長年悩んでいる深い悩み。
いつかは解決したいと思っているけれど、
今すぐにどうにかなるとは思えない。
そんな悩みは、
人に相談した方がいいかもと思っても、
何をどう言ったらいいのか
わからないかもしれません。
そんな時は、3つに分解すると、
悩みの内容が整理できます。
3つとは
・体験
・環境
・感情
です。
1.体験という視点で考えてみる
体験とは、悩みの全体図の
ようなものです。
長年悩んでいる深い悩み。
時系列で言えるくらい
長く悩んでいることでしょう。
悩み始めた最初の頃を
思い出しながら
時系列で書いてみます。
例えば、会社で
いじめにあっている悩み
だとしたら
5年前、異動してきた上司が、
いきなり難しい仕事を押し付けてきた。
ちゃんとした資料ができなかったことで
叱られて、書類を投げつけられた。
それ以来、毎日挨拶をしても
返ってきたことはない。
3年前、他の人よりも明らかに
多い量の仕事を言い渡されて、
終電の時刻になっても帰れない日が
あった。それでもさらに
仕事を押しつけてくる。
など。
悩みの最初はいつだったのかを考えると、
わかりやすくなります。
思い出せない場合は、
思い出せる範囲内で。
思い出すとつらくなる場合は、
無理せずできる範囲内で
ふりかえりながらメモしていきましょう。
2.環境
時系列にそったおおまかな体験がメモできたら
・その時に周りに誰がいたのか
・どんな場所か
・どんな状況か
など、細かい状況を
書き出していきます。
まわりにたくさんの人がいる場合は、
全ての人のことを振り返ると、
悩みの本質から離れてしまう
可能性があります。
多くても10人以下くらいに絞って、
環境についてメモしていきます。
3.感情
悩んでいる時の感情は
つらい、苦しい、不安、あせり、悲しみなど、
いろいろな感情が
混在しているかもしれません。
そのごちゃごちゃになっている感情を
一つずつ書いていくと、
からんだ糸のようになっている悩みが
整理されていきます。
感情には程度があります。
何も手がつかなくなるくらい悲しい
胸がしめつけられそうなくらい苦しい
など。
感情の種類と程度を明確にして
メモしていくことで、
客観的な視点で悩みをながめられます。
意外と小さな悩みだったんだと気づいたり、
もしかしてこれが解決のヒントかもと
気づくこともあるでしょう。
あの人に相談したら
アイデアがもらえるかもと思う
相談相手が見つかるかもしれません。
悩んでいるなと気づいたら、
頭の中で悩むだけではなく、
体験・環境・感情で分解しながら
メモしてみましょう。
解決へのヒントが見えてくることでしょう。
詳しくは、
『「うまく相談できない自分」に
サヨナラする本』の
第5章を参考にしていただけたら
うれしいです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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