説教しだすと止まらなくなる人がたまにいます。
もしもそんな人が上司だったとしたら、
ことあるごとに
「君は〇〇だから…」と怒られるかもしれません。
いつもその説教を真に受けて落ち込んでいたら、
ストレスがたまってしまいます。
1.説教することと酔っ払いは同じ?
説教をしている時、言っている相手の脳からは、
ドーパミンが分泌されています。
このドーパミンは、
やる気を出したり、幸福感を与えてくれる
ホルモン物質の一つ。
相手は、説教することに
快楽を感じている場合があります。
そうなると、もっと言いたい…となり、
止まらなくなってしまうのです。
ただ、説教を言っている時は、
ドーパミンだけではなく、
ストレスを感じるコルチゾールも
放出されています。
潜在意識は主語を認識しないと
言われています。
そのため、人に説教をしているつもりが、
自分が説教されていると勘違いし、
ストレスを感じているのでしょう。
それはまさに過度の飲酒をした時のよう。
過度の飲酒をした時は、
お酒をのんで、心が高揚しているけれど
それと同時にストレスも感じています。
これと同じで、
くどくどと説教をいている本人は、
心の高揚を感じながら
ストレスも感じているのです。
2.メタ認知で乗り切ろう
説教されることで、その通りだなと納得できて
行動を変えることもあるかもしれません。
でも、いつもくどくどと言われたら、
それを聞いているだけで
落ち込んでしまいます。
そんな時に役立つのが、メタ認知。
メタ認知とは、もう一人の自分が
上から自分の様子を見つめている感じです。
メタ認知の思考を持つには、
相手を分析するつもりで見つめること。
例えば説教をし始めた上司を見つめながら
・眉間にしわがよってるな。
昨日何かあったのかな。
そんなにどなったら本人もストレスがたまるだろうな
・いつも「今の若者は…」って言うけれど、
昔この人もそう言われていたりして。
新しいことを受け入れるのが嫌なのかな
など。
分析する目を持つと、
言われた言葉が胸にささって立ち上がれない…
といった状況が回避されることでしょう。
3.自分自身についても分析してみる
相手のことは、目に入っているので
観察しやすいことでしょう。
相手のことが観察できるようになったら、
次は自分のことも観察・分析してみると
さらに心が落ち着いていきます。
まるで実況中継をするように
・「あとどのくらいこの説教が続くの?」
そう思った私
・また「今の若者は…」の口癖が出たなと
思った私
・「やり残した仕事がまだまだあるんだけど。
いつまで立たされるのかな」って思った私
など。
自分の気持ちを頭の中で実況中継すると、
自分を俯瞰した目線になります。
またこんなことを言われた…
自分はなんてダメなんだろう。
とか、
あの上司また自分だけに説教して
許せない。
といった、悩みの沼にはまりそうになる
心から少し離れて、客観的に考えるようになり、
気分が切り替わることでしょう。
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