人は、1人では生きていけないですよね。


食べ物一つとっても、

自分でお米や野菜を栽培しているわけでは

ありません。

 

誰かが育ててくれて、

流通してくれる人もいて、

料理を作ってくれる人もいて、

食べている。


すべてにおいて、誰かに支えてもらって

生きています。

 

家族や友だちや周りの人たちとも、

助けられたり助けたり、

持ちつ持たれつの関係になっている

ことでしょう。

 

でも、中には人に頼ることに

恥ずかしさを感じる人もいます。

 

  1. 人に頼ることができないのです。

 

 

カウンセリングをしていると、

カウンセラーが直面したことがない悩みを

持っている方がいらっしゃいます。

 

たとえば
「他の人に頼ることができないのです。

 本当は助けてもらいたいのに、

 ついつい人の面倒ばかりみてしまうのです」


このような悩みを持っている人がいました。

 

「人に頼ることができない」

という悩みを持ったことがない人は、

「ただ人にお願いすればいいのでは?

 これお願いって言えばいいでしょ。

 それって悩むこと?」

と思うかもしれません。

 

しかし、他人から助けられると、

自分が晒し者になったような

情けなさを味わう人もいます。


そんな人に、

「お願いします。って笑顔で言えば大丈夫よ」

とアドバイスしても、

問題解決にはなっていません。


その時は、なんとか切り抜けられたとしても、

「他の人に頼ることができない」

という、生きづらさを

ずっと持ち続けることになります。

 

・本当は自分の面倒をみてもらいたいのに、

 なぜか他の人の面倒ばかりをみてしまう
・かわいそうな人を見ると、

 ついついお金や時間を与えてしまう
・誰に対しても常にいい人であろうと

 してしまう
・感情表現が苦手で喜怒哀楽を

 表現できない

 

例えば、このような悩みを

持っている場合、

今現在起こっている出来事に

原因があるのではなく、

悩みのタネは別のところにあるのです。

 

  2. 悩みのタネはどこにある?

 

悩みのタネは、幼少期の経験の中に

あることが多いです。

 

人に頼ることができない。

いつもいい人を演じてしまう。

自分の感情を表に出せない。

 

このような悩みの場合、

・親のしつけが厳格だった
・親から過度な期待を受けた
・親が病気で、いっきに大人になる

 必要があった

など、幼少期に誰にも甘えられずに

育った経験を持つ人が多いです。


「人に甘えてはいけない」という感情が

潜在意識に入っているので、

無意識のうちにすべてを自分自身で

背負ってしまうのです。

 

悩んでいる本人は、

なぜ人に甘えられないのか

原因はわかりません。

ただ、「人に頼ることに恥ずかしさを感じる」

だけです。

 

そして、上手に人に甘えられる人をみると、

なぜかイライラしてしまう人もいます。

 

カウンセラーは、

「あなたの悩みの原因は、

 幼少期に人に甘えられなかったこと

 なのでは?」

と原因をつきつけるのが

仕事ではありません。

 

相談者が忘れている過去の経験を、

思い出すサポートをする人。


相談者が、

「あっ、もしかしてこれが原因かも?」

と気づきを得るのを見守っていく人です。

 

カウンセラーと相談者の信頼関係の中で、

相談者はゆっくりと自分に向き合います。


今まで忘れていた心の扉を開けていくことで、

悩みの原因に気がつき、

なんとなく腑に落ちていきます。

 

そして、次に悩みそうな場面に直面した時、
「あっ、人に甘えたくないって

 思っている。それは過去の記憶。

 もう大丈夫、甘えてもいいんだよ」

と相談者が、自分自身に

言えるようになってくるのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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