アクション映画の夢を見たので、ブログを再会。
俺とブルース・ウィリスとミスターTとルパン三世は即席の強盗団。
4人は現金輸送車を襲撃。
見事成功した我々はドイツ車で逃走しようと乗り込む。
運転はミスターT。俺たちは慌てて乗り込むが、何故かミスターは丁寧にシートベルトを着用していた。
せかす俺たちをよそにミスターはほくそえみながらエンジンをかける。
より焦る俺たち。
突然ミスターはアクセル全開で急発進。
俺たちは驚いたが「よし!いいぞ!行け!」
俺たちははしゃいだ。被っていた覆面を脱ぎ、外へ投げ捨てた。
するとミスターは突然急ブレーキをかけた。
およそ100km/hのスピードからの急ブレーキのため、ミスター以外の俺たちはダッシュボードや前の座席に叩きつけられる。
ウィリスは助手席に座っていた。後部座席の方を向いて話をしていたため、側頭部からフロントガラスへ。肩からダッシュボードに突っ込みながらフロントガラスを突き破って上半身が反り返りながら投げ出された。
ルパンは前席に頭から突っ込んだ。
俺は右手を窓から出してタバコを吸っていたため、右肘をフレームに打ちつけて有り得ない方向に腕が曲がっていた。鼻はヘシ曲がり、前歯が折れた。
俺たちがうめき声しか上げられない中、ミスターは無傷でゆっくりとシートベルトを外し、車外へ。
軽く首を鳴らしながら、ミスターは俺たち3人を車から引きずり降ろす。
体を動かすことができず、3人は目でミスターを追う。
ミスターは現金2億円を独り占めにして、ゆっくりと逃げていった。
とある銀行の前。
ミスターTと強盗3人が襲撃。
ミスターは前回と同じ事を仕掛けるため、自ら運転を買って出ていた。
現金を手にし、銀行を出ようとするとミスター以外の3人が狙撃されてしまう。
今回の計画は警察に漏れていた。
慌てたミスターは柱の影に隠れて、どうするべきか頭をフル回転した。
そこに一台の見覚えのあるドイツ車が猛スピードで横付けされた。
「乗れ!」
その一言にミスターは何の疑いも無く乗り込んだ。
後部座席へ。
車は猛スピードで発進。
パトカーを振り切り、胸を撫で下ろすミスターT。
車はいつしか人気の無い一本道へ。
ミスターは運転手の後姿で俺だと気付き、走り続ける車内でシートベルトを探す。
すべてのシートベルトは切り取られていた。運転席以外は。
車のスピードメーターは120km/hを越えていた。
動転したミスターは俺の首を絞める。
俺は苦しみに耐えながらミスターTに囁く。
「あの時は世話になったな」
思い切りブレーキは踏み込まれた。
終わり。
