Psychedelic Happy -4ページ目

これ書いて寝る

最近色々思うことは沢山あるんですが。

ネガティブな意味でもなんでもなく

最近は人に対して絶望している。

 

人間不信とかそういうのではなくて。

ただあくまでこれは俺の価値観であって、世の中の価値観からしたらどうなのかはわかりません。

俺がズレてるというのはまぁ、昔っからわかってることなので、俺の見方が屈折してるんだろうなとも思うけど。

 

まぁそんな感じ。

だから俺はふわふわと自己の世界に生きていくのです。

 

 

人は知らぬところで誰かを傷つけているけど、逆を言えば人は知らぬところで勝手に傷ついてる。

傷ついてると思いきや逆に傷つけてることもあるし。

傷つけてると思いきや自分が傷ついてることもあるし。

 

そんなこと考えたら何もしないのが一番だけど

何もしないことで誰かを傷つけることもある。

 

 

こんなことを考えるのも大変だし疲れる。

コミュニケーションっていうのはこんなにも繊細でこんなにも面倒。

 

 

最近夢や希望に関してもツイッターで呟くけど。

ハッキリ言って結構な子供の頃から俺は人生に希望を感じたことはないし、子供の頃から世の中や人に対して絶望や悲しさや偽り、哀しみなどネガティブなことしか感じれてない。

そんな中俺が今家庭をもって好きなように生きているのは、夢や希望なんかじゃなく現実。

もちろん家庭を持つことが夢で、それがなかなかできない人もいるだろうから、決して軽いものという意味合いではないです。

 

 

俺は絶望を感じながらも現実で足掻きまくっただけであって、決して夢や希望に溢れてないし、俺自身も縋ってもない。

 

更に言えば大きなものを「夢」というなら望んだ夢は叶ったことはない。

そんなんで夢や希望を語るなんておかしいだろって話で。

人に嘘をつく前に自分に嘘をつかなきゃいけない。

 

 

言葉の細かさ

言葉の端

言葉のニュアンス

言葉のチョイス

言葉の重み

言葉の真偽

 

そこらへんに対して適当すぎる。

 

 

しかしまぁ自分も同じことをしていることはきっと、いや、絶対ある。

こんな容易い自問自答も垣間見れない。

 

家族がいなかったら、趣味がなかったら、楽しめることがなかったら絶命しそうな世の中。

 

 

ただまぁ心配無用、誹謗中傷無用。

こんなのは中学生の頃から感じていることなので、まぁ中二病が抜けてないと感じてもらえれば良いかなと。

別に明るいし元気です。

 

とりあえず寝ます。

 

過去に書いた恋愛小説PART6[優哉と奈央編]最終話

そして二人は家へ。
優哉「それにしても今日の奈央さん可愛かったな~。奈央さんあれ~まさか俺に気あるんじゃ・・・いや~ないか。いや、でもさすがに積極的だったよな。恋人に見えちゃっても良いって…。あーもう!うきゃー!」
優哉はベッドで一人バタバタしていた


その頃奈央は
奈央「はぁ、なんか今日の私どうしたんだろ。私優哉さんの事好きかも…。どうしたらいいんだろ」
奈央は携帯を手に取り、親友へと電話をかけた
「プルルルル」
「はーい、どうしたの?」
奈央「もしもし、りぃー?」


彼女は奈央の親友で里菜。奈央からはりぃと呼ばれてる
 

里菜「どうしたの~?今日の結果報告的な?どうだったのー?」 
奈央「結果報告っていうか。私わかんなくなっちゃったよ」
里菜「ん?どういう事?」
奈央「優哉さん凄い優しくて。私好きなのかよく自分でわからなくて」
里菜「出た出た、奈央のわからない病~」
奈央「もう~、そんな風に言わないでよ~!」
里菜「長い付き合いの私から言わせると、いつも奈央のわからない病が始まると、遅くても一週間後には答え自分で出してるよ?」
奈央「ん~そう言われたら何も言えないけど。」
里菜「でしょー?全く~!で、次はいつ会うの?」
奈央「…明日」
里菜「明日!じゃあもう簡単簡単。明日会った時に胸がキュンってしたら好きな証拠、しなかったら違う。それだけそれだけ。意外と心は素直で単純よー」
奈央「そういうものなのかな?」
里菜「うんうん、私なんていまだに彼氏に会う度キュンキュンするもん!そうそう聞いて聞いて!」
そこから夜中まで奈央は里菜ののろけ話を聞かされた…。

 

そして次の日…。
 

奈央「う~ん…眠い…。」
おばさん「奈央ちゃん今日眠そうじゃない?もしかして…?」
奈央「え?」
おばさん「私のあげた映画の日…昨日だったわね…」
奈央「あ、はい…そうですけど…」
おばさん「泊まったのね…?」
奈央「え!?」
おばさん「だからそんな眠そうな顔して~。若い子は本当やる事早いんだから。ねぇ、あの男の子も顔に似合わずやる事はやいのね~。それに…奈央ちゃんも意外と積極的なのね」
奈央「ち、ちがいますよー!!!そんなんじゃないですよー!!!」」
おばさん「ムキになっちゃって。可愛いんだから。」
奈央「も~!からかわないで下さいよ~!」


そこへ優哉が来た
 

おばさん「ほら、噂をすれば、来たわよ」
奈央は振り向いて優哉を見た。その時


「ドキ!」
 

奈央「え…」
奈央は昨日の里奈との会話を思い出した。


「会った時に胸がキュンってしたら好きな証拠…」
 

優哉「どうも、ちゃんと約束通り来ましたよ」
奈央「あ、あぁあ、えっと、はい、約束、うん、約束しましたもんね!」
優哉「えっと…どうしたんですか?」
奈央「あぁあああ、いえ、別に何もないですよ!」
優哉「あ、じゃあ…えっと、から揚げ弁当でお願いしますね」
奈央「えっと…私作ってきます!!」
優哉「話に来たのに作りにいっちゃったら意味ないじゃないですか~」
奈央「あ…あぁ…でも…」
おばさん「ウラは大丈夫だから、話してなさいよ、ね?」
奈央「いや…でも…えっと…」
優哉「どうしたんですか?」
奈央「えっと…もう少しであがりなんで、待ってて下さい!裏手伝ってきます!」
そういって奈央は裏へと行ってしまった 


そして、優哉はお弁当を買って、奈央の帰りを待った。奈央の言うとおり、10分程待ったら奈央は仕事を終えて出てきた。
優哉「お疲れ様です」
奈央は落ち込んでため息をついて出てきた。
奈央「あ…何か待たせちゃって…ごめんなさい」
優哉「どうしちゃったんですか?」
奈央「いや、何でもないんです。ちょっと…色々考え事しちゃってて。」
優哉「大丈夫っすか?無理しないで下さいね?」
奈央「ううん、大丈夫です。ごめんなさい…。」
優哉「とりあえず…歩きます??」
奈央「そうですね」
二人はゆっくり歩き始めた。


奈央「あ…昨日、楽しかったですね」
優哉「いや、久々にあんなデートっていうデートしたんで、緊張しましたけどね」
奈央「あの…。」
優哉「ん?」
奈央「あの…昨日の…」
優哉「?」
奈央「昨日のかえるとき…何かあんな風に言っちゃってごめんなさい…」
優哉「いやいや!何で謝るんですか!?」
奈央「だって、いきなりあんな風に言われてもこまりますよね…?だから…」
優哉「いや、全然嫌なわけでもなかったですしね。」
奈央「でも彼女とかそういうのでもない女にいきなりあんな風に言われたって困っちゃうじゃないですか…。」
優哉「いや、でもほら、恋人に見えちゃっても良いって言ったの、奈央さんですよ?」
優哉はそう言って奈央に笑いかける。すると、奈央は顔を真っ赤にした
奈央「あぁ…。そういえば…。」
優哉「え!?まさか覚えてなかったんですか?」
奈央「いや、覚えてないんじゃないんです!そういえば…しちゃったなぁって…改めて思い出すと…はずかしくて…。」
奈央は両手で顔を隠した。
優哉「ハハっ」
奈央「何で笑うんですかー?」
優哉「やっぱり奈央さん可愛いなって思って」
奈央「もう~。そんな事言われたら手どかせないです…」
優哉「あ、前に電柱…」
奈央「えっ?」
奈央はつい手をどかしてしまった
優哉「ウソですよ、でもすぐ手どかしてくれたじゃないですか」
奈央「も~!からかわないで下さいよ~!」
優哉「ハハっ、ちょっと…座りません?」
そういって優哉は小さい公園のベンチを指さした。
奈央「そうですね、ちょっとだけ。」


二人はベンチに腰かけた。優哉は上を見上げる
優哉「星きれいっすよ~」
奈央「本当ですね~何か素敵」


二人は少し黙って二人で星を眺めてた
優哉「あ…満月なんですね」
奈央「本当だ、綺麗~」
優哉は奈央の方を向きながら…
優哉「俺…満月見ると…狼に…変身…」
奈央「しないです。」
優哉「あ…すいません」
奈央「ハハッ」


優哉も笑いながらベンチから立ち上がり、奈央に背中を向けながら背伸びをした
優哉「ん~!…あ~!やっと自然に話してくれましたね。ほら、今日お店行った時から変な感じだったから~」
奈央「あ…ごめんなさい」
優哉「でももう元気になったからいいんですよ~」
奈央「あの…優哉さん。」
優哉「はい?」
奈央「何で、そんなに優しくしてくれるんですか?」
優哉「何で…。何でって言われるとなぁ…。でもそんなつもりはないんですけどね。…あ!」
奈央「今の何ですか~!」
優哉「何でもないっす」
奈央「絶対何かありますよね??」
優哉「いや~…」
奈央「何ですか?そういうのきになるじゃないですか~!」
優哉「前に一緒に帰った事覚えてます??」
奈央「はい、覚えてますよ。」
優哉「あの時に言った事って覚えてますか?」
奈央「でも…いっぱい話したから…」
優哉「あの、ほら、毎日会いにいくために~って話。」
奈央「あぁ!はいはい、わかりますよ!」
優哉「あれ、俺、それで行ってたんですよ」
奈央「え?」
優哉「会いたくて、それで毎日お店通ってたんですよ」
奈央「え?え?本当ですか?冗談って言ってたじゃないですか?」
優哉「いや、だって言えるわけないじゃないですか~」
奈央「それ…本当ですか?」
優哉「本当ですよ。」
奈央「…あの…」
優哉「あ!」


といって奈央の方をゆっくり振り向く
 

奈央「どうしたんですか?」
優哉「よし…。決めた!奈央さん…俺と」
 

と、途中まで言った所でさえぎって奈央が言葉を発した
 

奈央「優哉さん!私と付き合って下さい!」
 

優哉はもう頭を下げていた。首だけ上を向き…
優哉「え…?」 
優哉「えっと…今何て…?」
奈央「え…だから…あの…付き合って…ほしいです…」
優哉「アハ…。ハハ!!」
奈央「え~!何で笑うんですか!?」
優哉「あの…実は俺も…」
奈央「え?あ、優哉さん何で頭下げてるんですか?」
優哉「俺も…同じ事…言おうとしてました」
奈央「え…?本当ですか?えっと、同じ事ってその…あの…」
優哉「付き合って下さいって事です」
奈央「あ…はい!」
優哉「俺も…返事ははい。です」


奈央は少し黙って下を向いたと思ったら涙がぶわぁっとあふれてきた。
優哉「え?何で?どうしちゃったんですか?」
奈央「だって…だって…嬉しくて…。」
優哉「そんな、泣かないで下さいよ、ね?嬉しい事なのに泣いちゃったら意味ないじゃないですか?」
奈央「で、で、でも…。だって、ダメかと思って…」
優哉「も~、本当可愛いっす、そういう所、大好きです…。ってこういうのもうハッキリ言っちゃっていいんですよね?」
奈央「私も…優哉さんのそういう優しいところ大好きです」
優哉「そんな泣き顔で…。もう。」
奈央「ごめんなさい…」
優哉「あ、じゃあお弁当食べましょうよ!」
奈央「そうですね、冷めちゃいますもんね」
優哉はその場でお弁当をあけた
優哉「あ、奈央さんもおなかすいてますよね?」
奈央「ううん、私は大丈夫ですよ」
優哉「いや、全然一緒に食べましょうよ」
奈央「あ…ちょっと貸してください」
優哉「へ?いいですけど…?」
奈央は箸でおかずを掴んで…
奈央「あの…えっと…口あけて下さい…」
優哉「えぇ!!!いいんですか!?」
奈央「早く…して下さい!恥ずかしいんですから!」
奈央は顔を真っ赤にしていた
優哉「そんな事言ったって、俺だって恥ずかしいですよ!」
奈央「も~!じゃあもう自分で食べて下さい!」
優哉「いや!ウソです!じゃあ食べさせてください!」
奈央「はい…」
優哉「あーん。パク」
奈央「もう…恋人だから、こういうのもいいですよね?」
優哉「めっちゃ恥ずかしいですけどね」
そして、優哉はお弁当を食べ終え、二人は帰り道を歩き始めた。気がつくと奈央の家の前まで来てた。


奈央「次は…いつ会えます?」
優哉「同じ時間に、またお店行きますよ」
奈央「わかりました。じゃあ」
優哉「あ、奈央さん…」
優哉は奈央の腕を掴んだ。
奈央「え?」
優哉はニコっとして言う
優哉「もう、敬語、やめません?あ、後、呼び捨てで大丈夫ですよ」
奈央「はい…。あ、ううん、うん、わかった。わかったよ、優哉」
優哉「やっぱ照れますね~!」
奈央「照れます?じゃないよね?」
奈央は軽く優哉の頭をコツンとやった
優哉「あぁ、ごめんごめん、照れるね、奈央」
奈央「じゃあまた…」
優哉「奈央…」
優哉は奈央を抱きしめて、キスをした。

過去に書いた恋愛小説PART5[優哉と奈央編]

そして、映画当日
優哉は用意をしていた。
優哉の服装はデニムにシャツのカジュアルな感じにした。
優哉「いや~無難だけど、これでいいかなぁ…。いやぁ、でもこっちのシャツの方がおしゃれっぽいかなぁ…。あ!いや…でもそれだと気合はいりすぎって思われるかもしれないし…。あぁ…どうしよう…。」
優哉は時計をチラっと見た
優哉「あぁ!もう時間がない~!とりあえずこれでいいや!後は髪セットしないと!」


その頃、奈央は。
奈央「よし、準備完了。まだ時間まで余裕あるな~。あ…!」

 


そして、待ち合わせの時間になる。
優哉「ちょっと早く着いたかな、まだいないよな。…あ…いる…!」
奈央も優哉に気がつく
優哉「っていうか、奈央さん早くないっすか!?どの位待ってたんですか?だってまだ待ち合わせの時間の全然5分前ですよ!?」
奈央「早く用意出来ちゃったんですよね、でも私もまださっき着いたばっかりですよ」
優哉「それならいいですけど…。待たせちゃってごめんなさい…」
奈央「私が早くつきすぎちゃったけだから、大丈夫ですよ、そんな謝らないで下さいよ。…あ、そうだ、まだ映画まで時間あるし、優哉さん、お腹すいてます??」
優哉「あ、時間も丁度いいし、どっかでご飯食べます?じゃあどっか入りましょっか」
といって歩き出した優哉を掴んだ


奈央「あ…」
 

優哉「え?」
 

奈央「あ、いきなり触れちゃってごめんなさい!あの…私お弁当…作ってきたんです。」
優哉「え!?本当ですか!?食べちゃっていいんですか!?」
奈央「あ、全然大丈夫ですよ、せっかくだからと思って。」
優哉「いや、めっちゃくちゃ嬉しいです!!!じゃあ…えっと…どっかあるかな…。」
奈央「映画館の近くまで行ったらそこの近くで食べましょうよ、そんな焦らないで。ね?」
優哉「で~すね。じゃあ映画館までとりあえず行きましょーか」
奈央「私場所調べておいたんで、こっちです!」


二人は一定の距離を保って歩いていた。近づく事もなく、離れる事もなく。だけど、会話だけは盛り上がっていた。
優哉「いや、何か実際奈央さんの私服とかって見たことなかったから、何か凄い新鮮ですよ」
奈央「何か~でも可愛くもないし、私おしゃれでもなくて、ごめんなさい」
優哉「いやいやいやいや!何言ってるんですか!?そんな、そんなの言ったら俺の方こそ、隣歩いていいのかって位ですよ!もう隣歩いてて恥ずかしかったら言って下さいね!他人のフリしますから!」
奈央「他人のフリまでさせたら私が悪い女みたいじゃないですか~」
優哉「ハハ、悪い女だったり…」
奈央「しませんよ!」
と、話に夢中になっていると…


優哉「そろそろですかね?」
奈央「あ、あそこですね!」
映画館の前につく


優哉「何か…ゆっくり出来そうなところあんまりなさそうっすね…。」
奈央「どうします…?」
優哉「あ、あそこにベンチあるんで、あれでいいっすよ!」
奈央「じゃあ、あそこでのんびりしましょうか」


二人はベンチに座り話し始めた
優哉「いやぁ、でもお弁当とか…凄い嬉しいですよ!」
奈央「あ、私もお腹すいちゃったんで…一緒に食べてもいいですか?」
優哉「あ~!いやいや、元々奈央さんのだし、そんな、俺に言わないでも」
奈央「…ですね、じゃあ一緒に。」
二人はお弁当を食べ始める
優哉「ハハ…ウッ…」
優哉は喉に詰まらせてしまう


奈央「え?どうしたんですか?」
奈央は優哉の背中をさする。
優哉「ゴホッ…。いや、もう大丈夫ですよ」
奈央「何か苦手なものとかありました?」
優哉「いや、ウィンナーが。」
奈央「ウィンナー苦手だったんですか?」
優哉「タコさんになってたから、懐かしいな~って思って。それに可愛いな~って。それで…」
奈央「心配したじゃないですか~、でも大丈夫ですか?あ、今拭くもの出しますね」
優哉「いやいや、大丈夫ですよ」
奈央「いや、いいですって…」
奈央はバッグの中を漁りはじめた。すると…。奈央の動きが止まった。
奈央「あ…」
優哉「ん?…どうしたんですか?」
奈央「あの…。ごめんなさい…」
優哉「え?どうしたんですか?」
奈央「券忘れてきちゃって…。」
優哉「そんなの当日券買ったらいいですよ」
奈央「いや…そんな、それは悪いですよ!」
奈央はそういって立ち上がると


奈央「私、帰ってとってくるんで、待ってて下さい!」


奈央は駅に向かって歩き出そうとする。と、優哉が腕を掴んだ
奈央「え?」
優哉は何も言わずに笑顔で首を振った。
奈央「でも…いいんですか?映画…?」
優哉「え~っと、今日はあれでしたよね!元々散歩の予定でしたよね!」
優哉は目で訴えた
奈央「…そうでしたね…。じゃあ…歩きましょうか?」
優哉「あっれ~、おかしいな~、何で映画館の前何かにいるんですかね??ハハハ」
そういって優哉が立ち上がる
優哉「さっきここに来るまでに河川敷ありましたよね?そこ、行きません?」
といって手を出した
奈央「わかりました、じゃあ…」
奈央は手を掴もうとした、が、そこで優哉はハっとして
優哉「あ、あぁ、これは…別に…いや…何ていうか…」
奈央「いいですよ、手繋いじゃいましょうか」
二人は手繋いだ


優哉「いや…何か…恥ずかしいですよ、ほら、それに俺汗っかきだからベタベタしちゃいますよ~!」
奈央「そうなんですか~」
といって奈央は手をギュっと強く握った
優哉「いやー、だってこれ、周りから見たらカップルじゃないですか~。奈央さんが俺何かとカップルとか思われたら良くないですって~!」
奈央「見えちゃえばいいんじゃないですか?」
優哉「え?」
奈央「なんちゃって」
優哉「も~!」
と歩いてると河川敷についた。


奈央は繋いでた手を離すと、先に歩き始め、座った
奈央「ここ、気持ちいいですよ~!」
優哉「はい、今行きますよ~」
優哉も隣に座った。
奈央「優哉さんって、優しいんですね。そういえば優哉って漢字でどう書くんですか?」
優哉「優しいに…哉は…」
といって手で書いてみた。
奈央「優しいのゆうかぁ…。だから優しいんですね!」
優哉「別にそんな優しく何かないですって。」
奈央「そうかな?私は優しいと思いますよ」
優哉「そうっすかね~」
奈央「ん~…私は物凄く思います。私…昔から付き合う人がつめたい人ばっかりだったんですよ。何かほら、私っておっちょこちょいじゃないですか、だから、何か引っ張ってやる!みたいなちょっと男らしいみたいな人が多かったから。まぁ引っ張ってくれるのは嫌いじゃないんですけどね、こう、もっと私は優しくしてほしかったなーって。」
優哉「まぁ、確かに俺は引っ張るタイプじゃないかもしれないっすけどね」
奈央「あ、全然そういう意味じゃないですよ!」
優哉「でも何でそんな話してくれたんですか?」
奈央「あ、特にあれはないんですけどね」
優哉「てか…そろそろ寒くなってきちゃいましたね、全然のんびり出来てないですけど…そろそろ…行きます?」


奈央「…」
 

優哉「どうしたんですか?」
奈央「もうちょっとだけ…いいですか?もう少し優哉さんの事知りたいんですよね」
優哉「あ、俺は全然大丈夫ですけど…」
奈央「あ、嫌だったら全然いいですよ、わがまま言っちゃってごめんなさい、やっぱり帰りましょうか」
優哉「わかりました…。じゃあ…」
といって駅に歩き出した。駅まで奈央は黙ったままだった。


そして、駅につき
優哉「あ、俺切符買ってきますね!」
というと…奈央がそっと腕をつかんだ。奈央「やっぱり…もう少しだけ話したいです」
優哉「わかりました。いいですよ。どっか入ります?」
奈央「でも…迷惑じゃないですか?」
優哉「全然大丈夫ですよ、それか…また近いうち遊びましょうか?ほら、今日映画…見れなかったし」
奈央「散歩じゃなかったんですか?」
優哉「ハハ、そうでしたね、でも、どうしたんですか?何かいつもと違うような…まぁいいっすね。約束…いつにします?」
奈央「今日みたいに話だけ出来ればいいんで、私はいつでも」
優哉「じゃあ…明日?」
奈央「え?」
優哉「明日仕事、終わる時間に待ってますよ、それで話ししながら帰りましょうよ?」
奈央「わかりました!あ、でも今も…同じ駅までだし、話して帰れますね、じゃあ今日は…おとなしく帰りますね」
優哉「何か…可愛いですね、じゃあ。帰りましょうか」
二人は地元の駅へと帰った

 

過去に書いた恋愛小説PART4[優哉と奈央編]

ウィーン
奈央「いらっしゃいませ~」
優哉「こんばんわ~」
奈央「やっぱり!」
優哉「やっぱり?やっぱりって?」
奈央「ん、次ドア空いたら時間的に優哉さんかなって思ったんですよ。そしたら当たったんです」
優哉「本当ですか~?またまた~!」
奈央「本当ですよ~!」
優哉「とりあえずじゃあから揚げ弁当でお願いしますね」
奈央「あ、今日は本当に忙しいんで、ちょっと裏手伝ってくるんで、待ってて下さいね!」
優哉は店内にある雑誌を読んで待った。たまたまその雑誌には好きなアイドルが載っていたので、ついつい見入ってしまった。
店員「から揚げ弁当お待ちのお客様~」


誰も反応しない
 

店員「から揚げ弁当お待ちのお客様~いらっしゃいますか??」
奈央「あ、それ誰のかわかるんで、ちょっと待ってて下さい」
奈央はゆっくり優哉に近づいていった
奈央「優~哉さん!」
優哉「あ!はい!」
奈央「優哉さんこの人好きなんですね」
優哉「あ…いや、えっと…暇だったから~つい…」
奈央「でも凄い夢中になってましたよ?」
優哉「いや、本当、全然、アイドルとか興味ないっす!」
奈央「顔にウソって書いてありますよ~?」
優哉「も~勘弁してください…」
奈央「お弁当出来ましたよ??」
優哉「あぁ!ごめんごめん」
奈央「あ…ちょっと耳貸して下さい」
優哉「え?」
そういうと奈央は優哉の耳元で話しかけた
奈央「ちょっとだけサービスしましたからね」
優哉はドキドキして言葉を聞けてなかった
優哉「(ヤバイ…奈央さんの口が耳元にきた~…)」
奈央「誰にも言っちゃダメですよ?」
優哉「あ…え?あ…はい!」
優哉はお会計を済ませてお弁当をもらうと奈央が後ろから出てきた
奈央「何か今日もあんまり話せないでごめんなさい。じゃあまた待ってますね!」
優哉「あ、はい、じゃあまた…」
そういって店を出た。


優哉「いや~…あれはヤバイだろ~…。あんなのされたら興奮するって…。そういえばサービスしたとか言ってたっけなぁ」
そして優哉は家に帰ってお弁当をあけた。
優哉「サービス…何だろな~…。あ!!!」
から揚げがいつもより一つ多く入っていた
優哉「やった~!奈央さんありがと~!」
優哉は幸せそうにお弁当を食べた。
優哉「何か幸せだな~。これってもう彼女みたいじゃんかよ~!」
優哉はベッドの上で一人バタバタしていた…。だが優哉は気がついた
優哉「ていうか…俺奈央さんの事何も知らないかも…。奈央さん彼氏いたりして…。いや、でも俺が彼女いたら気使うんだもんな…。って事はいないのかな…?あ~気になる…。それに年だって実際知らないし…。はぁ…。今更だけど、いまだに俺奈央さんの連絡先知らないし…。はぁ…。彼女って言うにはまだまだだよなぁ…。」
優哉はベッドに倒れこんでそのまま寝てしまった。

 


そして次の日、いつものようにお弁当屋に行く優哉
優哉「よし…今日は連絡先を聞こう。うん、そうしよう。」
「ウィーン」
奈央「いらっしゃいませ、今日も当たりましたよ」
優哉「あ、ども!えっと、あの…。えっと…。」
奈央さん「??」
優哉「あ、あの!中華弁当で!」
奈央「はい、どうしたんですか?そんなに迷ってたんですか?優哉さん何か面白い」
優哉「いや~はは~」
奈央「今日は暇なんで、お話大丈夫ですよ」
それから奈央は今日の事とか、雑談を始めたが、優哉は連絡先の事を言えずにへこんで、どうしようか悩んでいて、ちゃんと聞けていなかった。

 


奈央「ねぇ、優哉さん?聞いてます??」
優哉「あ、はい、聞いてますよ!お弁当できました?」
奈央「…」
優哉「え?え?」
奈央は顔をふくらませた
奈央「全然聞いてないじゃないですか~!お弁当はまだです!」
優哉「え…じゃあ?」
奈央「こーれ!」


といって奈央は優哉に紙を渡した。
 

奈央「私のアドレスですよ。そういえば連絡先知らないなって思って。っていう話今してたんですけど、ちゃんと聞いてました?」
優哉「…あぁあああああ!いや~!聞いてました!!!ハハハ!うん、聞いてましたよ!!!」
奈央「やっぱり今日何か優哉さんおかしいですよ?」
優哉「いやいや、そんな事ないっすよ!」
優哉はアドレスの書かれた紙を大事に閉まった

優哉は家に帰りお弁当を食べ、ポケットからアドレスの紙を…
優哉「あれ…?うそだ!ない!いや、ないわけない!だってポケットに入れたし…」
優哉は部屋の中を一生懸命探すが見つからない
優哉「マジかよ…ちょっと探さないと…」
優哉は外に出た


優哉「もしかしたら飲み物買う時にポケットからお金出して~。あん時かな、いや、あっちのポケットじゃないし。じゃあいつだろ、どこだろ、やばいよー」
優哉は歩いて来た道を細かく探すが、なかなか見つからず駅まで来てしまう
優哉「まあただの紙だしな~。飛ばされたかな。でもなあ、せっかくもらったん
だから今日のうちにメールしないと失礼だろ~。でも今からいちいち店戻って聞くのも失礼だし~…。探すしかないか。」


優哉は細かいところまで探した。
 

「ガサガサ」
 

優哉「ないな~」
 

「ガサガサ…」
 

・・・

 

そこへ
「何探してるんですか?手伝いましょうか?」
優哉「あ~いや、大したもんじゃないんで大丈夫です」
優哉はしゃがみこんで木の下などを見ていたので、相手の顔を見ていなかった
「ガサガサ」
優哉の後ろから聞こえてきた


優哉「いや、本当手伝わないで大丈夫ですよ!」
 

と言って振り向くと
優哉「あ…奈央さん」
奈央「また鍵でも探してたんですか?」
優哉「あ、いや、うん、まあ、そんなとこっす」
奈央「鍵ならついてますよ?」
優哉「そうっ…すねハハ…。あ~もう…」
優哉は髪をクシャクシャっとした

 

・・・
優哉「奈央さんごめんなさい!」
奈央「え?どうしたんですか?」
奈央は心配した顔で優哉をのぞきこんだ
優哉「アドレスの紙、なくしちゃって。」
奈央「え?…。もう~」
と言うと奈央はわらいだした


奈央「ハハハハ、本当優哉さん面白いですね、そんなのお店来て聞いてくれたらいいのに。その為にこんなとこまで探してたんですか?」
優哉「いや…まぁ。で、でもそんなに笑わなくても。」
奈央「いや、なんか本当優哉さんって優しいんだなって思って」
奈央は笑顔で優哉の顔を見ながら言うと、優哉はドキっとした
奈央「あ!」
奈央はおもいだしたかのように声をあげ、バッグを漁り始めた
優哉「何探してるんすか?」
奈央は優哉の話を聞いてない
奈央「あ、あったあった!」
奈央は紙を出し、紙に何かをペンで書いていた
奈央「はい、これアドレスです!」
奈央は紙を渡した
優哉「あ、すいません」
受けとると紙が普通の紙と違ったので裏を見てみた。裏を見ると映画の券だった
奈央「良かったら…一緒に行きません?」
優哉「え、あ…えええええ~!ほ、ほんとに俺でいいんすか!?」
奈央「ほら、バイト先のおばちゃんが、こういう映画見ないからってくれたんですよね、あ、都合悪かったですか?」
優哉「あ、いや、ぜひ!何が何でも行きます!あ、じゃあこの券のお金!」
奈央「いやいや、私もただでもらったものだしお金とかいいですよ!」
優哉「いや、何か悪いっすから!」
奈央「いや、本当いらないですよ!あ、じゃあ、こうしましょうよ!」
優哉は何も聞かず財布を出そうとしている
奈央「聞いて下さい!」


優哉はビクっとして止まる
優哉「はい!」

奈央「アドレスなくしちゃったんですよね?じゃあ、その券受け取ってくれたら許してあげますよ」
優哉「え~!そんなのおかしいっすよ!」
奈央「じゃあ許さないでいいんですか?」 
優哉「いや、そういうわけじゃ…」
奈央「じゃあ決まりですね!」
こうして優哉と奈央は映画の約束をした

 

過去に書いた恋愛小説PART3[優哉と奈央編]

そして優哉は次の日もお弁当を買いに行った。
奈央「いらっしゃいませー」
奈央は一瞬優哉に気付く素振りを見せたが、話かけてこなかった。
優哉「あ、こんばんわ」
奈央「こんばんわ、ごちゅうもんは?」
優哉「じゃあ奈央さんのおすすめで!」
奈央「ちゃんと優哉さんが選んでくれないと困りますよ、それで何にします?」
いつもなら盛り上がるような会話が全然盛り上がらず淡々と進んでしまう


優哉「あ、じゃあハンバーグ弁当で…」
奈央「はい、わかりました。じゃあ、私作るんで、いきますね」
優哉「え?あ、はい。」
そう言って奈央は裏へ行ってしまった。


そうすると、カウンターは他の人が来た。お弁当が出来上がってお会計は他の人で済ませた。
優哉「はぁ…。忙しいのかなぁ…。」
それから優哉は何も気にせずお弁当屋に通うものの、奈央の態度はどんどん冷たくなっていった
最初は挨拶を交わして淡々と仕事をする位だったが、どんどんカウンターにもあまりいなくなってしまった


優哉は何度か奈央に最近どうしたのかを聞くが、奈央は笑顔で何もないと答える
優哉「本当どうしたんだろうなぁ…。何かしちゃったのかな…」


次の日、優哉はいつもの時間にお弁当屋の前を通るが…。
優哉「今日は…いっか…。」
行く度に寂しい思いをする事にも疲れて、何だかきまずい気持ちにもなるので、優哉はお弁当屋に行かなかった。


それから、少しずつ、どんどん優哉もお弁当屋に行く頻度は少なくなっていった。


 

ある日、バイト先での事、いつものように関口先輩が絡んできた。
関口先輩「久しぶりだな!お互いシフト削られたからあんま逢わなくなったもんな。掛け持ちでバイトしてんだって?」
優哉「そうっすね、まだ慣れてなくて大変なんですけどね」
関口先輩「俺もさー、友達んとこで掛け持ちさせてもらえたけどさ、やっぱどこもシフトあんま入れないよなー」
優哉「あれ?ウチんとこは大丈夫でしたよ」
関口先輩「何何だおまえは、ついてるよなー本当。そういえばお弁当屋のお姉ちゃんとはどうなったん?」
優哉「あ~…何かよくわかんないっすけど、終わったんじゃないっすかね~」
関口先輩「マジで!!!?ハハハハハ!終わったって何で!?」
優哉「いや…勘違いかもしれないっすけど冷たくされちゃって。俺も何かそんなんじゃつまんないから、もういいやって思って。」
関口先輩「何だそれ、おまえ何かだらしないなー。おまえが幸せになるのは嫌だけど、それはどうかと思うぞー?」
優哉「いや、でも本当に目に見えて冷たくなったんすよー?」
関口先輩「本人に聞いたのか?」
優哉「聞いても何もないってしか言わないですよ」
関口先輩「んなもんそう言うに決まってんだろ!とことんつめろ!!!基本的に女ってのは素直じゃねーんだよ、しつこーく聞くんだよ。」
優哉「いや、お店で仕事中だったから、そんなしつこく聞けないっすよ」
関口先輩「は~…。仕事中に聞いて素直に言うやついるか!何か本当に考えてるんだったら仕事中にそんな重い話できねーだろ!」
優哉「あぁ…確かに…。でもそんな、奈央さんと二人になる時間何てないですし…。」
関口先輩「仕事終わるの待つんだよ」
優哉「それってストーカーじゃないっすか」
関口先輩「いいか、よく聞け。好きな子がいて、毎日その子の職場にいく。これはなぁ、相手が相手だったら立派なストーカー行為って言うんだぞ、つまりおまえはもうストーカーみたいなもんだ」
優哉「それひどくないっすか~!」
関口先輩「だがしかし!」
優哉「はい」
関口先輩「何故今おまえがまだ捕まらずして、外での生活が出来ているか!!!」
優哉「何何すか~?」
関口先輩「それはなぁ…。その子がおまえに少しでも気があるからだ!!!」
優哉「そうなんすかね~」
関口先輩「普通の女の子だったらなぁ、あの人毎日来てる~きもーい!こっち見てニヤニヤしてる~きもーい!警察警察!ってなるんだよ!」
優哉「そんなっすか」
関口先輩「まぁそういう事だから、まずちゃんと会って聞いてみろって。…て何で俺おまえに助言しちゃってんだよ!」
優哉「いや…先輩が勝手に…。」

そして優哉は先輩の言う通り終わるのを待ってみた


優哉「マジこれ完璧ストーカーだよな、やっぱやめようかな、うん。こんなんしたってなあ」
と帰ろうとすると


奈央「お疲れ様でーす」
奈央がちょうど出てきた


優哉「や、やばい、見つかる」
優哉はなぜかとっさに隠れようとしたが
奈央「…優哉さん?何してるんですか?」
優哉「あ、いや~あの、いやホラ、家の鍵落としちゃって」
奈央「大丈夫ですか!?一緒に探します?」
優哉は探す素振りをして
優哉「あ、いや、見つかったんで大丈夫っす!今帰りですか?」
奈央「ついさっき終わって帰るとこですよ」
優哉「良かったら俺も帰るとこなんで途中まで、どうっすか?」
奈央「あ~優哉さんが私といて大丈夫なら」
優哉「何言ってんすか、ダメなわけないじゃないですか!じゃあ」


二人は歩き出した
二人共気まずく、話を切り出せずいた。そこで奈央から話をしだした
奈央「…優哉さん、さっき本当は何してたんですか?」
優哉「さっき?」
奈央「鍵探してた時ですよ」
優哉「いや、何してたって鍵探して~」
奈央「ウーソ。だって私見つけた時から腰に鍵ついてますもん」
優哉は腰にキーチェーンをつけていた 
優哉「あ、いや、あの、これは~」
優哉はため息を一つついて話した
優哉「いや、すいません。俺奈央さんと話したい事あって待ってたんすよね」
奈央「そうだったんですか~」
優哉「…ひきました?」
奈央「あ、いや、ううん!私も話したい事あったんです」
優哉「え?何すか?」
奈央「何かあの、私、優哉さんにそっけない態度とっちゃってごめんなさい。そのせいで最近…お店来てくれなくなっちゃったんですよね?」
優哉「いや、嫌われちゃったかなって思って。実は俺もその理由聞きたかったんですよ」
奈央は物凄くあわてて喋った
奈央「ほら、だって優哉さん彼女いるからあんまり仲良くなったらいけないのかなって。だからついツンツンしちゃって…。てこれじゃあ何か優哉さんの事好きみたいですね!えっと全然なんかそういうんじゃなくて、あ、だからって嫌いとかじゃなくて、あ~私何言ってんだろう」
奈央は顔を真っ赤にしていた


優哉「あの~俺彼女いるなんて言いました?」
奈央「え?いや、今更隠さないで下さい、わかってるんで!」
優哉「いや、いないっすよ?」
奈央「だって前お金ない時手作りのお弁当食べてるって…」
優哉「あ~!ハハハ!あれ、違いますよ、自分で弁当作ってるって事っすよ!」
奈央「え?」
優哉「彼女いたら元から毎日お弁当買ってないっすよ!」
奈央「え…」
奈央は顔を更に赤くした
奈央「何かじゃあ私勘違いして…。ごめんなさい!本当ごめんなさい!私超バカですね!何変な勘違いしてんだろう。」
優哉「いや、でもきっと奈央さんがそういう風に思っちゃったって事はたぶん俺の言い方も悪かったんだと思うんですよね。何かごめんなさい」
奈央「いやいや、本当何で優哉さんが謝るんですか!私の早とちりなんで、そんな優哉さん謝る事ないですよ!」
優哉「じゃあ…お互い様って事にしておきます?」
奈央「…じゃあそうですね、お互い様って事で!」
二人は顔を見合わせて笑った。


奈央「あ、でも気になったんですけど、自分でお弁当とか作れる位料理出来るのに何で毎日ウチの店に来てたんですか?」
優哉「いや、自分で作れるって言ってももう、本当男の!みたいな感じですよ?何か無理につめこんだみたいな。それに~」
優哉は奈央をチラっと見て言うのをやめた。
奈央「それに何ですか?」
優哉「いや、何でもないっすよ」
奈央「そこまで言われたら気になるじゃないですか~」
優哉「奈央さんに会う為に通ってたんですよ!」
奈央「え…?」
・・・
優哉「って言ったらどうします??まさか、そんなわけないじゃないですか~」
奈央「も~、何言うのかと思ったじゃないですか!そういう冗談良くないですよ~!」
優哉「ハハ、ごめんなさい、いや、そんなもし本当に会いに毎日行ってたらストーカー入ってて気持ち悪くないですか??」
奈央「そうですか??私はそういうの好きですよ?まぁ…それをストーカーってえ思っちゃう人もいるのかもしれないですけど、私はそういうのされたらキュンってしちゃいますよ」
優哉「じゃあさっき言ったのキュンってしたって事ですか?」
奈央「も…もう!!!!何言うんですか!そういうのやめて下さいって!」
優哉「ハハ、あ、そういえば奈央さんの家どこら辺なんですか?結構もう歩きましたけど?」
奈央「あ…。実は…」
奈央は優哉の顔を見て笑った
奈央「歩いてるうちにもっと話してたいなって思って言わなかったんですけど、実はもう過ぎちゃってるんですよ」
優哉「えぇ!何で言ってくれなかったんですか?」
奈央「優哉さんともう少し話してみたいなって思ったんで。でもここから少し戻ればおうちなんで、ここで大丈夫ですよ」
優哉「いや、せっかくだから、送りますよ」
奈央は笑顔でウウンと顔をふった
奈央「大丈夫ですよ、楽しかったんで。じゃあ…また」
優哉「じゃあ…わかりました。気を付けて下さいね?」
奈央「はい、おやすみなさい」
優哉「おやすみなさい、じゃあまた」
そう言って手をふって奈央も優哉も家へと帰った。

それから奈央と優哉の距離は縮まっていった。