日々生活していると、さまざまな問題が発生し、

悩みがつきません。

 

人はなぜ悩むのでしょうか。

 

それは、自分のネガティブな部分ばかりを見て、

自分を責めてしまうから。

 

ネガティブな部分のみを見つめていては、

解決方法は見つかりません。

ネガティブな部分に向いている視線を少しずらして、

いろいろな角度から見られるようになると、

解決のヒントに気がつくことでしょう。

 

自分を客観的に見る考え方の一つに

「メタ認知」があります。

 

 

  1.メタ認知とは

 

 

 

上から自分自身を冷静に見ているような

状態のこと。

 

自分の言動について、

もう一人の自分が客観的な立場から

把握してコントロールする能力です。

 

この能力が身につくと、

悩んでいる自分に気づき、

「なんでこんなことで悩んでいるのだろう。

こんな考え方もあるよ」と解決方法に

気がついていくのです。

 

 

  2.メタ認知で考えるには

 

 

自分を上から見ているもう一人の自分と言っても、

よくわからないかもしれません。

 

メタ認知は

 

・「もっと良い考え方があるのでは?」と

 模索する

・他の人との考え方の違いに興味を持つ

・もしも〜〜ならば、こうなるかも、

 という仮説をたててみる

 

このように考えます。

今持っている考え方がすべてだと思わずに、

他の考え方を自分に問いかけることです。

 

 

  3.メタ認知を養う方法

 

 

私たちは、無意識のうちに人と自分を

比較しています。

 

そして、良い悪い、優れている、劣っていると

評価してしまいがちです。

 

優劣や正誤をわきにおいて、

「なるほど。このような考え方があるのだな・・・」

と単純に興味を持つ。

 

それがメタ認知の第一歩です。

 

自分とは違う価値観の考え方をそのまま認めることで、

物事をいろいろな角度から見る視点が養われます。

 

例えば上司に怒られた時

・自分一人が悪いわけではないのに

 自分だけ怒られたと恨む

・自分の成長のために怒ってくれているのだと

 感謝する

・次回に向けて学びを深める

 

など、いろいろな捉え方があります。

 

いろいろな人の、いろいろな考え方に触れることで、

多方面から見るメタ認知が養われ、

悩みが減っていくことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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参考記事(科教研報 Vol.13 No.2)『メタ認知能力を伸ばす』

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsser/13/2/13_KJ00002785373/_pdf/-char/ja