先日、カウンセラー養成講座のお茶会で

「カウンセリングの残り10分頃になって、

 実はこんな悩みがあってと言われたのです。

 もう少し早くから教えていただける方法が

 あるといいのですが」

という質問がありました。

 

相談者は、

今まで誰にも話したことがないような悩みを、

始めて人に話すことも多いです。


会ったばかりの人に話すのは

ちゅうちょすることでしょう。

 

いきなりお悩みを話し始めていただくのは

難しいかもしれません。


そんな中でもカウンセラーが

努力できることはあります。

 

  1. カウンセリング前の準備が「カギ」

 

 

カウンセリングは、当日だけではなく、

お申し込みいただく時から準備が始まっています。


・カウンセリング前にアンケート依頼
・カウンセリング前にメール
・カウンセリング前に電話

 

これらを使って、相談者に何度も

連絡していきます。


この人にだったら話せるかも、

と思っていただけるように、

相談者と接点をもち、

相談者のことを知っていきましょう。

 

オンラインで行うホームカウンセラーの場合は、

アンケートもオンライン。


講座では、Googleフォームを使って

オンラインで事前にアンケートを

取る方法をお伝えしています。

 

アンケートに答えていただくのは、
・カウンセリングを受けるのだという

 心構えを持っていただくため
・頭の中にあるお悩みを言葉にして

 考えていただくため
・相談者の今の状態を把握していただくため

 

にとても良い方法だと考えています。

 

  2. カウンセリング当日、カウンセラーの心の整え方

 

 

私たちは生きていると、

うれしいことも悲しいことも

いろいろありますよね。


気分は、晴れていたり、

曇っていたり、悲しかったり。

 

まるで天気のようにばらばらです。


カウンセリングをする時は、

バラついている気分が

一定になるように整えています。

 

ポジティブでも、ネガティブでも、

相談者の負担になります。


中立であること。

心静かに、穏やかになれるように

整えています。

 

その方法は、瞑想や日記、

心の中身を紙に書き出す

ブレインダンプだったりします。

 

私がこのごろやっているのは、

掃除。

 

さすがに家全体を掃除するのは

大変なので、机まわりや自分の部屋全般を

掃除します。


掃除をしていると、無心になり、

部屋も心も浄化されていく気がします。

 

カウンセラーは相談者の心の鏡。

曇らないように整えていきましょう。

 

  3. 最初の自己紹介の雰囲気で気をつけていること

 

 

はじめましての後に、

自己紹介をしますよね。


この時の声のトーンや話し方には

気を配っています。


ラジオのチューニングのように、

相談者の波長を感じて

合わせるようにしています。

 

言葉ではない、雰囲気にあわせる

といったらいいのかもしれません。


例えば、

相談者が元気いっぱいではないのに、

カウンセラーがニコニコと

元気いっぱいで挨拶してしまうと

最初から噛み合わない雰囲気に

なってしまいますよね。

 

「この人は私のことをわかってくれる。

 この人ならきっと私の話を

 きいてもらえる」

相談者にそう思っていただけるように、

相談者が出している波長にあわせていきましょう。

 

それまで聞こえなかった

心の声がきこえるようになってきます。

 

厚生労働省のホームページによると

 

カウンセリングは、

どうしたらよいのかのアドバイスを受けたり、

答えを出してもらったりするためもの

ではありません。

 

自分自身の力で立直っていく

きっかけをつくったり、

気持ちや考え方を整理していく

サポートを行ったりするのが

カウンセリングなのです。

 

とのこと。

事前準備を整えて、

相談者をサポートしていきましょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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