豆大福。
きみが旅立ってから
一月がたちまちした。

この1ヶ月は
二人でケンカをすることも
八つ当たりをすることも
ぎくしゃくすることも
話をしなくなることもなく
平和に過ぎていきました。

おまめが
私を救ってくれたこと
こっち側へ連れ戻してくれたことは
私たち二人にとって
とても大きな救いで

おまめに出会えたことで
この1ヶ月は本当に幸せに過ごせました。

いつも会いに行くのは
夜暗くなってからで、
最近は涼しくなってきてるから
少し心配です

おまめ
あなたに会いたいと
何度願ったか。

あなたを思って
何度泣いたことか。

そのたびに、
パパは元気付けてくれたよ。
たまに二人して泣いたよ。

本当に色々あった。

それでも
おまめ、1ヶ月ありがとう。
これからも
見守っていてね。
かよの拳くらいの大きさのきみ
めちゃくちゃ頑張りやさんだったきみ

たった6時間
きみにとっては長かった6時間

痛みと戦ったんだよね

鳴き声たくさん聴かせてくれてありがとう

出会えて本当によかった。

うじうじ悩んでたことが
ふっとぶ衝撃だったよ。
死んだフリは卑怯だ

沢山教えてくれてありがとう

耐えてくれてありがとう

おまめは
豆大福みたいな模様の男の子
しろい毛並みに
黒い鍵しっぽと
頭のてっぺんに大きめのマメ

できれば
ずっと一緒にいたかった

一緒に遊びたかった

それでも
精一杯教えてくれたことは
絶対に忘れない

おまめみたいに
がんばる。
負けない

お前みたいに
足掻いて
もがいて
戦ってやる

がんばるよ。

お前のパパも
めちゃくちゃかっこよかったんだぞ。

3人でドライブもしたんだぞ

絶対に忘れないよ

冬が来ても
春が来ても
この季節に豆大福を食べるよ

お前を思い出して
豆大福を食べるよ

ありがとう

下手くそでごめん。
沢山沢山ごめん。

だけど
もっと沢山ありがとうがある

それは
お前も覚えてて欲しい

お前が頑張ったこと見てた
わかってるから。

お前がちゃんと戦ったこと。
お前が強く生きていたこと。

だいすきだよ
だいすき

おやすみなさい。

2015.9.21 mon 豆大福永眠

ふぅ―――

素直に
だだこねればよかったのかな
それができればよかったな

比べたらいけないけど
過去と比べてしまう

違うこと
同じこと

違う人
同じ自分

サプライズで用意してた手紙
意味無くなっちゃったな

どこかに封印しておかなきゃ

ほんと
今年ついてない