業務で、PLMシステムについて学ぶ機会がありまし。
管理会計とは異なった製品ベースの損益可視化について、北山一真さんの本が参考になりました。
以下、雑感![]()
- 損益計算書は経営陣のアテンションも高くわかりやすい指標のため注目度が高い一方で製品別損益はわかりにくい指標のため、システム開発なども予算余剰の時の投資のみなど、後回しにされがち。ただ、実際に製品コストは設計時に8割決まると言われており、製品収支を理解することが重要。設備などの固定費は共通利用による機械的な按分要素も含まれるため正確には算出できず、スピード感を持ってざっくり把握することが経営層の上流から下流まで共通認識を持ちながら意思決定することで利益の貢献につながる。
- この製品収支や設計時の最適化や効率化を図っているのがPLMシステムであり、複数メーカーから出ている。
- 長年この業界に携わっている北山さんはPLMシステムの優位性は語っているが、事象について断言を避け繰り返し内容を唱えている傾向もある印象。このシステム重要である一方、製造業が取り組む難易度が極めて高い課題であると認識した。