あやちーゆるだらdiary -3ページ目

あやちーゆるだらdiary

自分の身の周りのこと、楽しんだこと、日々のぐちなどゆるくダラだらとかきつづってます。2011.11.17開始

1.6

昼食を父と兄と取り

入浴を日帰り温泉で済ませ

S病院に戻り、姉と付添いを交代。

 

姉は

「背中をマッサージしてあげると

気持ちよかったみたいで、OKサインしてくれた・・」と。

容態は小康状態で経過。

 

母の様子をみて、父たちは帰りました。

 

父たちが帰宅してから

母にマッサージをしてあげようと

声かけると

手を横に振り断られる。

姉と私の違いは何だろう・・。

苦笑いしながら、寂しさが募る。

同じように喜んでもらいたいだけなのにな・・・。

そんな想いは伝わってはくれないらしい。

 

ウトウトと眠る母の横で

寝顔を見つめていた。

 

覚醒しては、手を動かす。

自分なりの力が入らない手のリハビリをしていたらしい。

 

その後、母の様子を見に来た担当医のN先生とA先生に「手に力が入らない」と訴えていた。

先生たちから「体調は思わしくなから、ゆっくりやりましょう」と声を掛けられ、頷いていた。

 

まだ生きたいという気持ちがある・・

治るかも・・と思っているのだろうか。

 

17時過ぎ呼吸苦があるようで

我慢するような声を出し始める。

「痛み止めをする?」と問うと

頷いたので、モルヒネをワンショット(臨時投薬)してもらう。

その後、穏やかな呼吸に戻る。

 

ウトウトしている母に声掛けもするのもためらわれる穏やかな時間。

ずっと母の手を握り、母との時間を振り返っていた。

 

19時過ぎ

唾液が飲み込めないのか、心不全のためなのか、喘鳴が出始める。

呼吸が辛いだろうと思い、ナースコールを押し、吸引をお願いする。

 

看護師が吸引をし始めると

モニター上のHR(脈拍)が100台あったのが、少しずつ下がってくる

80、70、60・・・

 

「看護師さん、HRがさがっています・・」

そう伝えると看護師さんより

「急変です。家族を呼んでください」と。

「家族がここに来るまで1時間以上かかりますけど・・・」

「猶更、早く連絡を・・」

 

兄と姉に母が急変し、息を引き取りそうだと伝える。

 

徐々の脈拍数が少なくなっていく・・

 

「お母さん、まだ駄目。生きて・・!

私を置いていかないで・・・」

 

手を握りながら、そう叫ぶ。

 

『お母さん、お母さん・・。私を一人にしないで・・。まだ駄目だよ。旅行の約束もあるよ」

 

手を握りしめ、母の名を呼ぶ。

母の手には力が入っていない。

 

やがて、モニター上の波形がフラットになり、HR数が0を示す。

 

今、母が亡くなったのだと私は悟った。

 

私1人で、母を見送ったのだ。

見送れたことは幸せだったのかもしれないが、この時は幸せなんて気持ちよりも茫然としていた。

 

母が私1人を残していってしまった事実に、涙があふれてしまった。

 

父たちが病院に来院してからの死亡診断になるとのこと。

 

父たちが来るまで

息を引き取った母と過ごす。

 

母と過ごした日々が

走馬燈の様に通りすぎる。

 

私は親孝行も何も出来ていないのに

これからだというのに・・・・・。

小さなころ母と過ごした日々や大人になって交わした会話を思い出し・・

 

母に色々話しかけるが

答えは返ってくることはなかった。

それでもこの時間は

2人だけ過ごす貴重な時間だったと後から気づきました。

 

 

 

この日、この時のことは

まだ思い出すと心が苦しくなり

涙が出てきてしまいます。

投稿が出来なくてすみません。

 

この後ももう少しだけ書かせて下さい。