法
カウンセリングにいらっしゃる相談者は、
・なんとなく生きづらさを感じている
・どうしたらいいのだろうかと思いつつも
漠然としている
・悩みは何ですか?と言われても
どう答えたらいいのかわからない
といった、混沌とした心を抱えてくる方が
ほとんどです。
私は、このことに悩んでいて、
解決方法はこれとこれです。
明確に言語化できているとしたら、
その悩みは一人で解決できることでしょう。
よくわからないから悩んでいるといえます。
カウンセリングの最初から、
悩みを話してくださいと言っても、
何をどう話したらいいのかわからない方が
ほとんどなのです。
そこで、事前アンケートの内容や、
よくある悩み一覧の中から選んでいただいた
悩みの話から入っていきます。
話していただく中で、
自分の悩みはこれではなく、
違うところだったとか
ここを悩んでいたんだと
気づいていくのです。
そして、悩みの裏にある感情もきいていきます。
悩みそのものよりも、
悩みの裏にある感情に、
悩みの大元につながるヒントが
あることが多いのです。
2. 悩みは紙に書き出すことで、客観的に見れる
私が講座でお伝えするカウンセリングの手法は
いくつかあるのですが、
実際に相談者と対面でカウンセリングする方法の中には、
悩みを紙に書き出す方法があります。
自分自身の心を客観的に見たり、
感じたりする方法の一つは、
紙に悩みを書き出す方法です。
紙に書き出すことで、
自分自身のことでありながら、
他人事のように見られるのです。
たとえば
物事を後回しにしてしまう自分が
嫌いだと悩んでいるとしたら
「そうか。私は、物事を後回しにしていると
思っているんだな」
・本当にそうなの?
・どんなときにそう思う?
など、客観的にみることで、
別の視点も生まれてきます。
3. ポジティブな内容もきくことで、理想の自分とのギャップを知る
カウンセリングというと、
悩みのみにフォーカスして
話をきくものというイメージがありますよね。
私の手法の中には、
ポジティブな内容をきくものもあります。
カウンセリングなのに、ポジティブ?
と驚かれることも多いこの手法。
カウンセリングというと
悩みばかりにフォーカス
してしまいます。
でも、人は悩みばかりではないはず。
ポジティブな面からも見ることで、
新たな気づきが生まれます。
人は、他人からのアドバイスは
聞き入れにくかったり、
すぐに忘れてしまったりするのですが、
自分で気づいたことは
受け入れられるのです。
自分と向き合うことで、
自分自身を知ることができます。
カウンセリングは相談者が自分と向き合う時間。
悩みを引き起こしている原因を
見つけるだけではなく、
自分の才能を見つけていく人もいます。
才能は、自分と向き合うことで、
開花していくのです。
自分と向き合うことで、
自分自身がわかり、
他人の評価だけで
自分を決めつけていた人が
自分自身を自分で評価できるのです。
そして、才能を見つけ、成長していく。
その気づきの瞬間の
目の輝きを見るのが、
カウンセラーの喜びの一つです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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