2019-6-30

杉並の成田図書館と阿佐ヶ谷図書館で

紙芝居のイベントでした。

 

こちらは、毎年ご依頼いただいてますので、

リピーターさんも多いイベントです。

 

今年も、たくさんのお友達がきてくださって

お部屋がぎゅうぎゅうで、うれしいかぎりでした。

紙芝居最中の子供達が、目線を紙芝居から話さないで

少しづつ前にでてくるのは嬉しいですね。

 

 

今回、とても感動するエピソードが二つありました。

図書館で開催なので、みんな絵本なども借りたりしています。

早めにきたお父さんと娘さんが、

紙芝居を待っていました。

待ってる間お父さんが絵本を返してくるといって

「ちょっといってくるね、待っててね」って伝えてでかけ、

娘さんはうなづいて座って待っていました。

(幼児さんではないので、大丈夫そうな年齢ですし受け答えでした)

ほんの数分、そのあいだにお客様も次々はいってきて、

賑やかになってきました。

その子が、きょろきょろしだしたかと思うと、

急に立ち上がってわたしのところに走って来て抱きついて

耳打ちしました。

「お父さんが帰らないの」

その言葉を言った瞬間「うわ〜」っと涙を流して

しがみついて泣きました。

わたしはぎゅっと抱きしめながら

「大丈夫大丈夫、本返してるからもうすぐ戻るよ」って

背中をぽんぽんしました。

すぐにお父さんが帰って来てほっとして走って行きました。

その嬉しそうな顔は忘れられません。

5分もあったかないかの時間のできごとでした。

人が増えたので、心細くなったのだろうなと思ったけど、

そのお父さんへの愛と、そういう愛を育んでるお父さんに

涙があふれそうになりました。

そして、紙芝居がはじまるころには、お父さんとは離れて

前の方でしっかり見てくれました。

(ちゃんと信頼関係があるってことですね、すてきな親子さんです)

 

そして、心細さの中、

わたしに身を預けて頼ってくれたのが嬉しかったです。

紙芝居をしていると、安心してみてくれるかどうかは、

重要だと感じています。

わたしの存在が安心できるものであるようにいたいです。

 

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そして、もう一つ。

 

紙芝居が終わってから、

お母さんにしがみついてるお子様がいました。

何か具合が悪くなったのかな?と思い心配で、

「大丈夫ですか?」と声かけしたらお母様が

「いえ、感動して涙が止まらないみたいです」

って伝えてくれました。

 

その言葉にわたしのほうが、が〜〜ん!!と感動しました。

うちの紙芝居、赤ちゃんから大人まで

見られるように作ることを意識しています。

なので、大人が泣けたと言ってくださることは多いのですが、

お子様でここまで感動して涙を流してくれることは

嬉しくて泣けそうになりました。

なんて感受性の強い子なんでしょう。

少し収まって、ギターなど弾く体験などして

帰る時ばいばいしたら・・・

「また涙でてきた」って呟いて帰っていきました。

 

この出来事だけで、わたしは本当に涙がでるとともに、

こんなふうに、感受性の強い子供たちに

物語を届けていること、

しっかり心にとめておこうと思いました。

 

これからも、

劇団どろんこ座の物語を届けていきます!

 

想像と創造で世界をつなげていきます!

 

 


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