五芒星と、ロリポップ 中学性篇 完 -9ページ目

五芒星と、ロリポップ 中学性篇 完

魔法使いに、なりたいの。



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分からないけど、分からないけど、欲しいものが、あるの。


ようやく、探しだした、わたしの道。自分の力で、見つけたのよ。あのね。言葉を、操る、お仕事が、欲しいの。分からないけれど、道のつづきだって、終着点だって、景色だって色だって、何にも、分からないけれど、煌めいていることだけは、わかるから。目の前に広がる空間が、きらきら輝く、お星さまの充ちた場所だってことは、わかるから。だから、手に入れたい。



でも、ね、そんなのは、うそ。叶えられない夢を、諦めるための、自分への、言い訳。



わたしね、いろいろと、間違った処を、歩いてきたの。幼稚園のときだって、小学校のときだって、中学校のときだって、今だって、ずっとずっと、間違えばかり、犯してきてしまったの。後悔、しているわ。どうして、あの時、わたしは。どうして、どうして、どうして。でもね、後悔ばかりの毎日も、悪く、ないと思うの。たったひとつを除いて、私の処世の後悔はすべて、すてきな、すてきな、わたしだけの、経験値になったもの。ふふ、すてきなお話でしょう?


だけど、後悔は、決して、ハッピーエンドなんて、迎えられないの。わたしの、処世最大の過ち。そこから、狂いだしてしまったの、わたしの世界が。もしも、もしも。そんな、仮定のお話ばかり、考えてしまうの。どうしても、どうしてもね、拭いきれないの。

だって、ね、本当に欲しいものは、あの時の、わたしのせいで、永遠に、手に入らないものになってしまったのだもの。甘い甘い、チョコレートの犯した、大きな、犯罪。取り返せない、過ち。





自分で定めた、きらきら煌めく、素敵な道。だけど、そこには、雲が立ち込めているの。たったひとつの後悔と過ちの、真っ黒な雨雲が。


今、好きなものは、ふたつ。

お洋服と、言葉。

作りたいのは、お洋服、なの。
わたしが、ほんとに、願う道は、場所は、レースとリボンに彩られた、哀しくなるくらい、素敵な場所なのよ。

勿論、煌めきは、比べものにならないくらい、眩いのよ。


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