私が中学生だった時、
ある先生が卒業式の日に突然始めた授業。
それが、人生についてでした。
最初の一言が
「人は幸せになるために生まれてきたんだよね」
というもの。
この言葉が忘れられません。
なぜなら、先生に言われるまで、
気づいていなかったからです。
1.幸せとは
幸せについて考える時、
以前カウンセリングにいらっしゃった
ある男性を思い出します。
自分の家を持つことが夢だった
この男性。
毎日朝から夜遅くまで一生懸命働き、
やっと家が購入できたのです。
念願の自分の家に、家族を連れて
初めて入った時、言われた一言が
「お父さん、なんでこんな家を建てたの?」
だったとのこと。
家族のためを思い、一生懸命働いて、
ついに手に入れた家。
なのに、家族からはねぎらいの言葉も
喜びの言葉ももらえなかったのです。
夢だった家は持てたけれど、
幸せになったのでしょうか?
2.幸せとは物やお金ではなく
夢は何だろうか?と考える時、
・大きな家がほしい
・車がほしい
・お金がほしいなど
物やお金を手に入れることを
考えがちです。
その方がイメージしやすいのです。
でも、先程のカウンセリングの
相談者の方のように、
望む物が手に入っても、
幸せではないこともあります。
それは、人は物が手に入っただけでは
幸せではないから。
例えば、家なら、自分の家を持つことで、
家族が喜ぶ。
そして、お友達や親戚を家によんで、
その人たちにも喜んでもらえる。
このような、物やお金を持つことで得られる
幸福感がほしいのです。
「楽しい、うれしい」の感情がほしいのです。
3.未来を味わう豊かな時間
もしも、幸せになりたい。
幸せって何だろうか。
そう思われているとしたら、
まずはご自分の心と対話してみませんか?
・自分は何がしたいのだろうか。
・なにが欲しいのだろうか。
・何に喜ぶのだろうか。
浮かんできた事柄は、
忘れないように
手帳に書いてみましょう。
やりたいことができたとしたら、
どのような感情になりますか?
飛び上がるほどうれしい?
思わず笑みが出てしまう?
未来を想像して、感情を味わうのは
豊かな時間です。
未来の出来事を味わい、
ワクワクしたら、
やらなくちゃとか、やるべきなど
思うまでもなく、
自然とそちらの方向に
歩き始めていることでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。