増殖の基本

 

和室のように分割グリッドを使って描いたものは

グリッドの中にあるしか描けない。

 

空間が決まっていないもの、

延々と続くフェンス、線路などは

目安となる区切りがない。

 

その場合は、分割ではなく

増殖という方法を使用する。

 

@参考例

 

 

1・隣接増殖

 

図の、区切られた長方形を増やしていくには?

 

 

 

区切られた四角の対角線を(二本)取り、

交わった点から水平に線を引く。

 

そうすると次に増殖させたい

中点」が発生するので、

それを通る対角線を引き、垂直線を引く。

 

同様に中点を取り、対角線を引けば増殖が可能。

 

 

 

パースの付いたものも同様に対角線を取り、

VPから対角線の中点を通り、次の中点を取る。

 

そして垂直線で増殖。(繰り返し)

 

※パースを使用した増殖の弱点

遠くにいくほど誤差が生じ、不正確になりがち。

(普段はこの方法で問題ない)

参照消失点増殖という方法があるが、それは後ほど解説)

 

 

 

コンテナのように同じサイズの物を、

間隔を空けて配置したいときは???

 

   

 

スキマの対角線を取り、中点を発生させる(左図)

次に描こうとしているものを含めた中点となる(右図)

 

 

元となる図形から空間の中点を通り、

垂直線を引けば、奥側の面が完成する。

(水平線もその後追加して)

 

 

 

パースが付いたものも同様に。